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石田衣良 / 文春文庫 (12件のレビュー)
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Bookrium
当馬が持つ2つの夢は波乱がありながらも叶うんだろうなと思いつつ、そこへ至るまでの心理や行動の変化、周囲の人たちの同情し過ぎない気遣いの描写などは流石でした。 読みながら自分の人生についていろいろ考えて…しまったな。 最後をあの状態で締めたのも良かったと思います。続きを読む
投稿日:2019.04.29
okayugohan
上巻に比べて、病魔に蝕まれていく主人公の姿が痛々しく描写されていく。そんな中でも女性陣は力強い。それが辛いはずの闘病の様子を暗くならないようになっている。 ラストは思っていたよりあっさりしたものだった…が、当馬亡き後の、あかね達、親子の様子があって欲しかったと思うのは私だけだろうか。続きを読む
投稿日:2018.06.17
ll69
当馬は、最後の一年を映画に懸けた。 監督の溝畑英治、先輩女優の都留寿美子らを巻き込みつつ、病身を押して撮影に打ち込む。 そして、思いもかけず生まれた、新しい愛。 「わたしは、当馬さんの赤ちゃん、産んで…もいいですよ」。 その真っ直ぐな視線に、すでに人生の終わりを見定めた当馬はどう答えるのか―。続きを読む
投稿日:2017.12.20
polo215
こんなに素敵な話だとは思っていなかった。あっという間の上下巻だった。ラストもここまでで良かったなと感じた。その先は読み終えた今は知りたくない。 あかねちゃんが素敵すぎ。あかねちゃん目線でも読んでみたい…な、生い立ちからこの先まで。 とにかくとても良い読後感だ。続きを読む
投稿日:2017.10.15
927927
上下巻で結構長かったけど、1冊1晩で読んでしまった。 ぐいぐい引き込まれて、やっぱり石田衣良の小説は好きだなぁと思った。 芸能人で彼女が3人いて遊んでる男が、がんになって余命1年と言われ、その1年で遺…作?の映画に打ち込み、チャラチャラした女たちとも別れ、自分の遺伝子を持つ子供が生まれるのを心待ちにする話。 とりあえずはハッピーエンドで良かった。その先も知りたいけど、きっと知らない方がいいんだろうな…。 文句なしの★5つでした。続きを読む
投稿日:2017.01.09
kuleyon
このレビューはネタバレを含みます
沖縄旅行先で一気読みしました。 石田衣良の余命ものといえば、 美丘が思い出されますが、 今作は男性芸能人(おそらく沢村一樹をあて書きしてる)が主人公で その分社会の中での苦悩を描いていて面白かったです。 もちろん美丘も面白かったですけどね。 石田衣良さんらしい爽快な読後感で、 余命ものの小説につきものの エンディングでは悲しみに暮れる、 という感じで終わらないあたりが なんだか素晴らしいなぁと思いました。
投稿日:2016.09.18
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