もう過去はいらない

ダニエル・フリードマン, 野口百合子 / 東京創元社
(20件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
2
10
5
0
0
  • 癖のある主人公と物語

    『もう年はとれない』で大立ち回りをした後からの続きとなる「バック・シャッツ」シリーズ2作目です。前作で大けがをした関係(+加齢)の影響もあり、前作以上に「動き」が取れない主人公をカバーする為か、現在と過去の事件を同時並行で描き、双方にかかわる人間(敵役)との物語を進めようとはしていますが、どちらの物語もなかなか動かない(これは前作にも感じましたが)為、少々物語としては弱い気がしました。主人公のキャラクターの強烈さと凶暴さへの感じ方も人それぞれ(私は許容範囲かな?)だと思いますので、万人にお勧めとはいかない作品で、作中の「人種」に関するエピソードも日本人としては理解が難しい点のように思います。主人公の息子の死の「謎」が未だ解明されない展開の為、必ずあるであろう「続編」を今から待ちたいと思います。続きを読む

    投稿日:2015.11.24

  • こんなおじいちゃんが居たら大好きになりますね。

    『もう年はとれない』の続編。元殺人課刑事のバック・シャッツがまたまた破天荒に大活躍します。
    過去の忌まわしい事件の当事者が亡霊のように登場。昔の事件がフラッシュバックします。
    心にしこりを負うシャッツは、亡霊に追い立てられるように腰をあげるが体が思うに任せない。
    もどかしい肉体を鞭打って、悪態をつきながらも真実に近づく男の執念を感じます。
    こんなおじいちゃんが居たら大好きになりますね。
    続編を期待します。
    続きを読む

    投稿日:2016.01.06

  • 88歳と78歳の知恵比べ! 決して高齢者と侮るな。

    近々『死』がやってくることは間違いない。既にその兆候は日増しに顕著である。現に、前作で負った傷が故で歩行記が手放せない状況だ。
    携帯は使えても、孫のテキーラが持っているスマホのことは分からないし、孫のはなし《GPS? SNS?ets.》は、正直 理解不能だ。
    だが、それがなんだ! 若い奴らはそんなものに答を頼り切ってるが、長い人生を生きてきて学んだことはそんなものでは学べない。
    だから 奴イライジャの考えている答は 違うものだと直感的にわかるのだ。
    ストーリーは、現在と過去の 約40年を行き来しながら進行してゆく。 40年の年月は、はたして長いものなのか 案外短いものなのか?
    ユダヤ人の強制施設でアウシュビッツよりももっと酷いところがあった「行き先は?アウシュビッツ!よかった」らしい。
    だが、88歳にマグナムが撃てるのか?
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    投稿日:2016.02.02

ブクログレビュー

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  • winder

    winder

    面白かった。理不尽な世の中で正義の人であることより、自分のルールで行動してきたじいちゃん。ハードボイルドしてました。

    投稿日:2018.12.25

  • たろう

    たろう

    88歳の歩行器をつけたダーティーヒーローが主人公という点が、他の警察小説とは一線を画する。そして、クスッとする皮肉も小説のいたるところに散りばめられているので、読んでいて飽きない。前作はまだ読んでないので、ぜひ読みたい。続きを読む

    投稿日:2018.10.07

  • jyunko6822

    jyunko6822

    このレビューはネタバレを含みます

    シャッツ元刑事が活躍する第二弾。
    過去の銀行強盗事件と現在のヤクがらみの誘拐事件が交差する。犯人共に二人とも後期高齢者なのが面白がるポイントなのかな。
    相変わらずアウシュビッツでの悲惨な体験談も絡み、奥行きは増してくる。過去の記憶の中で息子のブライアンも登場。
    一弾で活躍した孫のテキーラの姿はイマイチ薄いのが残念。

    解説によるとまだこのシリーズ続くらしい。
    ホント、大丈夫なんですか?

    レビューの続きを読む

    投稿日:2017.04.05

  • mieux

    mieux

    1作目の方が評価が高いようだが自分は断然本作の方に軍配を上げたい。本書は介護が必要な歩行器を使った老人のアクションものというよりユダヤ人問題の視点で読むとぐっとその内容に重みを感じる。米国のようなよそに比べユダヤ人が暮らしやすいと思われた地域でもこれほど差別と闘わなければならなかった。昨今米国でもユダヤ人墓地が荒らされるなどの事件が続いており、まだまだ闇は深いのだと思わされる。続きを読む

    投稿日:2017.03.02

  • sana

    sana

    元刑事バック・シャッツのシリーズ2作目。
    88歳になったバックをまだ事件はほうっておかない!?

    前作の事件でさらに身体は衰え、とうとう妻とともに介護つきのアパートに移ったバック。
    若い頃にはダーティ・ハリーばりの力づくで行動するタイプの刑事だった。

    前に取り逃がした因縁のある、銀行強盗イライジャが訪ねて来る。こちらももはや78歳だが、何者かに命を狙われているから、助けてほしいというのだ。
    何かをたくらんでいると怪しむバックだが‥?
    50年前(!)の事件と、現在が交錯。
    プロの犯罪者との対決だけでなく、警察組織の闇も描かれます。
    ユダヤ系を排斥するような層が、警察の上層部に多かったとは。
    とても良い妻だったローズにも、知らないことがあったのですね。

    バックもメンフィス署では伝説的だけど、冗談めいて語られるような存在。実際の身近な人間には迷惑がかかることもあっただろう。
    幼かった息子に誤解されてしまうのは哀しい。
    そのあたりのことが1作目より深みを増して語られ、老いてもまだまだ語りつくせそうにない勢い。
    長く生きているのも伊達じゃない!
    バックならではの良さと味わいを発揮して欲しいです☆
    続きを読む

    投稿日:2016.12.07

  • marumaruchan

    marumaruchan

    このレビューはネタバレを含みます

    バックが帰ってきたぁ!
    と嬉しく思ったけど、期待が大きすぎたのか、前回ほどの楽しさがあまりなかったよ……。テキーラが全然出てこなかったせい?いなくなって初めて彼の存在の大きさを知るみたいな。あのふたりの掛け合いが好きだったし。
    でもまだ続いてるみたいだから読みたい。ローズも自己主張してきたし。ブライアンの死因もまだ謎のままだし。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2016.05.30

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