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海野十三, 日下三蔵 / 東京創元社 (4件のレビュー)
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ミイ
どこか怪しく変態的で幻想的な魅力に満ちた作品集。 表題作の「火葬国風景」は幻想SFかと思いきやの種明かしにやられる。「十八時の音楽浴」はオチにやられるディストピアもの。「三人の双生児」はこれまた怪しく…変態的な不思議なミステリーで予想外の展開にやられる。三人ってそういうことかい。「電気風呂の怪死事件」は著者の電気工学の知識にやられる変態モノ。 続きを読む
投稿日:2022.11.26
椿
このレビューはネタバレを含みます
決して文章が美しいわけでも構成が練られてるわけでもないのに、何故だか「すごい」と思ってしまった。 作品ごとのムラは多いし筋書きは荒唐無稽なものがまぁまぁあるんだけど、そのばらつきがある種の「あやしさ」として魅力的に映る。 『恐ろしき通夜』、最初は「毒でも盛ってんのかな?」って予想しながら読んでたけど、まさかの毒よりヤバいものだった。えっぐい。でもそういう話好き。 『火葬国風景』の終わり方は打ち切り漫画レベルの唐突さなんだけど、そこが逆に想像をかき立てるというか。 『十八時の音楽浴』いやこれ名作ですよ。お手本のようなディストピアSFの世界で繰り広げられる、今ならポリコレに配慮してこんなこと書けないんだろうなっていう倒錯的な愛憎!
投稿日:2020.11.02
Pukasan
『十八時の音楽浴』がお気に入り。ラストの展開に圧倒。美しい。タイトルになった『火葬国風景』はアノ超展開に思わず声が出た。もっと続きが……(笑) 本書は『貘鸚』よりSF色が強いのでそちら方面のジャンルが…好きな方にも読んで貰いたい作品集ですね。続きを読む
投稿日:2016.01.27
toca
『獏鸚』に続く海野十三の短編集。 前作『獏鸚』はSFっぽさを残しながらも、古き良き探偵小説の範疇に留まっているのに対し、本作は『日本SFの先駆者』としての側面が色濃く出た、SFミステリ(奇想ミステリ)…の短編集となっている。 ディストピアSFとその崩壊を描いた『十八時の音楽浴』、グロテスクな怪奇小説『生きている腸』、曰く言い難い読後感を残す『三人の双生児』がお気に入り。また、ショートショート集『蠅』『顔』、スパイものの冒険小説『盲光線事件』など、作風のバリエーションも広かった。続きを読む
投稿日:2015.09.29
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