【感想】坂の上の雲(六)

司馬遼太郎 / 文春文庫
(133件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
30
60
32
3
0
  • 「ロシアはなぜ負けたのか?」失敗から学ぶ歴史小説

    日露戦争の終盤に差し掛かり見えてくるのは、
    ロシア帝政の問題点です。

    「専制国家はほろびる」
    (by セオドアルーズベルト)(o.82)

    日本軍の勝ちを掴む努力を本を通して学ぶ事の他に、
    ロシアの敗戦の原因をこの本を通して学ぶ事も意義深いと思います。

    「失敗から学ぶ」

    この事を念頭に読み進めると、
    とても参考となると思います。

    自分の会社組織は大丈夫でしょうか?
    ロシア帝政化してないだろうか?

    そんな事も考えながら読んでも言いかもしれません。

    是非お勧めです。
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    投稿日:2017.05.31

ブクログレビュー

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  • kaido

    kaido

    すごい読み応え。ヨーロッパでの諜報および革命煽動活動、バルチック艦隊のドタバタな重労働、バルチック艦隊を迎え打つための周到な訓練、奉天会戦に臨むそれぞれの立場の決意や駆け引き。
    世界が注目しているということがひしひしと感じられる。
    不謹慎だけどこれくらいの士気での仕事がしてみたい。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.06

  • ayaka

    ayaka

    ロシア帝政の瓦解のはじまり。
    日露戦争時、遼東半島や南満州の戦場だけでなく、ヨーロッパでも勝利のために活動する日本人がいたのですね(このくだり、ちょっと長かった...)

    投稿日:2024.02.25

  • koba-book2011

    koba-book2011

    ▼旅順を、あっという間に落としてしまう児玉さん。ここンところの描き方は天晴。ヤクザ映画の終盤のような、カタルシス。▼当然、戦闘ではなくそこに至る人間模様が滋味深い。確実に「坂の上の雲」で司馬さんが書きたかったことベストテンに入るくだりであろう。▼それにしても、たかが紙に文字がいっぱいあるだけなのに、そこに未知の山河で右往左往する幾万の軍勢が、その足元の凍てつく寒さまで感じられる。割と突き放した「半ルポルタージュ風」なのに。取材の情熱と、話題の並べ方。それに加えて、「感情的にならぬよう」と自分に叫びながら溢れ出ちゃう書き手の思い入れ。▼そうか、敢えて言えば「戦争と平和」トルストイ。アレも読み終えた途端に再読を夕日に誓ったものスゴイ小説だった。続きを読む

    投稿日:2023.11.26

  • えみほ

    えみほ

    上層部が固定観念に凝り固まっている場合、その下の人間(改革、改変を上申する人)は苦労したり不幸になったりすると思う。今ならば転職するなど出来るけれど、戦時下ではそれも難しく運命を受け入れなければいけなかったのかもしれない。

    正岡子規が亡くなってからは戦艦や戦術、人物像や弾薬の説明が多くて読み進めるのが中々難しい。
    それでもこの「坂の上の雲」はいつか読まなくてはならないと思っていたので、今月中に読了したい。

    別の日に書いた感想
    明石元二郎の登場する「大諜報」の項は面白くてあっという間に読んでしまった。
    また、バルチック艦隊の項も詳細が書かれていて面白かった。

    気になった人物
    黒木為楨 津野田是重
    続きを読む

    投稿日:2023.11.12

  • もと

    もと

    ハワイ旅行における旅のお供として読んだ本。

    いよいよ、日露戦争における終盤戦、奉天会戦へ。
    そこにはただ純粋に戦力のみで勝つという話だけで無く、政治や戦術など、様々なものが絡み合って終盤へと紡いでいく。
    一つ一つの話をもっても人の模様や歴史背景が丁寧に、そして臨場感もって描かれており、スッと引き込まれていく。
    続きを読む

    投稿日:2023.10.13

  • 星野 邦夫

    星野 邦夫

    話が横道に逸れだし、物語に冗長さが出てきたが日露戦争が佳境に入ってきた。ウクライナ侵攻中の現代に読んでいるせいかどうしてもロシアを偏見じみた目線で見てしまうが、自分の感覚を大切に次巻に進みたい。

    投稿日:2023.09.24

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