【感想】ソルティ・ブラッド ―狭間の火―

毛利志生子, 田倉トヲル / 集英社オレンジ文庫
(4件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
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  • 現実寄りの吸血鬼モノ

    若き女性刑事が吸血鬼の青年とともに放火事件の謎を追う話。吸血鬼というとファンタジーのイメージがありますが、この作品の場合はちょっと違います。メインはあくまでも事件の捜査なので、あえてジャンル分けするなら、ファンタジー要素を加えたライトミステリといった感じでしょうか。
    とはいえ、決してほのぼのした話ではありません。事件の真相は楽しいものではないし、主人公のアリス自身も重い過去を抱えていたりします。でも、アリスが捜査に一生懸命になるのはまさにその過去があるからで、そう思うと突っ走りすぎなほどに頑張る彼女が愛おしく感じられました。
    吸血鬼についてはまだ謎も多いですが、シリーズ化したらいろいろ明らかになってくるのでしょう。個人的には吸血鬼の彼がやっている「計画的な血の飲み方」がツボにハマりました……。
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    投稿日:2015.06.20

ブクログレビュー

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  • ひきこもり

    ひきこもり

    吸血鬼の天川。警察キャリアのアリス。
    アリスには吸血鬼の力(洗脳)とかが効かない。
    あと、なんか事件を感じ取る能力がある。
    放火が結局どうなったのかよくわからなかったけど、面白かった。

    投稿日:2019.02.01

  • ゆづき

    ゆづき

    第六感で事件や犯人に巡り合ってしまう二十三歳低身長の刑事アリスと放火事件と吸血鬼と売春。血が無二の食料である者の存在と刑事ものの共存が独特だけれど個性というには弱いかなあ。アリスが特に有能でもないから薄ぼんやりとしていたけれど次第に馴染んだ。アリスには想像もつかなかったという動機に意外性はなかった。続きを読む

    投稿日:2018.10.16

  • 永杜

    永杜

    新人キャリアの主人公は『オカルト』ちゃんと呼ばれる
    妙な体質を持っていた。

    怪しいものに近寄って巻き込まれてしまうとは
    因果な体質だな、と。
    職業を考えれば大丈夫そうですが。
    始まりの放火事件から、やたらに出会う青年。
    彼は何? という状態でしたが、本人の独白により
    正体が判明するわ、やり口が判明するわ。
    これどうやって事件解決まで進むのかと思っていたら
    背後が~背後が~で、二転三転していく事件内容。
    一体誰が何の目的だったのか、が分かった時
    スリリングな相手を選んだな、と。
    確実に、ばれた時がやばそうですし、ばれそうな環境で
    どうするつもりなのか、と問いただしたいものが。

    終わりよければすべてよし、という感じでしたが
    これ以上秘密を知っている者がでなければ
    無事に人生送れるでしょう。
    続きを読む

    投稿日:2018.05.13

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