【感想】お世話になっております。陰陽課です

峰守ひろかず / メディアワークス文庫
(16件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
3
4
6
1
0
  • これおもしろいですよー

    舞台は京都、「異人」さんと呼ばれる狸や狐、はたまた天狗やその他諸々のあやかし達が普通の人達と暮らすまち。

    になるわけがないので通称「穏陽課」と呼ばれる京都市役所別館、正式名称「いきいき生活安全課」に持ち込まれる問題や相談。それらを解決する新卒で配属されたばかりの委員長タイプの新人「祈理」と人としても型破りなちょい悪公認陰陽師「春明」この二人がコンビを組むので問題が起きないはずがなく、それとなく二人をフォローする芯がある穏やかな課長「枕木」の三人と異人さんの物語

    持ち込まれる奇妙な問題、相談をあちこちぶつかりながら解決するため、成長し絆を築いていく。奮闘する、でこぼこコンビの祈理と春明に流れる「京都を、人も異人も守る」というまっすぐな願いが物語に爽やかな読後感につながるのかと思います。
    早く次巻を読みたいです。
    続きを読む

    投稿日:2017.06.23

  • 京都に行きたくなりました

    とてもおもしろい(興味深い)本でした。続編も愛読します。ただし、この本を読むと、京都の街や人を見る眼が変ってきそうです。京都に行ったら、元土御門町の寮に行って百鬼夜行を見学したいと思います。

    投稿日:2018.08.10

ブクログレビュー

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  • goya626

    goya626

    京都市役所に就職した火乃宮祈理が配置されたのは、市役所別館のいきいき生活安全課、別名陰陽課。主任はストライプ柄のスーツに赤シャツのガラの悪い陰陽師の五行春明。1200年の歴史のあることでは、鬼や天狗、狐などのあやかしたち(異人さん)が生活しているのは当たり前で、陰陽課はその調整を担っていたのだ。メモ魔で規則がちがちの頭の固い祈理は、最初結構鬱陶しい感じで、何だかなあという感じだが、事件を経るうちにそれに慣れてくるし、最後の事件ではそれを逆手にとっての思い切った手に出るのが面白い。平安時代では、陰陽師たちは宮廷の中で結構重要な位置を占めていたが、その成れの果てと考えればいいのかな。でも、職員は3人だけだしね。春明の正体があれだったとは、ちょっと意表を突かれた。続きを読む

    投稿日:2022.06.12

  • ゆふぃ

    ゆふぃ

    似たような設定でも、それぞれに面白いお話になるものだなぁ。このお話も楽しく読めた。続きも読もう。主人公の生真面目さに最初はイライラしたけど、それも含めて結末に満足

    投稿日:2021.05.24

  • もっこ

    もっこ

    二度目ましての作家さん。読み友さんに頂いた本です。
    舞台は京都。妖達が異人さんとして、市民権を得ている。
    そのトラブルを解決するのが陰陽課のお仕事。

    主人公は、新人公務員でマニュアル人間で融通が利かない。
    何かというと、規則を持ち出して理詰めで納得しようとする。
    先輩は陰陽課公認陰陽師の五行春明で性格がよろしくない。
    水と油の二人が文句を言い合いながら仕事します。
    至らないところは、課長さんが諭してくれる。
    そして事件が起こるが、犯人の尻尾がつかめない。
    何がどうしてどうなったぁ~ってお話ですが
    似たような話はあるけれど、この世界観は嫌いじゃないです。
    続きを読む

    投稿日:2019.12.11

  • 永杜

    永杜

    念願の公務員になれけれど、配属されたのは
    陰陽課という、特殊な部署。

    祓う方なのかと思ったら、警察のような部署でした。
    異人と呼ばれる妖怪達が、普通の人達にばれないよう
    怪異が起こったらそれを解決したりする部署。
    どちらかというと、お巡りさんな分類でしょうか?

    そこに配属された、暗記が得意な主人公は
    せっせと色々覚えていってます。
    という印象があったがための、最終的なあのやり取り。
    騙された! というのもありますが、説明によって
    なるほど、という納得も。
    こういう理論勝負は、こういうのに向いているかも?

    何せ先輩たる彼が、ものすごく説明省くわ
    面倒くさがりだわ…。
    徐々にどうしてなのか、は分かっていきますが。
    しかし一番怖いのは課長かと。
    逆らってはいけないような感じがひしひしと…w
    今回の事によって、主人公は権力を手に入れた! な
    気もします。
    そのうち使うのでしょうか??
    続きを読む

    投稿日:2018.12.12

  • ちこ(´・ω・)

    ちこ(´・ω・)

    「新入職員、初出勤日に戻橋で妖怪に襲われしこと」
    所属するはずの課がある建物を探していた時。
    見えない何かに恐怖だけ感じるというのは、とてつもなく怖い体験だろうな。
    ましてや、その正体を知らないとなると恐怖が増すだろうな。

    「新人、狐に化かされしこと」
    食事中に起こった不思議な出来事。
    何事も無く突然世界が変わったら誰だって驚くだろうな。
    あんな長い呪文をあの短時間でよくメモして、冷静に呪術を行うことが出来たな。

    「怪しき女、洛中を騒がせしこと」
    街中で噂になっている異人の正体は。
    いくら相手の事が心配だったとしても、もう少し探す方法は無かったのだろうか。
    彼女自体が無害な事を知って知らせない彼も意地が悪いな。

    「公認陰陽師、呪詛を除きしこと」
    課長を脅し呪った方法は。
    いくら心配をかけたくないといえ、こんな状態になるまで放置しては駄目だろう。
    呪詛をかけた者は自分の気配を悟らせない隠し方をする等、頭の良い相手だな…。

    「新入職員、式神を得しこと」
    課長を脅し課を潰した犯人は。
    この場合誰が得するのか、普通に考えただけでは分からないだろうな。
    書類の偽造だけで無く、規則まで偽造してバレずに貫き通した彼女はある意味一番とてつもないかもしれないな。
    続きを読む

    投稿日:2018.02.03

  • yomituku

    yomituku

    公務員と妖怪をたしあわせた話。

    五行先輩の正体、けっこう意外だったし、ヤンキーの割にかわいいというか、弱い部分もあって好きになれた。

    そういったキャラが好きな人は楽しめそう。

    投稿日:2016.10.09

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