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古野まほろ / 光文社文庫 (9件のレビュー)
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総合評価:
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花嵐
再読。天才ピアニスト八重洲家康を探偵役としたイエユカシリーズ第一弾。昔読んだ時は知らなかったんだけど天帝シリーズの「天帝のやどりなれ華館」とも繋がりがあったんだね。それを踏まえるとこの事件の裏方にもあ…の子がいるんだなぁ…としみじみ。全体的なトリックとしてはちょっと肩透かし気味だけど犯人の動機は真に迫るものがあった。続きを読む
投稿日:2021.03.19
りょってぃ
今まで読んだ、まほろ作品の中では1番読みやすかったです。天帝シリーズのような、溢れんばかりの衒学趣味や、二条シリーズのような長ったらしい講釈がなかったせいでしょうか… 何やら示唆的でセンチメンタルなプ…ロローグはいつも通り。 帯にもあるように、本格ミステリのあらゆるガジェットを放り込みながらも、散漫せず、ここまで綺麗に集約した手腕は流石です。 絶対に意識したであろう、某有名古典トリックの一部流用には笑ってしまいましたが、それすらロジカルに解明してみせるのですから、この著者の理論への傾倒ぶりには凄まじいものを感じます。 次作も手元にあるので、近いうちに読んでみようと思います。続きを読む
投稿日:2015.09.16
サイリョウ
夢二邸に招待されたユカと天才ピアニストのイエ先輩、全く共通点の客が次々と「ロンドン橋落ちた」になぞらえて殺されていく。 犯人マイフェアレティは誰だ?
投稿日:2014.07.26
かづさん
一気に読んだ。 いや、読まされた。 キャラもお膳立ても、どちらかと言えば好ましく、ストーリーとしても面白い。 にも関わらず、なにか釈然としないものがある。 その理由が自分でも判らないが、☆一つ減。
投稿日:2014.02.07
りね
このレビューはネタバレを含みます
言葉の選び方(こだわり?)にところどころ引っ掛かりを感じつつも、 重い文章ではないので一気に最後まで読めた。 館、吹雪、密室、マザーグース等々ミステリー要素がてんこ盛り。 登場人物たちは良い意味でキャラが立ちすぎで、掛け合いが楽しい。 しかし猿はないだろ猿は。 あれが通るなら、 もう世の密室トリックは全部猿でいいんじゃないかな。 うげらぽん。
投稿日:2014.01.13
勇者
”群衆リドル Yの悲劇’93”古野まほろ著 光文社文庫(2013/08発売) (2010/12 光文社単行本の文庫版。解説:有栖川有栖) ・・・謎の招待状によって集められた九人の男女。雪に閉ざされた…山荘を舞台にした惨劇。彼らを繋ぐ糸と連続殺人の犯人の謎に挑むの天才ピアニスト。 ・・・古典作品をモチーフにした作品。(”Yの悲劇”ではなく”そして誰もいなくなった”の方が近い。) 雪の山荘、暴かれる過去、マザーグース、ミッシングリング、密室と盛りだくさんなのですが、ちょっと好みに合わないトリックもあったのが残念でした。続きを読む
投稿日:2013.12.31
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