夏の夜会

西澤保彦 / 光文社文庫
(11件のレビュー)

総合評価:

平均 2.8
0
1
6
3
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • oidon

    oidon

    記憶の曖昧さ。過去は自分の都合の良いように変わってゆく

    同級生の結婚式で再会したことがきっかけで小学校の思い出を振り返り、またその時に起こった殺人事件のことを振り返る。

    登場人物の名前の読み方が紅白で「いりまざり」や、指弘で「いいず」など特徴的過ぎて、読み終わるまで読み方が覚えられなかった。逆にその特徴のが人物を読み分けやすい点でもある。

    全編通して各人の記憶を元に、過去に起きた殺人事件やそれにまつわる出来事について推理していく(思い出していく)というもので、曖昧な記憶が、擦り合わせによって段々と鮮明になっていく過程は読みごたえがあった。ただし、証拠といえるものも、物的といえるものは少しで大部分が記憶によるものなので、結末にて主人公たちが導き出した答えも、きちんと筋は通るものなのだけど、作中で「人間は己れの記憶を、文字通り記録された過去だと勘違いしている」とあるように、実はそれも自分の都合のいいように記憶したものなのかもしれない、と後味の悪さも残している。
    続きを読む

    投稿日:2021.03.02

  • mipiko34

    mipiko34

    このレビューはネタバレを含みます

    ひとつ前に読んだ作品がモラトリアムシアターだったからか、
    またこの手の作品かーと思いながら読むことになってしまった。

    人の記憶が曖昧なことはわかっているけど、
    こんな印象的な出来事をがっつら忘れる?
    しかも2人揃って?

    んー。★2.5くらいかなー。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2016.12.28

  • るこ

    るこ

    何が真実なのか、すごく不安になりました。
    少しずつ伏線が回収され、事件の記憶が二転三転していく展開はなかなか。
    ただ、全体的に暗く、盛り上がりに欠け、なかなか読み進めることができませんでした。

    投稿日:2014.03.23

  • hige0519

    hige0519

    「記憶の錯誤」をテーマにした本書。それぞれの登場人物に事件の記憶違いがあり、修正しながら真相を明らかにしていくという展開です。つまり、最後の最後まで簡単に覆される可能性もあるので、二転三転する展開を期待しながら読み進めました。
    しかし、話の食い違いから突き詰めて正論が導きされるのではなく、大半が何の前触れも無く「思い出した!」で出てくるので、読者は推理する余地がなく、どこか腑に落ちないまま結局頷くしかありません。それがネックであまり楽しめなかったです。
    真相は、幾らなんでもそこまで忘れるものなのかと、正直疑問でした。
    続きを読む

    投稿日:2013.08.09

  • ケイ

    ケイ

    カテゴライズが難しい感じのお話でした。西澤さん作品ではロジカルなものが好きなので、こちらの作品は個人的にはいまひとつ。ミステリと思って読むと肩透かしをくらいそうです。

    投稿日:2012.01.07

  • シミズ

    シミズ

    30年ぶりに故郷に集まった同級生。
    小学校時代に旧校舎で起こった殺人事件について話し始めるが、
    話せば話すほど微妙に記憶と異なり、はて真相は?
    …という私の記憶も常にあいまい作品。

    投稿日:2011.12.17

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

本棚の開き方(スマートフォン表示の場合)

画面左上にある「三」ボタンをクリック

サイドメニューが開いたら「(本棚アイコンの絵)」ボタンをクリック

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。