鴨川食堂おかわり

柏井壽 / 小学館文庫
(25件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
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ブクログレビュー

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  • momo0707

    momo0707

    京都にある一見料理屋とはわからないお店「鴨川食堂」。そこは絶品の料理を出すだけでなく、思い出の料理を探しだし、再現してくれる店でもある。口コミでやって来るお客達の要望に元警官の店主とその娘が答えてくれる。ほっこりする物語。続きを読む

    投稿日:2020.08.27

  • ユイ

    ユイ

    食事に関する記憶から、未来を作る、そういう内容の短編集。
    大好物で御座います(いろいろな意味で)。
    たくさんのおいしそうな食べ物と切ない記憶が出てくるのにさらさら読めるのは、流さんが現地調査するくだりがまるっと抜けてるからかもな。

    依頼人からの情報を元に、結局は依頼通りの料理を作り上げるんやけど、そのためのフィールドワークが一文字たりとも書かれないのに、却って違和感がなくていい。
    なんか、読んでると、
    「これ、ほんまに依頼人が求めてる味に辿り着いてるんやろうか」
    と、疑問に思うときすらあった。笑

    でも、根拠があってもなくても、どちらでもいいのかもなあ。
    依頼人だって確実に「あのときのあの料理」の味を覚えてるかどうか怪しいもんな(それは、私だけ?)。
    だから、たぶんそこはどうでもいいんかも。
    過去にとらわれてる気持ちを一歩前に進めてもらうためには、第三者がこうやって後押ししてくれることほど心強いものはないもの。

    ここは、こいしが血気盛んで、流がわりと達観してるのがいい父娘コンビやね。
    こいしちゃんは時々「お客さんにそこまで言うてええん!?」と、ヒヤヒヤするほどガツッとくるけど、そこはお人柄で大丈夫なんかな。笑

    そして流とこいしの応酬も
    「すごいな」
    と、思うけど、これが普通の親子なんかしらね。

    私は家族に対してそこまで自分の気持ちを言えないので、家族って、これくらいいうてもええもんなんかなとまじめに考えた。
    それって、多少けんか腰になっても、根本のところで憎しみ合うことはないっていう信用があっての話よね。

    イヤァ~…。
    難しいね…。


    一生懸命やったことって、どこかで誰かが受け継いでくれると思う。
    私もそう信じたい。

    その考えかたでいうなら、親というのは子どもに対して常に一生懸命であるやん。
    だからこそ、たしょうのでっぱりへっこみがあっても、親の一生懸命の気持ちを子どもは裏切らないっていうことなのかもしれへんな。

    小さいうちはともかく(乳幼児ぐらいの)、ある程度の社会性が身について、他者と比べるという気持ちもしっかりついてきたくらいの話。

    子どもに対して目に見えるような、直接手やお金をかけることだけではなくて、親というひとりの人間の生きざまを子どもは見ている、そういうことなんやと思う。


    ■■■■


    ■アルマイト

    アルミニウムの表面を酸化させて膜を作り、腐食しにくくしたもの。

    ■紫竹

    イネ科の竹。高さ3~8メートル。茎は2年目から黒紫色に変わる。観賞用に栽培。

    ■うるか

    アユの塩辛。鮎うるかともいう。

    ■才巻き海老

    体長が10㎝よりも短く、20g以下の車海老
    続きを読む

    投稿日:2020.08.14

  • yuki*

    yuki*

    シリーズの他作品同様、故郷や家族が恋しくなるような、五感にはたらきかけてくれるお話。
    京都の穏やかさであったり、人を思いやる心の深さを感じられるものばかり。
    優しい気持ちになれる一冊。
    忙しくて心がささくれだったとき、ぜひ何度でも読みたい。続きを読む

    投稿日:2019.12.19

  • emiko

    emiko

    鴨川食堂第2段。
    *海苔弁
    *ハンバーグ
    *クリスマスケーキ
    *焼飯
    *中華そば
    *天丼
    というラインナップ。
    話の流れは前作と同じ。やり取りやセリフも毎度お馴染みのものなので、若干飽きたなと思うことも(笑)調べたら第6段まで続編が出ていた!!続きを読む

    投稿日:2019.10.09

  • イシグロ

    イシグロ

    毎回どうしてこう美味しそうなんだ!

    文章なのに料理が目の前にあるみたい。すごい。それでいてどうしてその料理を再現できたのか、その説明も読みやすく納得できるものばかり。
    読み終わったあと、美味しいご飯食べたみたいにほっとできるのもいい。
    何度でも読みたくなる作品。
    続きを読む

    投稿日:2018.11.26

  • yoshi2013

    yoshi2013

    今回も盤石のパターンで展開される食探し短編集。京言葉で風情を味わい、京料理を想像する楽しみ方が根底の楽しみ方ですね。
    会話主体の文書でさらさら読めて読みにくい小説の箸休めにピッタリです。
    今回も警察官上がりの流が料理達者の謎やこいしの恋愛事情は脇役に徹が如く封印されている。食探しと言いつつ、依頼人からの手かがりで当時のお店周りの取材で現物をつけ止めるのがパターン化しており淡々としてます。
    中華そばのエピソードは深い内容で好みでした。
    続きを読む

    投稿日:2018.10.21

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