【感想】でーれーガールズ

原田マハ / 祥伝社文庫
(95件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
12
32
40
5
0
  • 若さ故に突き通してしまった嘘

    ほんのちょっとした嘘を発端にして話しが大きくなり,引くに引けなくなった。とくに学生のときなんかはあるもんですよね?
    そんな悪気のない嘘がきっかけで大事な人を失った苦い記憶。
    数十年ぶりの再開でやっとわかり合えたと思った後に待っていたのは・・・。

    最後の衝撃が大きくて,読んだ直後の今は何とも言えない感じです。
    お気に入りの作家の一人で,心の動きの描写はさすが。でも,やはり最後はそれじゃなきゃだめだったのだろうか・・・。
    続きを読む

    投稿日:2015.12.15

ブクログレビュー

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  • a9257385

    a9257385

    学生時代の甘い記憶やほろ苦い思い出などが思い起こされるよう。最後にはマハさんの好き(とどこかで読んだと思う。)なハトが出てきて良い感じ。

    投稿日:2024.04.12

  • つくね

    つくね

    人気漫画家になっていたアユコは、30年ぶりに母校の記念行事で講演をするために高校時代を過ごした岡山を訪れる3日間の物語。
    彼女を招いたのは母校の女子高で教師をしていた武美だった。彼女は1年生の終わりに転校していった親友だった。
    また同級生たちも集まり前々日には同窓会も行われるし、翌日にはサプライズサイン会とか、でーれー素敵な物語でした。
    ストーリーは現在と80年代の岡山を行き交いながら母校での講演へと繋がっていきます。変わらないものは市内を走る市電に洋菓子店「白十字」のチーズケーキに鶴見橋。この橋はアユコが2次元の恋人ヒデホと待ち合わせた場所だった。アユコが描いた恋愛漫画を見てしまった武美が「この物語は実話である」との1コマ目のことわりをリアルに信じて二人の恋に興味を抱き応援しだしたのでした。とゆうか漫画の彼氏に武美自身恋してしまったのだから、漫画家としてのアユコの才能はすでに開花していて最初のファンが武美だったようです。
    現在の武美は夫を亡くし、義理の両親と一緒に暮らす身の上にも義理堅さを感じつつ、当時通った喫茶店「ドンキホーテ」でのエピソードや、長い地下道の真ん中あたりで風呂敷広げてブローチ売ってた無精髭のオッさんとか、同年代の男子との出会いに、クリスマスイブのエピソードと青春時代が走馬灯のように駆け巡り、恋よりも友情を選んだ16歳のアユコの気持ちもビンビン響いてきました。
    光の中にいると明るさに気づかないものだとか、ハマさんらしい上品な表現やユーモアがちりばめられていた岡山を堪能しました。
    そしてラストの展開は期待と違ってたのですがあっけなく切なくって、デーレー泣かせてくれました。
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    投稿日:2024.03.07

  • フルフル

    フルフル

    星3.5
    原田さんのセンスの良さにはいつも脱帽させられる。人の気持ちの描写を繊細に、分かる分かる!というリアルさを醸し出しながら、感動、ユーモア、寂しさ、切なさなど喜怒哀楽全てを詰め込んだ作品に仕上げてるところはさすがとしか言えない。続きを読む

    投稿日:2024.03.05

  • zyasuminntea

    zyasuminntea

    自分が岡山の女子高校生に、戻っていくかのような 
    懐かしく若い いっぱいいっぱいなストーリー。
    岡山が愛しくなる。

    投稿日:2024.02.17

  • にしど

    にしど

    漫画家となった佐々岡鮎子は故郷岡山の高校へ講演会に参加するため帰省する。
    高校時代の友人と再会し当時の友情、恋愛を回想していく。
    高校時代ならではの悩み、しょうもないかっとう、友達との時間が楽しく生き生きと描かれている懐かしさを覚えるお話。続きを読む

    投稿日:2024.02.12

  • タッキー

    タッキー

    あまり期待してなかったのに、すごく良かったです。高校時代の回想を間に挟みながら、進んでいくストーリーで、回想部分を含め、友達っていいなあって改めて思わせられました。最後の展開は予想外で悲しい結末。でもなぜか清々しい後味でした。自分の一番の友達って誰だろう、大切にしないとなあと思わず、思わせられました。続きを読む

    投稿日:2023.12.30

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