【感想】嘘つきたちの輪舞

一原みう, カズアキ, 凪かすみ, 雲屋ゆきお / 集英社コバルト文庫
(4件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
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ブクログレビュー

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  • kikirumi

    kikirumi

     短編2つと中編1つ。
     短編2つは短編のせいか「色々ギュウギュウ詰め」という感じで、もう少し書いて欲しかった。
     「夏の夜の夢」がすごく好み。時系列がややこしくなりそうだが、はっきり頭の中で列にしなくてもヒロインとヒーローの繋がりにハッとする。
     3本とも楽しくなる話ではないが、ある意味コバルトらしいというか、少女小説している。
     完全な幸せじゃないけど、皆部分部分は幸せだったよ、みたいな…?
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    投稿日:2016.09.28

  • 本読み隊

    本読み隊

    コバルト掲載作品の短編2本と、書きおろしの中編一作。
    物語どうしにつながりはないので、合間に手に取りやすい作品ですが、ハッピーエンドで終わるような物語はなく、どの作品も鬱々としているのでご注意。
    とくにラストの物語は、幸せになれずに終わった4人の恋人達について、読後に尾を引いて考えてしまう作品。
    アンニュイな気分に浸りたいときにオススメの良作。
    あらすじは下記
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4701.html
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    投稿日:2015.09.28

  • ユエ

    ユエ

    3つの話が入った短編集。どれもハッピーエンドではないな〜(笑)コバルトっぽくない話ばかりだったけど、個人的には面白かった。いつも読んでるやつと違ってて。大人向けの話だな。イラストレーターさんが豪華。3つとも別々の絵師さんが描かれてます。
    妖精の庭と夏の夜の夢にはまだ救いがあるような、ないような感じですが、嘘つきたちの輪舞はあ〜……って感じで後味がよくないです。でも面白かったです。ミステリー要素もあり、後半にいくにつれて謎が明かされていきます。ほんと嘘つきばかり!(笑)でも激しくて切ない愛ばかり。
    夏の夜の夢はタイムリープものでSF要素が含まれてたので頭の中でなかなか物語が一致せず、読んだ所を行ったり戻ったりしながら読んだ。これも結構好きな話でした。小説読みながら久しぶりに頭使った(笑)
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    投稿日:2015.08.24

  • 柳。

    柳。

    このレビューはネタバレを含みます

    後味悪ううううう!!!

    「大帝の恋人」「皇女アナスタシア」がハッピーエンド(寄り)だったから油断していた……。
    コバ短受賞作で初めて作品を読ませていただいた時の、後味の悪さが蘇ってきたでござる。
    こ……これぞ、本領発揮……。
    この人が本当に好きなのはこっちなんだろうなあ、と何となく察しはついてたんだけど、ラストで真相が明らかになってスッキリするどころか、主人公の状態が更に悪くなるという予想の斜め上を行く展開(涎
    たまらん。

    同時収録の短編2本もアンハッピーエンド。
    暗くて良いです。すごく良い。(褒めてます

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    投稿日:2015.08.20

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