ジャングル大帝 手塚治虫文庫全集(1)

手塚治虫 / 手塚治虫文庫全集
(5件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
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ブクログレビュー

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  • DoshiyoKana

    DoshiyoKana

    鉄腕アトムと並ぶ、手塚治虫先生の代表作のひとつ。この連載を通じて先生は活動の拠点を東京へ移されることになった。
    人間に育てられた白いライオンの子・レオの成長する姿を通して、自然と人間の関わり合いを描く

    幕開きのパンジャの無双ぶりや幻の山の描写に「自然の力」を感じる。「征服困難」という描き方ですね。
    レオを「人間と動物の架け橋」と捉えるには物語全体としてすこし視点が人間寄りなのが気になるところです。
    動物たちが生まれながらにして持っている生きる知恵みたいなものはもっと取り上げられて良いと思う。
    月光石をめぐって争う愚かな人々や、レオの推し進めるジャングルの人間化に反発するゾウたちが、読者を中立な視点に押し戻そうとするけれど…
    とくに、動物たちが人語を学ぶというのには違和感が拭えませんでした。
    自分は聴覚に障害がある「言語的弱者」の立場で読んだので、苦労して言語を習得するというよりは、そんな苦労のないユートピアとして描いてくれればうれしかったなと思う… 人間同士や動物同士の会話はスムーズだしね。あるいは言語によらない友情が描かれるともっとよかった。と思います。

    ディズニー映画の「ライオンキング」はジャングル大帝からヒントを得ているのでは?(パクリだろ!)っていう人もいるみたいだけど、漫画を読む限りでは思わなかったかな。キャラクターはかなり微妙だけど、扱うテーマが違うので。どちらも素晴らしい。
    ジャングル大帝の素晴らしさは(人間視点だとしても)「人造肉」まで持ち出すくらい共存共栄を本気で考えたこと、共存共栄の表現としてハッピーエンドを選ばなかったことだと思います。
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    投稿日:2019.10.23

  • Pニャン

    Pニャン

    人間の罠にかかり、白ライオンの王・パンジャが命を落とした。
    妻ライジャも捕獲されてしまうが、船中で生んだ王子レオに全てをたくし大海原へと脱出させた…

    「漫画少年」(学童社) 1950年(昭和25年)11月号-1954年(昭和29年)4月号 連載


    ☆スターシステム・ゲストキャラクター☆
    ヒゲオヤジ(伴俊作)
    ケンイチ(敷島ケンイチ)
    ハム・エッグ
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    投稿日:2010.12.23

  • ピヨピヨ

    ピヨピヨ

    人間に育てられた白いライオン・レオの成長する姿を通して、自然と人間の関わりを描いた長編作品。生き生きとした動物たちや子ども時代のレオの可愛さに目が行きがちですが、人の欲望の醜さや当時は異端の学説だった大陸移動説等も物語に盛り込んだ、社会派かつ科学的な作品です。

    レオを巡る人々や動物たち(父親パンジャ、母親エライザ、そして奥さんライヤまでも)が次々と死んでいってしまう物語構成は非常に寂しい。レオも最終的には自己犠牲で、ヒゲオヤジの命を守るために死んでしまいます(泣)。

    その壮絶なクライマックスを通して読者に伝えられた「すべての命は平等である」というメッセージが、その後『火の鳥』『ブッダ』『ブラック・ジャック』等にまでも引き継がれていくことを考えると、この初期手塚作品『ジャングル大帝』(1954年完結)の偉大さを改めて理解することができるでしょう。
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    投稿日:2010.09.16

  • りん

    りん

    「ジャングル大帝」です。

    レオです。
    わたしにとっては、アニメの印象が強いです。あれ、日本で初めてのカラーテレビアニメでしたっけ?
    多分、見ているのは、何回も繰り返された再放送です。

    コミックのレオは、大人になってから読みました。

    その志の高さ、想像力の広さに、ビックリしました。

    特に凄いと思ったのは、人間世界で育ったレオが、最初、ジャングルを見て、

    「ぼくのふるさとはこんなところじゃない」

    と嘆くシーンです。

    テーマには、ジャングルへの自然への賛歌があるのに、あえて、1回転させてそれを見せる。そのすごさ。

    子どもに、本物を伝えようとしているのだなぁと、ものすごく感動しました。
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    投稿日:2010.01.08

  • kiyosi

    kiyosi

    <あらすじ>
     悠久の動物の楽園・アフリカ。しかしおろかな人類はその聖域にまで足を踏み入れていた。ある日、人間たちに白い魔王と恐れられたジャングルの王・白ライオンのパンジャが、ハンターの罠にかかり命をおとす。同時に捕獲された妻のエライザはイギリスの動物園に搬送中の船上で王子・レオを生んだ。母の手引きで船から脱出したレオは故郷アフリカのジャングルに向かい旅立つ。
     だが、やっとの思いでたどりついたその場所はレオにとって未開の地であった。新しいジャングルの王となったレオは平和をめざして奮闘する。手塚漫画の代表傑作!
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    投稿日:2009.10.17

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