【感想】小林カツ代のお料理入門

小林カツ代 / 文春新書
(7件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 団子坂たろ子

    団子坂たろ子

    おしゃべりをそのまま本にしたような文体でさらっと読める。自分のためだけでも、手を抜いても、心がこもった料理を食べるべきというご意見がぐっときた。

    投稿日:2019.08.05

  • orangewind

    orangewind

    小林カツ代さんは言わずと知れた料理研究家。なんとなく、読みたくなって購入。非常に平易な内容で読みやすく、お腹が空いてくる本。読んでいて料理がやりたくなる本ですね。

    投稿日:2018.02.13

  • sazuka

    sazuka

    お料理入門、である。再入門できた、そんな気がする。
    --------
    少年期に『美味しんぼ』の洗礼を受けてしまったため、食に対してひねくれてしまった。

    「スキヤキを食わせるからには、せめて魯山人風のスキヤキくらい食わせてみろ。」というのは、かの海原雄山氏のセリフであり、純情な僕は真面目に魯山人風スキヤキなどを作っていた時期もあった。未だにアサヒスーパードライが飲めなかったりする。

    だがね。そのうちそういうのが面倒になってきた。小林カツ代は、そんな僕に手を差し伸べてくれる。

    本書の冒頭は、ひとりすき焼き。
    「鍋は、フライパンがうまくいきます。ちょっと風情がないけれど。」
    風情より楽ちん、確実を。

    オムライス。
    「断じて高級料理風オムライスは間違っているっ!」
    「料理は、火をつけることと同じくらい、火を止めることが大事なんです。」
    いい話や。

    だし。
    「私は煮立っても昆布はコトコト煮てるし、鰹節もしっかり煮出したその上に、ギュッと絞ります。猫もまたいでいきます。」
    一番だし、二番だし、というのは料亭の理論なのだ。これを読んでだしとりが気楽になった。

    春菊。
    「水にさらさず絞らなければ、春菊はびっくりするほど美味しい。」
    本当だった。ずっとさらして絞ってた。

    水もだしである!
    包丁だけは暴利はないです。

    などなど。名言なり、気楽な言葉にずいぶん救われた。
    なんでも、子どもたちが独立して巣立った後、家族のためでなく自分のためだけに料理をつくるようになって、その中での発見を綴ったものなのだそうだ。

    気がつけば食べ物の本ばかり読んでいる。でも素敵な本がたくさんあるから。
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    投稿日:2018.01.02

  • tou

    tou

    小林カツ代さんがテレビで喋ってるのをあんまり覚えてないんだけど、おばちゃんが手際よくちゃっちゃと料理しながら教えてくれるみたいな料理エッセイかつレシピ本。

    "卵は一人1個で充分!2個は断じて多いです。3個も4個も使ってる、なんて威張ってるレストランがありますが、邪道です。1個。Lサイズは許します。"p.20 この「Lサイズは許します。」の可愛さ。好き。

    深夜に鯛茶漬けの項目読んで、腹が鳴ったりするのが楽しい本です。鯛茶漬けだけで3通り載ってる。

    甘い卵焼きとか、ないわーって思うけど、カツ代さんが言うなら、なくはないかも、くらいには譲ってもいい気がしてきた...
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    投稿日:2017.05.10

  • きょん

    きょん

    一人暮らしの狭い台所に、世話好きなおばちゃんがどかどか入ってきて言う。
    「やれば簡単なんだから、ね!美味しいもの食べなきゃ楽しくないでしょ!」

    料理のいろはから教えてくれる料理本だけど、手の込んだ料理をふるまえるようになるための本ではない。一人でも、要領よく美味しいものを食べられるようにするための料理本だ。
    出来立てを味わう一番美味しいタイミング、鍋の独り占め、野菜をいかに簡単に取るか……時には栄養バランスなんてものも忘れる。美味しいものを食べたい時は、そんな余計なことは考えない。大胆かつ大胆なレシピの数々。

    カツ代先生の陽気さがそのままページに写し取られたようで「葱がピカーッと焼けてくる」など独特な表現もクスッと笑えていい。
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    投稿日:2015.12.16

  • NORIS

    NORIS

    2003年に出た『実践 料理のへそ!』が元本らしい。
    そちらはふつうの新書の体裁で写真などなく、それはそれで役に立つものだったけど、今回はカラーのお料理写真満載、内容もより初心者向けに表現や分量をわかりやすく改めたらしい。
    「一人で食べる贅沢」を覚えた著者がおすすめする基本的に1-2人分のレシピなので、単身者、夫婦二人などの人に使いやすい。家族のために料理するお母さんに役に立つ知恵や工夫もたくさんつまっているけど、そうでなくて自分のためにお料理する必要がある老若男女あらゆる人におすすめできる。
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    投稿日:2015.06.24

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