ぼくたち日本の味方です

内田樹, 高橋源一郎 / 文春文庫
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • gon78

    gon78

    民主党政権時代、震災前後の内容だが、2人の口から語られるのは右とか左の問題ではなく、旧態依然としたシステムの問題だということ。
    今の世界を見ると右か左かの問題ではないことは良く判る。
    本論とは別に印象に残った部分を…

    ・今は鳥葬でも人間の内臓は食べてくれない。
    ・脳が記号を食ってる。
    ・非社会性の大切さ。
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    投稿日:2020.10.12

  • キじばと。

    キじばと。

    『沈む日本を愛せますか?』(文春文庫)の続編で、東日本大震災を挟む2010年9月から2012年3月までの日本の政治状況について、内田樹と高橋源一郎が論じあっています。

    内田の身体性に根ざした他者論にもとづいて、民主党政権を担った政治家たちのことばの軽さとそれを許しつづけてきた日本の政治的風土が小気味よく批判されています。一方、橋下徹については、その背景に彼の身体性と骨がらみになっているルサンチマンが存在することを指摘し、とくに高橋は興味をそそられているようですが、橋下の推し進めようとしている政治のありかたに対しては厳しい批判をおこなっています。こちらは、内田の著作である『呪いの時代』(新潮文庫)のテーマにかかわってくるようにも感じられます。

    ただ個人的には、身体への回帰という内田の主張には危うさを感じており、おもしろく読めただけに困ってしまうところも多々ありました。「ぼくたち日本の味方です」というタイトルは、ネットの論壇などを中心に「反日」と罵倒されることの多い内田と高橋のアイロニカルなスタンスを示していると受け取られるのかもしれませんが、もちろん二人は本気でもあるのでしょう。こうした絶妙のバランス感覚が身体的な知によって維持されているところに、内田のたぐいまれな知性が示されているわけですが、どうにも危なっかしいと感じてしまいます。
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    投稿日:2019.06.18

  • ちょこ兵士

    ちょこ兵士

    白か黒か。
    そういう発想では複雑に絡み合う問題を解決できない。
    だって白って言えば黒っぽい側の人たちは困るだろうし、
    逆に黒って言えば白っぽい側の人たちは怒るだろう。

    じゃあどうするか。

    グレーゾーンをつくってそこで手を打つしかないだろう。
    でもそれは全てをうやむやにしてしまうということではなくて、どんな白と黒を混ぜてどんな灰色を作れるかという試行錯誤の取り組みで、そうやって色んな白と黒を混ぜ合わせ続けることが大事なんだ。

    二人(三人?)のおじさんはそんな風に言ってるように聞こえました。
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    投稿日:2016.02.13

  • ホースケ

    ホースケ

     おじさん二人の対談集。東日本大震災が起きる前と、起きたあと。日本は何が変わって何が変わらないのか。

     この中で、原発に30年反対し続ける瀬戸内海の小島、祝島の話がよかった。

     毎日デモやっているといっても、ほとんど世間話しながら島の決まった場所を歩きつつ、たまに思い出したかのように「原発反対」と声を上げる。

     それに、飯を作ってたからとか、飯作りにとかで途中参加したり離脱したりして、それを30年間続けている。

     高齢化率が高止まりして限界集落になり、やがて人がいなくなるのが確実になっているのに、老人たちはやめない。

     そういう地域の繋がりというもの、今は日本のどこにあるだろう。

     人を集めて吸い尽くし、人だけがどんどん増えていく東京のどこに価値があるのか。
     

     人生いろいろと言っていた首相がいたじゃない。それって意外と本当でさ。

     価値なんて割り切れないよなぁ。
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    投稿日:2015.12.23

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