【感想】ふるぎぬや紋様帳(1)

波津彬子 / 月刊flowers
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
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ブクログレビュー

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  • xmayumix

    xmayumix

    祖母が残した着物を処分しようとしたら、不思議なふるぎぬやに導かれて…。
     着物にまつわる因縁の短編集。

     例によって(ww)店主は、めっちゃいい男です。
     雨柳堂より、年がいってるので私的はこちらの方が…。

     雨柳堂もそうだけど、物にはそれぞれ作った人使った人の思いがあって、その思いの一つ一つはかけがえのないものであると、これも根本はそういうことです。
     まぁそれは普遍的なことなのだけど、それをどう見せるかということが大切であって。
     
     語り部になる女性が、ほどよく現代っ子ででしゃばらず、かといって消極的でもない。
     いいバランスで盛り上げていると思う。
     あくまで、主役はふるぎぬであるというスタンスが潔いと思う。

     もっとも店主には謎があるみたいで、それはこの先のお楽しみみたい。

     次巻が楽しみです。
    続きを読む

    投稿日:2017.06.08

  • re-odabook

    re-odabook

    いつ読んでも本当に絵と物語が美しい。
    特に着物好きにとっては大変ワクワクする。
    昔から着物の絵もとっても素敵だったので、これをきっかけでまた過去の作品を読み返しているが、気持ちがほっこりして幸せになれる。続きを読む

    投稿日:2015.08.01

  • エジンバラ@姐御

    エジンバラ@姐御

    波津彬子さんらしい空気の漂う1冊でした。
    主人公は同じ方が描かれている「幽霊宿の主人」を思い出しました。
    みいちゃんの話とネコマ様のお話が好みかな。
    前者は今市子さんのうす紅色の女を思い出したり。
    気された女性の心情って複雑だなぁ。
    後者は凛とした年配の女性が素敵でした。
    続きを読む

    投稿日:2015.07.11

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