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東山彰良 / 集英社文庫 (12件のレビュー)
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総合評価:
chao
3
大藪春彦賞の選考基準て??
大藪春彦賞受賞作と云う事で、ハードボイルド系を期待して読みました。 ガッカリでした。(;_;) しょむない2人が、酒とソープとドラッグとカツアゲ(弱気を挫き、強気にベコ振る)に明け暮れて、俺の「男気を…気取った言葉遊び」だけの話でした。 まぁそれなりのストーリー展開は有るので★2つにしました。 大藪作品には、どこかに「正義」と云う物が有りましたが、この本には「正義」は有りません。 今度暇が有ったら、選考基準を調べてみたいと思います。 続きを読む
投稿日:2016.01.30
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vinland
物語も、主人公の行動も行き当ありばったりとしか言いようがないけど、そんななかで何か一筋の希望を見つけようと必死に足掻いているようにも見える どうしようもないダメ人間ながら、時々入る警句は鋭く、最後の一…歩だけは踏みとどまって右往左往する姿から目が離せなくなる 結局はすべては金に支配されているのではという暗い諦観の中につかりながら、金と金に換えられない何かの間で葛藤する p24 たとえば、宝くじがあたって何億かころがりこんだらどうする? いのいちばんに仕事を辞めると答える奴は、最高に不幸なやつだ。なぜって、いまの仕事をやってるのは金のためだけで、そこには生きがいもクソもないから。おまけに宝くじにあたるなんてまずありえないから、そいつはやりたくもないことを一生やっていくわけだ。 P179 なぜなら、俺たちは職業に貴賤があることをちゃんと知っているからだ。仕事とは金を稼ぐ手段であり、卑しいというのはとどのつまり、金のためならなんでもやるということだ。続きを読む
投稿日:2020.10.21
konnok
東山彰良の路傍を読みました。 俺28歳、同い年の喜彦とつるんで定職にも就かず泥酔したサラリーマンから財布を抜き取っては酒を飲んでソープランドに行く日々。 そんな二人のチンピラが遭遇するトラブルが連作…短編で語られていきます。 二人が遭遇するのは法律に触れるようなトラブルばかりですが、二人がきわどいところで難を逃れてなんとか生き延びていく様子が飄々とした語り口で語られるので物語に引き込まれてしまいます。続きを読む
投稿日:2017.03.25
フッタ
ハードボイルドは、良さがあまりわかりません。だったらなぜ読むんだという事ですが、暑い日にスッキリさせてくれないかと思い読んでみました。暴力的な描写からくるスピード感で押し切られます。けれど、なぜか悲惨…な暴力シーンもするりと読めてしまいます。静と動のような感じで、最後の静寂感が良かった。少しスッキリ。続きを読む
投稿日:2016.08.16
42yoshio
伊坂幸太郎かと思った。 そんなものは求めていなかった。 直木賞を受賞した、流 のような濃厚なやつかと期待していたからだ。
投稿日:2016.03.20
3kannokawa
疾走感といい、キャラのトークのセンスの良さと言い、凄くいいけど、読後気分がいい訳ではないので、処分のカテゴリーへ。再読したくなったら図書館で。
投稿日:2015.12.30
けん
これほど意味のない物語に、これほどハマるとは思わなかった。 先日読了した「流」が面白かったのだが、なぜそんなに面白かったのか判然としない。そんな中、手に取った本書。 荒削りな分、この作家の特徴がよく…出ていると思った。 解説にも書かれている通り、この作家の各物語は空虚なのだ。虚しい物語だとは分かっているものの、作者の文章のけん引力がとてつもないために、そんな物語でも引き込まれずにはいられないのだ。 ソープ嬢の台詞。 「この世のなか、だれかの絶望はいつだってだれかの希望なの」 虚しさのナイフが心に突き刺さる…… ここまで熱に浮かされたように読んだ小説も久々だ。しばらくはこの熱病にうなされそうな予感がする。続きを読む
投稿日:2015.08.16
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