【感想】沈黙のエール

横関大 / 講談社文庫
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
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5
6
1
0
  • なんか釈然としない

    大筋はいいと思うんですが、ちょっと感情移入しにくかったです。
    もう少し丁寧な仕上げをしてくれたらなぁと

    投稿日:2020.07.05

ブクログレビュー

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  • planets13

    planets13

    不器用なのかもしれないけれど、語らなすぎるというのはほころびを生みやすいということでもあるのだろう。言わなくても分かってほしいっていうのは、やっぱり逃げだよね。

    投稿日:2023.12.24

  • くうすけ

    くうすけ

    なんとなく読めていたラストだった。
    帯で煽られていたような大号泣のラスト!ではなく、なるほどなーまあそうだよなーというようなラストだった。

    お兄ちゃんが実は良い奴、というのもわかっていたけれど、現在の周りへの当たりのきつさはなんでだろう、とどうでもいい事を考えてしまった。続きを読む

    投稿日:2023.11.12

  • かずま

    かずま

    このレビューはネタバレを含みます

    家族関係ものミステリー

    プロローグでのお母さんのお葬式のシュークリームは兄がのちに起こす妹へのエールの伏線だった。

    矢野透というおじさんが子供たちの恋愛にそこまで首を突っ込か?という疑問と、陣内義春の気持ちの理解に苦しむ場面もあった。
    しかし通してみると、段落が4段構成で題名も分かりやすく、スッキリ読めた。面白かった。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.10.05

  • sh

    sh

    ★★★★★ 心が動いた名著。何度も読み返したい
    ★★★★☆ 暇な時に読み返したい
    ★★★☆☆ 読み返しはないが面白かった
    ★★☆☆☆ 面白くなかった
    ★☆☆☆☆ 同上

    投稿日:2023.07.09

  • 1213430番目の読書家

    1213430番目の読書家

    横関大4冊目。いつもの雰囲気。洋菓子店を営む父親が殺害され、時を同じくして店舗も放火にあってしまう。謎多き事件を通して娘である里菜は、これまで自分だけ知らされていなかった家族の秘密を知ることになる。やや甘いのだが、最後の感動でやや甘の★4つ続きを読む

    投稿日:2023.02.18

  • じゅう

    じゅう

    「横関大」のミステリ作品『沈黙のエール』を読みました。

    『ピエロがいる街』、『グッバイ・ヒーロー』に続き「横関大」作品です。

    -----story-------------
    「家族だから、言えなかった」
    最後に明かされる真実に、あなたは涙する。
    号泣ミステリーの大本命!

    修行中のパティシエ「里菜」。
    七日後にフランス留学を控えた彼女の元を一人の少年が訪れる。
    遠い親戚だという彼が現れた夜、父が殺され、実家の洋菓子店が火事になった。
    警察は素行不良の里菜の兄に疑いを向けるが、そのとき第二の殺人が起きる。
    すべての始まりは十年前。
    大切だからこそ生まれる家族の秘密。

    2つの殺人と、1つの火事。
    すべてはひとつの糸で繋がっている。
    10年前、父と姉は、私に何を残したのか。

    温かくて、爽やか。
    新世代のミステリー作家、登場!
    -----------------------

    父親が殺され、事件の真相を追ううちに、隠された家族の秘密が明らかになり、そして、感動のエンディングが待ち構えているという感涙のミステリーでした、、、、

    終盤、二人の人物の評価が逆転し、それが大きな感動を生む展開はなかなかです… 恥ずかしながら、読み終えたときには涙が零れていましたね。


    パティスリーで働く「里菜」は、パリに留学に行くことになっていた… そんなある日、「里菜」のもとに親戚の子供だという小学生「陽介」が訪ねてくる、、、

    生意気な「陽介」を連れて焼き鳥屋で夕食を食べていると、実家の洋菓子店が燃えていると知らされる… 「里菜」は、急いで駆けつけたが、店は燃え落ち、父「有三」の居所がわからない。

    そのとき、「里菜」の携帯電話が震えた… 番号は「有三」のものだ、、、

    しかし電話に出たのは、東上野署の刑事だった… 「有三」は、近くの神社の境内で殺害されていた。

    ショックのあまり意識を失い倒れる「里菜」… 翌朝、回復した「里菜」が燃えてしまった店の様子を見に行くと、長年行方不明で素行の悪い兄「克己」が帰宅し、高校時代の仲間を連れ込み大騒ぎをしていた、、、

    以前、実家の近くでクリーニング店を営んでいて、当時、「克己」等の所属する少年野球の監督だった「矢野」が「有三」殺害の容疑者として浮上するが、その「矢野」も自宅で遺体となって発見される… 怒涛の冒頭から一気に展開する謎… 謎… 謎、、、

    捜査を進める上野署は、「矢野」が「有三」を殺害し、「克己」が「矢野」を殺害、自宅に放火したのではないかと疑いを持ち、動機等を探っていた… 一方、「里菜」は、「克己」の中学までの野球仲間で現在は警察官となり交番に勤務している「深津」と偶然出会い、「里菜」の悩みを聞いた「深津」は、上野署の刑事「片山」と情報交換をしつつ、独自に調査を進めていく。

    交番勤務の「深津」が、刑事を出し抜くような捜査をしたり、鮮やかに真相を推理する部分は、ちょっと出来過ぎ感がありますが、、、

    彼の活躍により、家族の過去の秘密や兄の「克己」の不可解な行動の目的が判明し、衝撃の真相が明らかになります… いやぁ、感動の結末でしたね。

    兄の「克己」って、ホントに酷い奴だなぁ… と思わせておいて、表現が下手なだけで、実はムッチャ人柄の良い奴で、それを知ったとき、ホントに泣けましたねぇ、、、

    事件を通して暴かれる家族の秘密には辛い部分もありますが… 元野球部のチームメイトの「深津」と「克己」の信頼や、「克己」と高校からの同級生たちの絆、刑事の「片山」の「深津」への期待、「深津」と「里菜」の恋の行方、「陽介」の悲劇と「朝宮家」への想い等々、ばらばらになったと思われた絆を再確認して、新たな絆も結ばれるという展開は好感が持てました。

    おいしいシュークリームが食べたくなりました。
    続きを読む

    投稿日:2022.11.16

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