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香月日輪 / 講談社文庫 (16件のレビュー)
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総合評価:
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ぶちょー
このレビューはネタバレを含みます
2巻も面白かった! 前半は雀の過去。 私が雀のように、あの世界に入ったらどうするだろう? 素敵な世界だから帰りたくなくなるかも。 帰っても帰らなくても後悔しそう。 後半は、舞台役者さんと百雷さんの恋愛話。 まさかの結末に、声を上げて驚いて、笑ってしまった…
投稿日:2022.01.22
NO
1巻とは違って、雀がどういう風な過程で大江戸で暮らしていくことになったかというお話。1巻と比べると暗めですが、1巻が急に始まってお話が想像しにくいと感じていたのでナイス補足という感じです。
投稿日:2017.06.18
chizane
2017.6.10読了。雀の過去談が2巻で出てきて安心した!名が無いことに特別な意味があることに感づいたというとこでこの子は敏いなと思った。というか賢すぎる。頭の回転は天性のものがあるが知識は別だ。荒れた生活してた子供が「かわら版」なんて言葉知らんだろうに。本が好きでそこからといってもそもそも本が好きという点に難がある。量は大して読んで無いと言ってるがバックにヤクザがいるような荒れた人間はそもそも本に興味すら示さないんじゃ?しかも親周囲共に恵まれなかったのなら義務教育すら真面目に受けないのが荒れた人間の普通なのではないか?性格にしても素直で良い子すぎる。美味いもの食って美しいもの見て良い人に恵まれたにしても懐柔されんのが早くないか?10代の適応力なのか?とりあえずこの矛盾に対して私は勝手にこの子供は大江戸に落るべくして落ちた子なのだということにした。けど「雀」とは健気さの滲み出る良い名だな。名は体を表すか?頭の整理をすべく書き出すってのは心理学的にも効果的だけどやっぱそういうとこも敏いな。そして大江戸の生態系が気になる。1巻から気にはなってたけどポーみたいな化け猫じゃない普通の猫がいる!元から居たのか落ちて住み着いたのか?外来文化があるって事は海外の妖怪…ドワーフとかメデューサとかもいるんだろうし雀以外にも人間居そう。この巻はこの世界の繁殖問題にちゃんと触れてるからファンタジーとしてちゃんと世界が成り立ってる。人間である雀もたとえこの世界で他の人間の異性に出会わなくても恋も結婚も子作りもできる。そういう一般的な幸福も享受できる環境にあることを示しているのはすごく大事なことだと思う。水神の象の描写はダリの象を連想させた。雀が蘭秋の片恋に対してくっつけば良いなぁと思ってるあたりこいつも大江戸のお節介が移ってきたかなと思った。でもまぁ雀くらいの年齢なら恋に恋するお年頃か。けどいくら妖怪のものといえど死体への動揺が全くないところを見るとやっぱり荒れた生活してたんだなぁとも思う。
投稿日:2017.06.10
なめこ
読み終わりました! この巻で。。今まであまり明かされていなかった 雀の過去が少しずつ明らかになっていきます!!! 最後の解説に書いてあるとおり… 私も言葉一つ一つ考えさせられました。。 物語同様!解説も楽しく読ませていただきました♪ だんだん成長していく雀の姿が 嬉しくなりますね(〃^^〃) 登場人物の意外な発見もあり、楽しかったです♡♡ まさか蜘蛛だったなんて驚いた。。あと色んなこと(笑) (私もあの現場にいたら雀と同じくしばらくは慣れないかなぁ笑 蜘蛛苦手なので…) 桜丸が空を飛ぶシーン。。 まるで夏目友人帳の斑様のよう////そんな印象を受けました♡♡ 似ていませんか! まるでこの世界の住人になったみたいで 読み進むたびに、このあとどうなるんだろうと ドキドキワクワク楽しかったです(〃▽〃) あのエピソードは、雀たちも推理していて 何だか刑事ドラマを見ているよう。。な気がしました!! 結末はいかに!? 163ページ… 『鬼火の旦那』。。彼が複数の香月作品にクロスオーバーして登場する… と書いてあったので、この本以外にも出てくるんだ////と思い どの作品に出てくるのかとっても気になりました!! 『妖怪アパートの幽雅な日常』や『僕とおじいちゃんと魔法の塔』は出てこなかったような… 見逃しちゃったかな??笑
投稿日:2014.07.28
エリエール
大江戸で暮らす唯一の人間、雀。なぜ妖怪たちの暮らす大江戸で暮らすようになったのか、その理由が書かれています。 雀の過去…辛いね。でも、違う世界に来て、人じゃないものと触れ合って、人間らしさを取り戻して…いく。 香月作品らしいです。わかっているのに引き込まれてしまうから不思議。続きを読む
投稿日:2014.01.30
jimbaran79
異形の住まう町大江戸、なんの因果かそこで暮らすことになった少年『雀』の物語第2巻です。 2巻ですが時系列的には1巻の前、雀が大江戸にやってきて住人と出会い親睦を深め大江戸で暮らす決意を決めるお話が大筋です。 少年雀の心の成長を丁寧に精緻に書き上げています、香月作品ではおなじみの年上の見届け役ももちろん登場し絶妙な立ち位置・目線で主人公を見守ります。 香月作品はどれも読後感がとても気持ちいいので読書をあまりなされない方にもおすすめです。
投稿日:2013.09.07
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