【感想】透明なゆりかご~産婦人科医院看護師見習い日記~(1)

沖田×華 / Kiss
(34件のレビュー)

総合評価:

平均 4.6
18
8
2
0
0
  • 是非お試しでもいいので読んでみてください!

    命が誕生する場所は同時に死を受け入れる場でもあり、数ある医療の現場でもその特殊性が故に様々なドラマが生まれています。
    あまり知ることが出来ない世界を私たち読者は准看護士見習いである主人公の目を通して知っていくことになります。
    そして、時には温かく時には残酷な現実を目の当たりにすることになるでしょう。
    どのような立場の人間として読んだとしても必ず心を打つ何かを感じ取れると思います。
    是非一読下さい!
    続きを読む

    投稿日:2016.02.07

  • 産科をみる

    2015年秋、コウノドリという産科を医師視点から切り込んだ漫画がドラマ化され話題になっています。
    透明なゆりかごは産科を看護師視点から読む漫画です。

    コウノドリは基本的に明るく終わるハッピーエンド志向で、一つの病態に一つの問題と話がわかりやすいです。特に妊婦や父親から子供への向きあい方を描いています。

    対して透明なゆりかごではそうではなく、一つの病気のケースに二つ三つの問題が描かれていたり、その問題も児童相談所案件であるとか、環境についてだとか、太めの方の麻酔の難しさだとか、医師にも手に終えない領域をかかれ、現実みのある負の側面をしっかり捉えたものとなっています。

    話題作のコウノドリと一緒に、と、みなさんにお勧めしたいです。
    続きを読む

    投稿日:2015.11.01

  • 産科から見た命

    二人の子供を持つ身ですが産科の明るい部分しか意識していまでんでした。
    世の中暗い部分もあるのはわかっているつもりですが考えさせられます。
    命について、家族について考えさせてもらう作品です。
    これはぜひみんなに読んでもらいたい作品ですね。
    続きを読む

    投稿日:2015.10.19

  • 必読の一冊でしょう

    老若男女関係なく読んでほしいと思います。
    出産だけではない産婦人科のストーリー。
    目を背けている現実を絵でみるのは本当につらいのひとこと。
    でもそれが現実であり、その現実が今おきているのだと思うと。
    私も娘をもつ二児の母ですが、少し間違えばそんな体験をしていたかもしれない。
    子供にも読ませてやりたい一冊でした。
    何回もよみなおそうと思います。
    続きを読む

    投稿日:2015.10.24

  • 幸せじゃない話が多いけど

    男性にも女性にも是非読んでほしい。
    産科の漫画というと赤ちゃん=幸せという話が多いけど、この本は作者が働いていた産科で起きた中絶、胎内死亡、虐待などなかなか暗くて悲しい話を扱っている。
    絵があっさりしているのでそんな深刻な話にも関わらず割りとサクサク読めます。
    出産間近でお腹の中で亡くなってしまった赤ちゃんの話が泣けます。
    続きを読む

    投稿日:2015.11.01

  • 涙が自然にこぼれます

    最近、出産したためか凄く心に響く内容です。
    わが子が愛おしくなります。
    子育てしている方に是非読んで欲しいです。

    投稿日:2015.12.14

Loading...

ブクログレビュー

"powered by"

  • やきいも

    やきいも

    ドラマが大好きで漫画も読んでみた。
    母と娘や母性について考えさせられる。
    いつもエピソードの最後の言葉たちが素敵

    投稿日:2023.06.25

  • あかね

    あかね

    読んでいて辛かった。 作者が1997年にアルバイトをしていたと書いていたので実在していたらみんな自分と同い年のはず。 個人的に後藤さんの話が印象的で次に生まれた赤ちゃんはお兄ちゃんの思いとともにたくさん愛されて欲しい。 ミカちゃんのエピソードを読んでから母子手帳を見て見たけど何も書いてなくて悲しかった笑続きを読む

    投稿日:2022.06.12

  • 大阪信愛学院図書館

    大阪信愛学院図書館

    2019/12/16

    726.1||オ||1 (3階マンガ)

    高校3年時の看護師見習い体験を元に、産婦人科医院で実際にあった出産をめぐる「喜び」や「悲しみ」をリアルに見つめ、「生と死=命の重さ」やその根源にある「人間の悲哀」を考えていきます。
    TVドラマにもなり、看護師希望でない方でも、感銘を受けると思います。 
    続きを読む

    投稿日:2019.12.16

  • sakuramura

    sakuramura

    このレビューはネタバレを含みます

    ネットの無料試読で気に入って購入。産婦人科でアルバイトをした作者の経験に基づいたお話、7話。

    妊娠・出産は本当に奇跡の連続で感動的だけど、作者が産婦人科で見たのは人工中絶や育児放棄・性被害・虐待などの厳しい現実。シンプルな絵と、看護師見習いだからこその素直な思いが良い。作り込まれた絵や押し付けがましい雄弁なコメントよりも、断然、命の重さや厳しい現実がより胸に刺さり、心が痛くなる。

    【概要】
    ①人工中絶から考える命の重さ
    ②不倫の末に一度は子どもを置いて逃げた母と子どもの悲しい結末
    ③紙袋に入れて産婦人科前に赤ちゃんを捨てた高校生母が語らない心の内
    ④相手から望まれなかった妊娠で心に深い傷を負う女性
    ⑤母の再婚相手から性被害を受け続けていた少女の母への思い
    ⑥我が子を可愛いく思えない母親と、お腹の中で胎児が亡くなってしまった経験を経た母親から学ぶ母性の正体
    ⑦母親に虐待され離れて暮らした女性が感じる母親になる不安と希望と母子手帳

    レビューの続きを読む

    投稿日:2019.02.18

  • キミドリ

    キミドリ

     3巻まで読み終わった。
     作者が高校生の頃に、バイトで入った産婦人科で見聞きしたものをマンガでつづったもの。
     絵は上手ではないのだけれど、却って、そのせいで、不覚にも胸に迫る事柄が多かった。
     アマゾンでも軒並み高評価なのが肯ける。

    どうしても産婦人科の医療マンガというと、医師の側か、患者の側かの描写になってしまうんだけど、看護助手というポジションからなのが絶妙である。
     作者自身もいじめられっこで(彼女自身に発達障害があり、そのせいでなじめなかったものと考えられる)、次々と中絶されていく胎児たちを処理する係でもある。
     淡々と処理していくように見えて、自然に歌を歌ってあげたりするところが、思いやりをもっている接しつつも、シビアな現実を見つめているのがよくわかる。

     個人的な信条になるが、現実を見つめることと、そのうえで自分にできる努力をすることは、一種の至上命題だと思っているので、彼女の態度はやはり「プロ」なんだなぁ、と感じ入った。

    続きを読む

    投稿日:2018.12.22

  • 赤木かん子【公式】

    赤木かん子【公式】

    産婦人科でバイトすることになった高校三年生の仕事は、それまでイメージしていた
    うわぁ、赤ちゃん生まれました~、おめでとうございまーす(^^)

    という幸福な図を見ることではなく、毎日中絶された子をびんにいれて業者に渡すことでした……。

    全編ヘビーな、でも実によくある現実の話が続きます。
    決してうまくない絵なのですが、これ、うまい絵で描かれたら逆にいたたまれないかも……。
    それも含め、いろんな方向からのバランスが絶妙で、頭のいい人なんだな、と思います。
    だれでも読めるのに内容は深く果てしない……。

    学校に入れられるかどうかはまた別として司書は読んでおいたほうがいいよ。


    2018/10/015 更新
    続きを読む

    投稿日:2018.10.14

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。