【感想】小児科専門医が教える食事と生活習慣 [新版]子どもの身長を伸ばすためにできること

額田成 / PHP研究所
(3件のレビュー)

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  • avec toto

    avec toto

    自分自身が背が低いので、息子の背があとどれぐらい伸びるか心配で、手に取った。

    適度な運動、適度な睡眠、バランスの良い栄養(タンパク質多め)など、当然書かれている事は常に言われていることであるが、3点、新たに知ったことがあった。

    1点目。息子はシーズンになったら駅伝をするのだが、消耗の激しい運動(長距離走など)が身長増加に悪い運動と挙げられていたのでショックだった。重量上げや過度の運動(しごきはダメ)も悪いらしい。
    経験上、思春期の時期から筋トレをしている人が身長があまり高くならないのを見ていたので、筋肉を重点的につけるのが、身長に関してはあまり良くないのかなと感じていたものの、長距離走までもダメとは…

    2点目。我が家は魚を食べることが割と多いのだが、好んで食べていた魚が、どれもタンパク質、少なめ、脂質多めというリストに挙がっていて、ショックだった。サワラ、さんま、鯖など。ほとんど食べないタラ、マグロ、カツオなどが、高タンパク低脂肪らしい。

    3点目。思春期"前"までの伸びが、最終身長を決めるということ。日本人は思春期を迎える時期が欧米人に比べ早いので、(なぜだか書いていなくて、理由が知りたい)大切な思春期前までの伸びる期間が短いらしい。同じ理由で、早熟な子は早く思春期に入ってしまい、身長が伸び悩むこともあるらしい。ちなみに、肥満すると、成長ホルモンの分泌は低下し、身長の観点から言っても、肥満は問題らしい。
    思春期は皆ある程度身長が大きく伸びるが、その前までの伸びが、結局大人になったときの差らしい。早く知りたかった。うちはもう思春期真っ盛りである。中二病である。

    また、タンパク質とともに一緒に取りたい栄養素として、
    ○カルシウム(乳製品、乾燥わかめ、干しエビ、小松菜、切り干し大根、豆腐、納豆に多)
    ○亜鉛(和牛、豚もも、納豆、鶏ささみに多)
    ○マグネシウム(木綿豆腐、納豆、枝豆、干し、ひじき、ほうれん草に多)

    ※添加物問題。
    カップめんは1度熱湯を注いで1分置き、そのお湯を一旦捨て、再度熱湯を入れると良い。
    袋入りラーメンは麺を茹でたらざるに取り、お湯を切り。別に作ったスープにその麺を入れて食べる。
    茹でて袋に詰められているうどんは、洗い流してから使う。
    ハムはお湯に約15秒つけ、かまぼこは、しゃぶしゃぶのようにお湯にさっとくぐらせる。
    魚は、遠洋のものの方が比較的安心。(自分ではなかなか判断が難しそう。)

    他に、親の愛情が1番という記述もあったので、息子に、おやすみと言う時に、幼い頃習慣でしていたハグを復活させたほうがいいんじゃない?とダメ元で提案してみたが、却下された。

    中高生の身長伸ばすと言うような本を何冊手に取ったところで、きっと書かれている事は似たようなものだろうが、あと数冊読んでみようと思う。学力は何歳でも伸びるが、身長は限りがある。そして背が低い自分は、高身長にとても憧れている。
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    投稿日:2024.03.22

  • pyg1013

    pyg1013

    このレビューはネタバレを含みます

    ・過去100年近く続いた日本人の平均身長の増加傾向が20世紀終わりごろに終了し、今世紀から「小子化(低身長化)」が始まっている。子どもの身長をより高くするには、伸ばすための努力を少しでも早い時期から始めること。子どもの身長がより一層伸びるという唯一の方法はなく「不足したものを補う」ということ。

    ・いくら牛乳を飲んでもそれだけでは身長は伸びない。「身長を伸ばす=骨を伸ばす」のはタンパク質。カルシウムは骨を丈夫にする。

    ・「寝る子は育つ」は正しいことわざ。睡眠は「成長ホルモン」の分泌を高め、骨を休める役割も果たすため、身長の伸びに影響する。

    ・ぶら下がり運動をしても身長は伸びない。

    ・思春期「前」までの伸びが「最終身長」を決める。思春期は身長増加のラストスパート。その後、身長は伸びなくなる。

    ・小学生から思春期の子どもは、おとなと同じか、それ以上のタンパク質が必要。

    ・タンパク質の摂取は、高タンパク質・低カロリーがキーワード。脂肪を取り除き、タンパク質を摂取するのが、身長を伸ばすには効果的。

    ・小食の主な原因は「お菓子の食べ過ぎ」「牛乳の飲みすぎ」。その理由を考えれば、少しの工夫である程度改善できる。

    ・「4回食」でもOK。おやつを食事感覚で。

    ・和食メニューを増やす、朝・昼もしっかり食べる、外食も賢くメニューを選ぶ。

    ・子どもにとって理想的な睡眠時間は基本10時間前後。思春期までの睡眠時間や質が大切。

    ・「バスケやバレーのほうがサッカーより身長が伸びる」はウソ。

    ・日本でもっとも平均身長が高いのは秋田県。睡眠時間が長い、勉強ができるのも秋田県。日本一睡眠時間の長い県が、身長が高く、賢く、美人が多いという事実はけっして偶然ではない。

    ・世界でもっとも平均身長が高いのはオランダ(子どもの幸福度No.1に選定)。他にはクロアチア(生まれてくる赤ちゃんが大きい)やアイスランド(漁業国で魚が主要なタンパク質源)。

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    投稿日:2016.08.25

  • ajiantamsong

    ajiantamsong

    神戸市立西市民病院で長く低身長を専門に診てきた医師の本。図書館の新刊コーナーで発見。

    身長を伸ばすために必要なことは、①バランスの良い食事 ②適度な睡眠 ③適度な運動 らしい。

    ①ではタンパク質(高たんぱく低脂肪)とカルシウムの摂取が特に重要
    ②日本の子供は特に睡眠不足の傾向にあるらしい。
    ③運動しすぎもよくない
    とのこと。

    しかし、どれも楽しく行うことが大切。両親が仲良く、子供が毎日愛情をかけられて安心して生活することが大事。

    遺伝も関係するが環境要因も大きいそうだ。

    子供の身長の目安となる式もあり、(両親の身長+13)÷2+α(だったかな?)だそう。
    この+αをいかに大きくするかで子供の身長が決まる。

    身長に関するウソホント(ぶらさがりでは軟骨が伸びるだけで身長は伸びないなど)やおすすめレシピなどあり面白い本だった。
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    投稿日:2015.10.12

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