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サラ・ウォーターズ, 中村有希 / 東京創元社 (34件のレビュー)
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総合評価:
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あーかむ
ホラーとしてもミステリとしても読める作品で解釈は読者に委ねられる。 視点を変えて読み返したら違う楽しみ方が出来そう。 謎解きを期待すると不完全燃焼。 段々と「語り手」である主人公がおかしくなっていく様…が不気味。 ゴシック・ホラー作品をもっと読んでみたくなった。 続きを読む
投稿日:2021.11.23
nanako
このレビューはネタバレを含みます
夢中になって読んだけれど、途中からファラデーの結婚に対する突っ走り方があまりに独りよがりで、館と家族に関する彼の証言が信用できなくなり、何が本当なのか最後までわからなかった! 原題からするに、ベティがlittle strangerなんだろう。 ベティが館で働き出したことをきっかけに、館の中で澱んでいた負のエネルギーのようなものが力を得ることになり、家族それぞれの前に、それぞれが無意識のうちに恐れを感じたり執着している対象の形になって現れたのかな。とすると、キャロラインが叫んだ「あなた」は最初スーザンのことかと思ったけど、実は彼女はファラデーの幻影を見ていたのかも。結婚に対して怖いくらい前のめりだったから、キャロラインが彼に恐怖を抱いていても不思議ではない(キャロラインは最後、終始理性的に見えたけど)。 でも、この考えでは、なぜベティがそのきっかけになったかということの説明ができない。となるとやっぱりベティが全てを仕組んだということ?でもベティはあの家族をかなり慕っているように見えたのになあ。仕組む理由もよくわからない。うーん。 (となるとやっぱり全てはファラデー?littleていうのは、取るに足らない庶民の彼の形容詞なのかしら??) 解説には、嵐が丘と物語の骨格が似ているとの記載があって、この前たまたま嵐が丘を読んだばかりなので納得した。こうやって点と点がつながるのが楽しいよね。
投稿日:2021.05.27
オーネ
結局、怪奇現象の原因は分からないまま。拍子抜けはしたけど、どうでもよくなるぐらい次々に起こる不幸に翻弄された。主人公が結婚しようと思ったのは館が好きやったからやんね、絶対! 最後の一文で主人公が厄を招いたと思ったが、解説を読んで、原題に注目したら…そういうことか!
投稿日:2014.09.05
ちょ
陰鬱になってしまう。だってタイトルからしてエアーズ家は没落することは約束されているんだもの。 出てくる登場人物たちが美男美女ではなく、世間的な意味でのラブロマンスではないのに、どんんどんロマンスに…なるのは……なんでしょうね。見事としか言えない。 読み終えるのが怖かったー。はい。続きを読む
投稿日:2014.08.13
より
図書館で。何作か読んだことのある作家さんですがコレは合わなかったな。 没落、というタイトル通り旧家の没落なのですがそれよりも語り手である「私」が好きになれず苦労しました。一番家に固執していたのは「私」…ではあるまいか?彼の取った行動はどれもこれもエアーズ家の為のようなそうでないような行為なのでこれをお為ごかしとか言うのかなあなんて思いました。 羽振りの良かった一家がそんなつもりは無くても周囲を傷つけていくというのはそういうモノなのかな、などと思いました。続きを読む
投稿日:2014.06.12
imaht2
怖かった。登場人物たちの追い詰められていく心が迫ってきて、びくびくしながら読んだ。 自らが意識しない妄執の、なんと恐ろしいことか。 はっきりとした解答のないまま、すっと手を離されたような最後。
投稿日:2013.06.27
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