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西尾維新, VOFAN / 講談社 (119件のレビュー)
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総合評価:
ミヤマ
忘却探偵の第2弾。
忘却探偵の第2弾。 今回のワトソン役・親切守との出会いから事研解決まで。このシリーズは毎回、相棒が変わっていくの、かな? ミステリーなのに、登場人物が、美術館の警備員の親切と忘却探偵の今日子さん…、天才少年と老人の4人だけ!なのに、事件が起こって、推理して、犯人見つけて…って展開を面白くしてるのは凄い。続きを読む
投稿日:2017.11.19
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あっくん
1
西尾維新による忘却探偵シリーズ第2弾
前作で主役級の役割を与えられていた隠館は登場せず、親切守という別人が物語を語っていく構成となっていて、それはそれで少し残念。 本作では美術館の警備員・親切が、抽象的な絵画の値段に2億円と値をつけた今日…子と出会うところから始まる。その絵をいつもしげしげと立ち止まって見ていた今日子が、ある日いきなり素通りするのを目にしてなぜ?と問い、今日子の鑑定額が200万円に値下げされたこと、ある老人がその絵をいきなり叩き壊してしまったことなど、ただ字面だけ追っていると訳がわからないのでついつい先を読ませられる感覚は作者にしてやられているようで悔しい。 もっとも、本作は長編の体裁をとっているため、前作に比較してやや冗長に過ぎる感もあり、特に親切の独白がややウザい。 また、前作ではがめついだけの印象だった今日子が案外性悪で、簡単に嘘はつくしサラッと騙すし、やや関わり合いになりたくない人物の印象になってしまった。最後にはそれらにもある程度の理由付けがなされており、納得はできるが、それにしても、、、、 次作以降でさらに今日子の知らない面が描かれていくのだろうが、楽しみなようなあまり見たくないような、複雑な心境になる。続きを読む
投稿日:2016.06.28
らくだ
4
顧客は一人だけじゃなかったんだ。
シリーズ第2作。 今回は長編でした。 今度は、警備員をクビになった親切さんのお話です。 あ、今日子さんのお客さんは、一人だけじゃなかったんですね。 ストーリーは面白かった。 このシリーズは1日で解決、…が信条なのだけど、 全然間延びしてなくてスゴイなぁ、と思いました。 ただ、結末は割とあっさりしていて、もうちょっとひねってあったほうがいいかな? でも、ひねったら1日、っていうのに対してボリュームがありすぎなのかな? どうして、推薦状なのかは、ほう、そういうことか、と、思いました。続きを読む
投稿日:2016.05.28
ゆきおんな
9
マルチタスク
今日子さんの早く的確な仕事ぶりが光るお話が満載でした。 ドラマとはキャストも結末も違っていて、いい感じです。最後まで読まないとタイトルの意味が分かりませんでしたが、こちらもとっても気持ちの良い終わり方…でした。 続きを読みたいと思いますが、ページ数の割にお高いのが少々気になります。続きを読む
投稿日:2016.02.05
とよ
3
推薦状の訳は最後までのお楽しみ
掟上今日子第2弾でしょうか。 睡眠の前後で記憶がリセットされてしまう、忘却探偵の活躍がスピーディーに展開されます。 今回のパートナーは、前回の厄才さんから親切さんに変わります。元警備員の親切さんと前作…とはちょっと異なる掟上さんは事件を解決出来るのか? タイトルの推薦状の意味は最後にひもとかれます。お楽しみに。 続きを読む
投稿日:2015.10.24
hibimori
最速で読めます。
今度は一冊ぜんぶの長篇で,語り手が交代したのはおれにとっては好印象。ずっと良くなった。「…備忘録」のテレビCMのせいで今日子さんが数年後の某嬢としか思えなくなったんだけどそれならそれで何の問題もない。
投稿日:2015.09.17
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テトラ
掟上今日子の推薦文/西尾維新 #読了 11/9 「あなたを推薦します。親切守さん。」 美術館の警備員をしていた青年は一つの絵を守れなかった事でクビになる。新しく雇われた先は絵を壊した張本人の額縁匠。絵…を壊したのは、もとい額縁を壊したのは自分の額縁が取り替えられていたから……続きを読む
投稿日:2023.11.12
抹茶
今回の相棒?は警備員の親切守。 剥井少年、和久井翁が関係してアトリエ荘で起きた事件を解決していくが、話も無理なく合っていて読んでいて納得がいくお話しだったので、このシリーズで一番好きかも。
投稿日:2023.10.09
mer Seasar
新垣結衣さんのドラマから! 図書館でお借りしたが、1巻だけがずーーーーっと貸出中なので、この2巻から。 ドラマの内容もところどころしか覚えていないので、新鮮な気持ちで楽しむことが出来た。 …今日子さん…って、こんなにがめつかったっけな〜。続きを読む
投稿日:2023.04.23
amazara4
このレビューはネタバレを含みます
読みやすさの極み。 そこまで深刻な展開はなく、でも引き込まれる謎解き。 額縁作家って考えたことなかった、今日子さんにとっては2億の作品の価値が額縁を変えることで200万円まで下がっていたが、そこまで影響するものなのだろうか。アーティストの視点を取り入れた本作も面白かった。
投稿日:2022.12.25
Yuki
眠ると記憶がリセットされる。 他に類を見ないと思われる特異な設定の探偵、掟上今日子が事件の謎を解く、忘却探偵シリーズの二作目です。 語り手が前作と変わっていたのに驚いたのですが、全ての出会いが一期一…会と言っても過言ではない忘却探偵には、寧ろ自然なのかもしれませんね。 ただ、今回の語り手は台詞一つに対しても内面の思考の描写が多く、それが時に冗長に感じてしまいました。 もう少しコンパクトに纏めても良かったように思うのですが。 でも、謎めいた探偵の言動を考察し、その素顔を垣間見ようとすること自体は面白かったので、続編も楽しみにしています。 続きを読む
投稿日:2022.11.26
たるお
美術館警備員、親切守(おやぎりまもる)という新キャラ視点で掟上今日子の活躍が描かれる。1日で記憶をなくす設定はそのままに、本作では額縁匠の傷害事件の謎を解く。 前作を読まずに、本作から読んでも大丈夫なシリーズ構成になっている。逆に言えば本作を読み終えても特に今日子さんについて大きな進展があるわけでもないのが少し物足りない。 とはいえ、エンタメ作品として安定のクオリティで楽しめた。推理やトリックを楽しむというよりは、鋭い今日子さんと、翻弄される主人公とのやりとりを楽しむ類のエンターテイメント小説だと思います。
投稿日:2022.09.09
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