稲盛和夫の哲学

稲盛和夫 / PHP文庫
(21件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
7
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4
1
0
  • 西郷隆盛と大久保利通

    稲盛氏は鹿児島出身だったんですね。維新の立役者鹿児島生まれで、戦前と戦中、戦後の苦しさをわかっている最後の世代だから、確かにいうことが達観しています。
    戦争を知る世代は仏教の美点と日本に残された精神のよりどころとしての伝統に心を砕いていますね。
    それで救われたり、気づくところがあった人はきっと幸運なのでしょう。
    さて、経営者としては現存する知的集約型産業の創業者としては孫正義を除けばこの人が頂点でしょう。
    氏が述べるように西郷の統率力と大久保の立案、実務力を持つリーダーというのは理想のものです。
    その理想の経営者の下につくというのは、おそらくとても大変ですが、やりがいがあるのになるのでしょうね。
    いつか、こういう立志伝中の人が書いている言葉を実践できる人間になりたいなあ。
    500円だから、たまにはライトノベルや文芸を我慢してこういう本を読むのもよいかも。
    星5つ。
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    投稿日:2017.02.04

  • 感謝する気持ち、共生と自己愛 生きていくって こういうことを知る

    稲盛さんが、どうして 日航再建が出来たのか
    興味があり、ますは「哲学」から始める。
    仏教の世界観の中で 先祖から受け継いだ道徳などと
    共生、自己愛のバランスや 自然科学を超越する意志と
    しての宇宙感で盛りだくさんでした。大変よかった。続きを読む

    投稿日:2015.05.21

ブクログレビュー

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  • clearsky181212

    clearsky181212

     得度をすでに成されて、今ではお坊さんでもある稲盛さん。基幹となる思想は仏教ですが、真実の人生観、人間観、世界観を確立して、現実生活に活かすための実践行動に大変役立つ、珠玉の文章の数々、まさに精神的な宝の山です。
     
     故松下翁が説かれた「水道哲学」や「PHP思想」にあるように、まずは「貧をなくす」ことによって、「衣食足りて礼節を知る」や「倉廩満ちて栄辱を知る」の言葉どおり、万人が人道に則した真っ当な生活を送れるよう、人間の本質、本性を覚醒して、物心両面の豊かさ(プロスペリティ)を通しての平和(ピース)と幸福(ハッピーネス)を世界大で実現するために、何よりも優先して為すべきは「照顧脚下」、すなわち自分自身の人間性を不断に高めることです。
     「一燈照隅」が集まって「万燈遍照」へ、光(大智)と熱(慈悲、仁愛)の体得、実践が一人でも多くの人類に切望されます。
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    投稿日:2018.12.15

  • touxia

    touxia

    「人は何のために生きるのか?」と問いかけることが、
    哲学のテーマのひとつだろうね。
    「人はなぜ生きるか?」という問いかけは、
    生きちゃっているから、その質問がしにくいのだろうね。
    「人はどのように生きるのか?」というのは、
    ハウツゥーのような 安易なものであり、
    自分勝手に、好きなように生きればいいのだから、
    何のために生きるのか?と言うのは、
    自分のために生きればいいのだが、
    他人のために生きているとしたら、
    何らかの理由がいるのだろうね。
    豊かになる為に、お金持ちになるために、家族のために、
    家を建てるために、美味しいものを食べるために、
    というのは、ちょっと、こまいことなんだろう。
    その理由を、ビジネスで成功してきた人が、お金を得て、
    そして、そのお金の使い道を、ある程度みえてきた時に、
    後は、何のために生きるのかは、自分のためだったら、
    ちょっと、寂しい感じがすると言うことなんだろうか。
    まぁ。こんな風に考えると 
    素直じゃないなぁと言われるだけなのかも。
    とにかく、素晴らしい人生とは、
    周囲の人に言われるのではなく、
    自分で思えるようにすればいいのだ。
    しかし、自分の評価では、
    素晴らしい人生と言うのではないようだ。

    自分と言う存在の「価値」、
    そして「意味」「必要性」を問う。
    それは、人間と言う全体ではなく、
    個として問われるべきでもある。
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    投稿日:2017.10.31

  • chickenramen

    chickenramen

    「人生の目的は自分を高めることにあり」という趣旨が一番心に残った。仏教思想が随所に取り込まれており、哲学が宗教と個人の思想によって完成している。

    投稿日:2017.09.17

  • 関根雅泰

    関根雅泰

    ・「心を高める」ために、生きる。

    ・自由の使い方によって、悪にも善にもなる。

    ・人を助けるという「布施」
     やってはならないこを示した「持戒」
     この2つを子どもたちを教育しなくてはならない。

    ・「艱難、汝を玉にす」「若い時の苦労は買ってでもせよ」
     
    ・災難に遭うのは、過去につくった業が消える時。

    ・魂を磨き続ける。
     世のため人のために尽くし、自分の心を高めていく。
    続きを読む

    投稿日:2017.05.06

  • stammkneipe

    stammkneipe

    このレビューはネタバレを含みます

    哲学、もとい仏教的な考えが織り込まれている本でした。
    著者の稲盛和夫さんは科学者である一方で、こういった哲学や宗教的な考えも大事にしています。

    思えば、スティーブ・ジョブズもそうでした。彼も禅から多くを学び、自然科学と人文科学が交差するような製品作りをしていました。

    理論的なことも大事にしつつ、心情的なことも大事にする、一見両者は相反しているかもしれないけれども、両者を大事にする事が大事なのだと思いました。

    本書にも、

    「事業を展開していくときに、情で判断し、情で行動したら、収集がつかなくなります。また、情で判断して、理性で行動しても、道を誤ります。かといって、理性で判断し、理性で対応したら、誰もついてきません。」

    「大事なことは、最初の段階では理性で考え、実際の対応について情をつけることだと思います。」と書かれています。

    他にも、沢山の印象に残った部分があります。中でも特に、

    「私は『人間が他の生命、他の動物と同じ存在』とする考え方が、結局は人間の価値を低からしめることになっているように感じます。もっとも価値ある存在だということをもっと強調して、その誇りに伴う責任を自覚するよう、私たちは自分自身に対する見方を変えていかなければなりません。」

    という部分です。

    僕が今まで聴いてきた考え方は、「人間は他の生命と同じだから、自然のサイクルに沿うような生き方をしていかなければならない。」というものでした。

    それとは、全く正反対な著者の考え方。これは言うなれば、人間至上主義に通ずるのではないか、という疑問も持ってしまいました。
    それでも、責任を持っていることを自覚すれば、確かに行動出来るかもしれない。そして、何よりも著書の考え方を真に正しいものにする為には、人の為、世の為という「利他の心」を持ってこそだと思いました。

    だから、いつだって自分の心を高める必要性があると感じました。

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    投稿日:2012.05.19

  • kenny310310

    kenny310310

    簡単に言えば、宇宙はどんどん膨らみ続けていくのが流れだから、人間も進化、発展するのが流れだよって言ってる。みんなちがって、みんないいけど、自分らしさを、自分の器の範囲で全うしつつも、世界の発展が流れだってことを忘れず生きようって内容。

    「自分が最も楽しい取り組み方で、人生を楽しもう。そういった歴史が、未来の発展の糧になる。」自分なりに要点をこうまとめてみた。


    もう一つ面白いなぁと思ったのは、宇宙には「意思」なるものがあるという説。宇宙は発展したがる「意思」があるから、人間も世界も発展せざるを得ないっと言っていた。

    見方を変えれば、こんなに窮屈な考えはない。人間の運命は決まりきっているんだ!っと言われているようなもので、そんなのつまらないじゃないかっと思ってしまう。

    だけど、また見方を変えれば、宇宙とはつながっているということ。この世で、自分を本当に理解してくれる人はきっといないっと絶望しても、それでも宇宙だけはつながることが出来るということ。

    人間は辛い時には、宇宙とつながることができるし、いやなら歯向かって楽しめばいい。人生は完璧に決まっていて、完璧に自由だ。

    そんな矛盾してる人生が楽しいんだ。なんだか彼の哲学からは、そうも
    聞こえて、面白い。
    続きを読む

    投稿日:2011.09.15

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