【感想】稲盛和夫経営講演選集 第1巻 技術開発に賭ける

稲盛和夫, 京セラ株式会社 / ダイヤモンド社
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  • 関根雅泰

    関根雅泰

    ・経営者はいかなる変化があろうとも、根本にまで掘り下げた
     経営哲学をもち、経営というものをそう簡単には変えてはならない

    ・福沢諭吉の唱えたあるべきリーダーの姿

     思想の深遠なるは哲学者のごとく、
     心術の高尚正直なるは元禄武士のごとくにして、
     これに加うるに小俗吏の才をもってし、
     さらにこれに加うるに土百姓の身体をもってして、 
     はじめて実業社会の大人(たいじん)たるべし。

    ・うそを並べて注文をとり、実際期限通り納品する。そうして
     「このとおり、うちにできないことはありません」と言えるよう努力する。

    ・革新的なことを成し遂げるのは素人。

    ・日本民族には、画期的なイノベーションを起こすような素地は
     ないのではないか。

    ・忠実に自然の掟にしたがって、着実に仕事をしていく繰り返し
     作業が、生きる最善の方策であったのでは。

    ・どこにも負けないと思える技術を基軸にして、多角化を図るべき。

    ・超楽観的に目標を設定し、
     悲観的に構想を見つめ直した上で、
     楽観的に実行していくことが大切。

    ・松下幸之助さんの「ダム式経営」の話。

     大事なのは「思う」ということ、ただそれだけ。
     「私は思ったからそうなった。あなたがそうならないのは、
      ただ単に思いが足りないというだけのこと。」

    ・運、ラッキーを呼び込む人は、強い願望をもつと同時に、
     非常にきれいな明るい心をもっている人ではないか。

    ・5つの販売戦略
     1)社名を世間に浸透させる
     2)短期間の開発能力をもつ
     3)品質が良い
     4)値段は他社よりいくらかでも安く供給する
     5)お客様がほしいときにタイミングよく製品を供給する

    ・値決めは経営。

     値段を決めていくのはトップの哲学、すなわち人柄による。

    ・経営というのは、まさにその人がもっている心、哲学で決まる。
     両極端を併せ持った人。二律背反するものを併せ持つ。

    ・自分を信じてくれる者が増えてくると、儲けが多くなる。
     信用されることが商いの第一歩。

     商いの極意というのは、お客様に尊敬されること。
     お客様をして尊敬せしめるだけの器をもった人や会社になること。

    ・リーダーは、その能力を、世のため社会のために使うべきであって
     決してそれを自分のために使ってはならない。

    ・「政治の根本は、学問を盛んにして教育を興し、
      軍備を備えて国の自衛力を強化し、
      農業を奨励して生活を安定させるという3つに尽きる。」

      南洲翁遺訓

    ・「一流の知性とは、二つの相対立する考えを同時に心に抱きながら
      しかも正常に機能し続けられる能力をいう」 フィッツジェラルド

     西郷南洲と大久保利通 
     
     相反する両極端の考え方、性格を併せ持ち、局面によって正常に
     使い分けられる、バランスのとれた人間性が必要。

    ・心で詫びながら、贅沢する。その気持ちが転落への歯止めになる。
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    投稿日:2017.05.06

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