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田上太秀 / 西東社 (2件のレビュー)
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総合評価:
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aqua
このレビューはネタバレを含みます
聞いたことはあるもののふんわりとしか意味を知らなかった言葉とか、ブッダの生い立ちなど分かりやすく興味深く読めた。 ブッダ自身は文字を残さず、自分がいなくなっても教えは生きているとしたところが一貫していて、もっと詳しく知りたいという気持ちが湧いた。 ブッダの死は理想的な死に思える。自分が亡くなる時も弟子に教えを説いたというのが、とても穏やかで。 二大弟子の死に直面した時のブッダの言葉はほかの弟子たちの心を慰めただろう。死について多く考えた。 古来からあった神道を大事にしつつ、仏教を受け入れ互いに発展していくところがいかにも日本らしいと思う。
投稿日:2018.01.23
クラッツ
世界史でキリスト教史については良く読んでいたのである程度知っていたが、それに比べると仏教って全然知らないな、と思ってとりあえず読んでみた。 タイトルのとおり、ブッダの生涯や戒律、その後の原始仏教の広…がりあたりに一番力点が置かれていて、昔読んだ手塚治虫の漫画にこういう人が出てたなあとか思いながら読んだ。とは言え、基本的に紀元前5世紀の、文献も無い時代の話なので、大方伝説なんだろうなとも感じた。 ローマの国教となったカトリックが中央集権的に取り仕切ったキリスト教と比べると、まったく地方分権的ではあるが、だからこそその土地ごとのアレンジがなされている点は、なるほど世界史的には面白い素材だなと思った。 あとやっと論蔵の意味が分かりました。続きを読む
投稿日:2012.08.21
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