【感想】ハゲタカ4 グリード(下)

真山仁 / 講談社文庫
(49件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
17
24
4
0
1
  • Remember who you areー はアメリカ人だけのスピリッツではない、日本人だって

    最終章に入る直前まで、鷲津氏の意図がわからなかった。。。
    なるほど。
    自分はハゲタカだとうそぶき、
    実は誰よりも(当事者たちよりも)ADのことをアメリカのことを考えている鷲津。
    男気あふれる、サムライ魂を堪能しました。
    それにしてもアメリカ人のことをよく観察し、アメリカ(人)ってこういうとこ、
    というのがよくわかる描写です。

    作中でジャッキーがブロードウェイミュージカルの『ライオン・キング』を見て奮起するシーンがありますが、
    私にとっても『ライオン・キング』はオール・タイム・ベストです。
    (全セリフ言えるくらい見てますし、レビュー名もそこから拝借しました)

    続きを読む

    投稿日:2017.01.30

  • ワクワクするような展開

    今度のハゲタカはリーマンショックネタ。
    ちょっと今更感がないこともないけど、話の展開も絶妙で面白かった。休みだったのもあるけど、上下巻あっという間に読んでしまいましたw。

    投稿日:2015.08.09

  • シリーズ中一番です!

    ハゲタカシリーズはお気に入りの一つですが、「グリード」はその中でも一番面白かった!企業買収の駆引きは全シリーズ通じてワクワクしながら読み耽ってしまいますが、今回は鷲津とリンの会話のシーンも多く、リンの可愛らしさが素敵です。頭が切れて、己れを持っていて、甘えん坊で、じゃじゃ馬。理想の女性です。こんな女性に惚れられる鷲津は、大した男です。羨ましい!続きを読む

    投稿日:2015.08.10

  • すべてのビジネスマンに通じるスピリッツ

    誰にも負けないという驕りと訣別し、誰とも争わずビジネスに成功する。
    最高の締めくくり、鷲津には痺れます。
    上下巻通して、最初から最後まで面白かった。
    まさに傑作です。

    投稿日:2015.09.18

ブクログレビュー

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  • につ

    につ

    このレビューはネタバレを含みます

    感想
    AD社がどこがモデル企業か気になる。GEかと思ったが??

    あとは鷲津が目立つが、やはりリンの存在無くしては語れない。締めるところは締めるリン最高!

    日本はアメリカを仲良しだと思っているが、アメリカでは中国の話題はあっても日本の話題なぞない。まさにその通りすぎて悲しくなる。どこまでお追従主義なのか。

    いつも最後は勝ってきた鷲津が今回は、表面上は負けたが、実は勝つ!そんなパターンがあったんだ。しかも、大統領まで巻き込むなんて。

    ハゲタカシリーズを読めば読むほど、自分の仕事のちっぽけさに打ちひしがれる。

    あらすじ
    リーマンの破綻のXデーは今か今かと騒がれていた。そんななかADのCPの償還日が来て、サムライ・キャピタルが救済に手をあげるも、別の投資家がADを助ける。彼は実は裏で鷲津と繋がっていた。

    GCは資金調達に必死で混乱を極めていた。ジャッキーは、ストラスバーグの言いつけを守って鷲津に張り付く。ADの手助けも行う。CGは現CEOのマシューを辞任させて、経営陣を交代し、ADにTOBを行うことで資金を集めて困難を乗り切ろうとしていた。そんなADを鷲津は虎視眈々と狙っていた。

    CGの救済は飯島にお願いしてUTB銀行を巻き込んで行い、AD陣はストラスバーグとアルバートまで引っ張り出して、アメリカを守る精神に訴えかけた。鷲津は追い込まれるが、実は全て彼が描いたシナリオ通りだった。アメリカ企業を日本人が買い叩くなどアメリカでは心情的に受け入れられないため、表向きはADに全て株を売却するが、実質の経営権は鷲津が握ることになった。今回もビックディールを成功させたのだった。

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    投稿日:2024.03.02

  • js-fisherman

    js-fisherman

    このレビューはネタバレを含みます

    今度のハゲタカはリーマンショックネタ。
    ちょっと今更感がないこともないけど、話の展開も絶妙で面白かった。休みだったのもあるけど、上下巻あっという間に読んでしまいましたw。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.02.17

  • MASA

    MASA

    途中かなり、大丈夫かと心配になりましたが、一気読み。架空のストーリーながらリーマンショックというものがよくわかり、弱気を助け強気を挫くを地で行く痛快ストーリーでした。

    投稿日:2023.02.17

  • にしど

    にしど

    ハゲタカシリーズ第四弾。
    下巻はかなり痛快な終わり方だった。
    これまでの中で一番好きなシリーズになった。

    投稿日:2022.04.19

  • jerico

    jerico

    テンポ良く進んでいくが、しっかりと重みもあるので、経済エンターテイメント小説として、読み応えがあった。
    そして日本人の心の琴線に触れる読後感が素晴らしい。

    投稿日:2022.01.28

  • みのる

    みのる

    中国と戦っている裏でアメリカと戦っていた。
    日本のバブル崩壊から始まったハゲタカ
    シリーズ。
    今回は、アメリカの金融危機を題材に、
    アメリカで戦う。

    鷲津の周りの人々も面白い。
    とくに、鷲津にいいように使われた
    新聞記者の北村。
    彼の、
     大事件を取材する際、モノを言うのは筋読み
     今後どう発展するか、キーパーソンは誰か
     先行きを左右する不確定要素は何か
     事件発生後に得た情報とそれまでに
     積み上げてきた経験値を土台にして
     さまざまな可能性を考えつつ予想図を
     作り上げていく
    は、戦略そのものに通じる極意だろう。
    続きを読む

    投稿日:2021.09.10

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