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村上靖彦 / 講談社選書メチエ (2件のレビュー)
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総合評価:
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yuichi
本書が目指すのは、精神的な問題において治癒というものが可能になる基盤についての哲学的探究である。「治癒」「回復」ということが起きるのは、その可能性が人間の本性についての問いなのだから哲学にとっても一般…的にも重要である。(村上靖彦)続きを読む
投稿日:2017.08.28
ova3
「治癒とは…創造性の回復(である)。創造性は困難な現実への適応を可能にするだけでなく、それ自体として健康であるという感覚を生むからである」という箇所にしびれました。なるほど! この本は現象学という分野…から治癒について述べているのですが、現象学にも哲学にも縁遠い私には、1つの文章だけに注目すると、書いてある意味がさっぱりわからないことが多かったです。でもがんばって読み進めていくと、なんとなく全体としては少しだけ(雰囲気だけ)わかったような気がしてきて、だんだんおもしろくなってきました。 次は同じ著者の「レヴィナス 壊れものとしての人間」に挑戦します!続きを読む
投稿日:2013.08.11
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