【感想】絶望の国の幸福な若者たち

古市憲寿 / 講談社+α文庫
(39件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
6
14
11
1
1

ブクログレビュー

"powered by"

  • yw5348

    yw5348

    「現代(執筆当時)の若者は、これだけ将来が悲観的に語られる中で、幸せそうである。それは、将来が下降していくので、常に『今』が最も幸せな状態であることを、肌感覚として理解しているからである」という、私にとっては斬新な考え方がこの本に書いてある、と何かで見たことがあって、いつか読んでみたいと思っていた本。でも読んでみると、少なくとも直接的にそのようなことは書いてなさそうで、拍子抜け。この件、他人に話しちゃったよ。内容的にはきちんと統計資料にあたっていて、思い込みを排除してくれる意味では新しい視点を与えてくれる。でも「生暖かい目で見守る」というフレーズが何度も使われていて、その皮肉っぽさにかえってカッコ悪さを感じた。ちょっともったいない。続きを読む

    投稿日:2024.01.16

  • nyancosugar

    nyancosugar

    少し古い本なので今の若者は変わっているかもしれないと参考程度に評価1。海外でも生きていけるようにするか、地元に残るなら友達と仲良く、実は若者はそんなに変わってないかもしれない。

    私は日本はなくなってほしくないから低評価。続きを読む

    投稿日:2023.08.31

  • stderror

    stderror

    フリーターでも意外と舞台見ながら生活していけるじゃん!と思っていたけど正規と非正規の違いは年金、病気の時などの社会保障にあるんだった
    あとがき、自分だったかも知れない色んな人がいるからこの本書いたって言ってて作者想像以上に繊細だった……続きを読む

    投稿日:2023.01.18

  • ゆきゆき

    ゆきゆき

    当時話題になっただけあり、面白かった。若者による若者論。読みやすく、仮説も興味深い。同意部分も多い。年寄りの意見を生暖かく見る姿勢も良い。
    居場所や友達がいるからデモに参加する。自分とまわりさえ幸せなら幸せ。将来は考えず、とりあえず今が幸せならそれで良い。世の中で大きなことはできなくても、友達と1泊2日で千葉にバーベキューしに行けることが大事。世代間格差はなくなり、ほとんどが若者。続きを読む

    投稿日:2022.12.18

  • さくら

    さくら

    なかなか難解で読みにくい箇所も多かった。

    現代の若者は意外と幸福度が高いが、それは今の生活に満足しているということであって、社会や国、将来については不満も不安もある。
    つまり、自分に近い部分では満足度が高いが、もっと大きなレベルの話になると満足度は下がるというもの。

    そもそも若者論というのは、一億総中流社会になり、地域間や所得格差が薄まったことで出現したらしい。
    それでも昔から「今時の若者は」という論調はあるから、中高年が自分達の優越感や肯定感を上げるために使われることが多いのは確かだと思う。
    自分は、中年になってもそういう考えに陥らないように気を付けようと思う。
    続きを読む

    投稿日:2022.06.17

  • ほたるいか

    ほたるいか

    古市オタクとしてどうしても読みたかった本。「若者」がそもそも何なのかから考えることができた。古市節もよかった。「解毒」されましたね、はい。

    投稿日:2021.09.14

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。