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トルストイ, 望月哲男 / 光文社古典新訳文庫 (29件のレビュー)
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総合評価:
食いしん坊花子
0
アンナ・カレーニナってこんなお話だったんですね!
世界文学を代表する、メロドラマ! ヒロインが冒頭なかなか、出てこない! その程度の知識で、よしよし、世界文学にドーンとチャレンジ! そんな「挑戦」気分でとりかかったら、 全く違いました……。お勉強気…分などふっとぶほど、面白いです。 そして、文章が流暢でとても読みやすいです。 新訳だからだと思いますが、昔の外国文学へのイメージを塗り替えるような 読みやすさとわかりやすさです。 アンナのお兄さんの人間臭さも(笑ってしまいますが)、 アンナのお兄さんの奥さん(つまり義姉)のちょっとプンスカしたところも、 生活感があり、生き生きとした描写がとても面白いです。 そして、ヴロンスキーがアンナに仕掛ける恋の罠。 アンナの反応も、なんていうのでしょうか、、 今後の展開がとても楽しみです! そしてアンナの息子を思う気持ちの強さも。 「こういう感情量の大きい、情の深いタイプの女の人は大変」なんですよね。。続きを読む
投稿日:2017.03.09
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きく
初トルストイ。 アンナの不倫シーンは昼ドラのようで、ついつい読んでしまう。体裁を気にするばかりで自分のことを見てくれない夫と、若々しい愛情を素直にぶつけてくる青年。この青年は思わせイケメンなのでつまり…女の敵。夫もまぁまぁなクズなので、アンナかわいそう。 「小説」として読もうとするとリョーヴィンの田舎シーンは死ぬほどつまらないが、舞台が近代化の機運高まるアレクサンドル2世代(農奴解放etc.)であることを考えると、「歴史書」をも包含したものとしてスラスラ面白く読める。 巻末に当時の結婚観などが読書ガイドとして付されているのが嬉しい一冊。 個人的な推しは、どこか影のある優しい女性ワーレニカ。続きを読む
投稿日:2020.03.09
oui
古典っておろそかにできないと実感。 要約すれば単なる不倫小説となってしまうけれど、そんなことはない。人間心理のカタログをめくる楽しみもあり、また、春の到来の自然描写の美しさ、息を飲む競馬の場面。。 … まるで映画のようと言いたいのだけれど、でも、読みながら、人間の想像力が思い描く映像には、映画が持つのとはまったく違った、独特の強度がある。 そうした脳にしかない能力を、ぞんぶんに刺激してくれる作品。 積ん読になっている現代小説を急いで読まなければならないのだけれど、本作を読むのをやめられない。続きを読む
投稿日:2019.10.22
鴨田
流石のトルストイ先生代表作。「戦争と平和」の次に読んでいるが、テーマは違っても、心理描写の超絶さは変わりません。
投稿日:2018.07.18
tty884
20ページに一度くらいハッとさせられるような心理描写が出てくる。必要十分な描写という感じで、無駄が全然ないのである。 アンナとリョーヴィンという二人の主人公がいるが、キャラクターとしてはリョーヴィンの…ほうが個人的に好きになれた。一番好きなシーンはリョーヴィンとキティが黒板上でお互いの気持ちを打ち明け合うところ。こんな恋をしてみたい。続きを読む
投稿日:2017.06.04
atsuwo3
ロシア文学特有の感じがあり、最初はとっつきにくいのだがすぐに慣れてこの世界に入り込んでしまうのは流石。 この作品が100年以上前だとはとても思えないような普遍的なテーマなんだと思い知った。 人間そんな…に変わらないよね。って思ってしまう。 早く続きが読みたい。続きを読む
投稿日:2017.05.23
olive9228
19世紀後半のロシア貴族社会における恋愛物語。 複数の主人公が登場し、各々が様々な恋愛模様を生きる。 単に恋愛にのみとどまらず、当時のロシアの社交界、貴族秩序、家庭、政治、経済など、多様なテーマが…描かれる。 100年以上前の、異国ロシアにおける物語とはいえ、各登場人物の心の動きなどは、非常にリアリティのあるものとしてこちらに迫ってくるようである。 訳文はとても読みやすく、次巻以降も楽しみでならない。続きを読む
投稿日:2016.09.26
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