坂の上の雲(六)

司馬遼太郎 / 文春文庫
(116件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
26
52
26
3
0
  • 「ロシアはなぜ負けたのか?」失敗から学ぶ歴史小説

    日露戦争の終盤に差し掛かり見えてくるのは、
    ロシア帝政の問題点です。

    「専制国家はほろびる」
    (by セオドアルーズベルト)(o.82)

    日本軍の勝ちを掴む努力を本を通して学ぶ事の他に、
    ロシアの敗戦の原因をこの本を通して学ぶ事も意義深いと思います。

    「失敗から学ぶ」

    この事を念頭に読み進めると、
    とても参考となると思います。

    自分の会社組織は大丈夫でしょうか?
    ロシア帝政化してないだろうか?

    そんな事も考えながら読んでも言いかもしれません。

    是非お勧めです。
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    投稿日:2017.05.31

ブクログレビュー

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  • Treasoner

    Treasoner

    ここまで深く掘り下げられると、1つの出来事としての戦争だけに留まらず、歴史の背景から実際に起きたことまで、非常に多くのことを学び取れる。内容的にも非常に面白く、一気に読み終えてしまった

    投稿日:2019.02.10

  • めずあん

    めずあん

    私事ですが、今、まさに、

    「今日は許可するかとおもえば明日には禁ずるという。ああいう当てにならない性格」(本文引用)

    の上司に迷惑してまして、

    「帝政ロシアの官僚の腐敗と専制に対する人民の怨嗟の声」

    という一文が今、自分がおかれている状況と重なって仕方ないと感じました。
    自分と、だけじゃなく、自分が住んでいるこの国にも。

    ですが、強国ロシアの皇帝でさえ、周辺諸国や民衆からの憎しみという業が全て己に返ったわけですので、未来永劫に渡って権力を保てる者はそういないよなあ……という、歴史小説を自分の日常に置き換える、ちょっといつもと違う読み方をしました。

    その他にも、

    「一度も幕僚会議を開いたことがない」
    「幕僚たちは専制者の機嫌をおそれて意見具申しない」
    (本文引用)

    などなど、会長、社長、部長、いずれにせよ組織の長をするものは、ぜひ一読をオススメする、「上に立つ者の反面教師」がこれでもかと描かれている6巻。
    続きを読む

    投稿日:2018.12.29

  • tamon1254034

    tamon1254034

    このレビューはネタバレを含みます

    またもや日本帝国陸軍のピンチ。

    常に物資が不足しいつ負けてもおかしくない状況の中、秋山支隊は驚異の粘りで偶然勝ちをえた。

    敵将の気まぐれでなんとか勝ちをえた好古。

    4巻以降、秋山兄弟の登場シーンがへり、各章毎に登場人物が変わる短編ストーリーのようになってきた。諜報員、ロシア提督、乃木軍、日本海軍、様々な視点から戦況を見つめいざ最終決戦の奉天へ。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2018.12.11

  • ともくん

    ともくん

    日本、ロシア両国にとって、戦略の甘さが残る巻。
    この巻は、戦争そのものより、外交に焦点が当てられていた。
    戦争と外交は、きっても切り離せないものだと気付かされた。
    そして、日露戦争とは軍人や政治家だけではなく、日本国民にとって負けられない戦争だったと強く印象付られた。続きを読む

    投稿日:2018.11.17

  • うどん

    うどん

    本巻では陸の黒溝台会戦、海のバルチック艦隊の冒険、そして革命直前のロシアが描かれる。

    日露戦争の勝敗を決めたのはロシア国家が国として機能しなかったことに尽きる。皇帝や将軍らが守っていたのは国ではなく、自身の地位と身分。そのためには味方を落とし入れることも辞さないし、情報を独り占めしようとする。

    対照的に、日本の弱点は情報を重視しないこと。秋山好古率いる騎兵部隊や情報やロシア外交員から送られる敵国情報を軽視。さらには騎兵部隊を最も適さない陣地防御に使うなど、戦争の常識も無視。

    自身に関わる情報だけを必死に収集する官僚組織と情報を絶ち経験と感覚に頼る筋肉組織の対決が展開される。そんな争いとは違う世界でバルチック艦隊はフラフラと漂いながら、我が道を行く。この対比こそ、この小説のおもしろさ。
    続きを読む

    投稿日:2018.09.07

  • カモノハシ

    カモノハシ

    このレビューはネタバレを含みます

    黒溝台の戦における日本軍総司令部の愚劣さが
    (多少誇張はあると思いますが)描かれており
    どうなるのか冷や冷やする出だしでしたが
    露軍も日本以上の愚劣さを発揮してくれて
    何とかなったという印象が強かったです。

    他には明石元二郎のロシア国内の革命勢力への刺激という
    大諜報が描かれており、その暗躍振りに心底驚嘆しました。

    それ以外の部分では海軍では日本海会戦への準備
    陸軍では奉天会戦に向けた準備が描かれており
    話はあまり進んでいないような気がするのですが
    クライマックスに向けて盛り上げていく巻なのかなと思います。
    日露戦争では日本が勝ったということは分かっているのにも
    関わらず全く気の抜けない展開で続きも楽しみです。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2018.01.30

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