薔薇とハナムグリ~シュルレアリスム・風刺短篇集~

モラヴィア, 関口英子 / 光文社古典新訳文庫
(7件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 天理大学情報ライブラリー

    天理大学情報ライブラリー

    2021年7月期展示本です。
    最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
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    投稿日:2021.07.16

  • saigehan

    saigehan

    どれも面白かった。ふざけてる感じの作風なんだが、読み終わるとゾッとする。当時の政治的軋轢により、自由な表現ができなかった苦肉の環境がこのように素晴らしいおどけ狂気な作品を誕生させることになったとは。明らかに変なのに、これが流行とか言われると、どうしても手に入れずにはおられなくなる女。舗装された道を歩けばいいのに、そんな自然に逆らった物など!と山道を歩いて遭難するような意固地な男など。明らかにおかしいのに、いとも簡単にその波に呑まれて流されてゆく人間の愚かさに、現代においても色あせずパンチをくらわしてくる。続きを読む

    投稿日:2019.02.03

  • petercat

    petercat

    「こんな小説を書く人だったのか」と驚いた。ずいぶん前に読んだ「無関心な人々」「倦怠」以来のモラヴィアなのでどんな小説を書く人だったか確信はないが、リアリズムのイメージではあったので。
    現代に通じる刺激的なブラックユーモアと風刺、鮮烈な描写に満ちている。個性的で美しい。凄く好み。全54作のうちの抜粋ということなので、他をもっと読みたい。続きを読む

    投稿日:2016.02.08

  • kei1122

    kei1122

    このレビューはネタバレを含みます

    題名に惹かれて(ハナムグリは私を含めガーデナーの天敵…)手に取りました。

    『薔薇とハナムグリ』の主人公は気高く薔薇以外のものに向かう。
    どれも大人向けのおとぎ話のよう、と読み終えて解説に進むと
    とっても深い意味を持つ作品たちでした。この著者の他の作品も読んでみたいです。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2015.11.12

  • fuutw

    fuutw

    おそろしい比喩と暗喩に満ちた短編たち。
    国家の敵でボタンを作ったり、薔薇を好むはずがキャベツを好んで嫌悪されたり…
    解決しようもない問題に満ちたこの世界に生きていることを突きつけられる気がする。
    蛸のように夢でも希望を信じて生きているかしら。続きを読む

    投稿日:2015.08.12

  • nightowl

    nightowl

    皮肉めいたものの見方はしているけれども、刺々しさは控え目にしている気がする。結婚出来ない空想家の日常「怠け者の夢」、欲に目が眩むと大事なタイミングを見逃す「パパーロ」、取り敢えず逃げて下さい「清麗閣」、『夢幻諸島から』を思い出した「夢に生きる島」、評論家の懺悔「いまわのきわ」、『きつねとぶどう』な「ショーウィンドウのなかの幸せ」、大爆笑した蛸の死生観「蛸の言い分」、さて、今年の春の流行は?「春物ラインナップ」などイタリア文学はまだまだ金脈が沢山ありそう…とここまで来て最後に強烈な「記念碑」で掉尾を飾る。ある男の記念碑が立てられるまでの経緯に鳥肌が立った。解説にある退廃した中産階級を書いたものよりも、「蛸の言い分」のような喜劇タッチの話をもっと読んでみたい。続きを読む

    投稿日:2015.07.21

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