【感想】権力の空間/空間の権力 個人と国家の〈あいだ〉を設計せよ

山本理顕 / 講談社選書メチエ
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  • hstkhr

    hstkhr

    ハンナ・アーレントから着想した空間と権力との関係、さらには経済行為と共存する「地域社会圏」まで話を広げた一冊。
    産業化と共に訪れた工業社会によって賃金型、被雇用型労働者が生まれ、公的空間と私的空間の分離は、機能や合理性を重視する官僚政治によって決定的となり、住居の内装や区分までが機能的に定められることとなった。
    このことから著者は、圏内でインフラ整備や生活保障の機能をもつ「地域社会圏」の実現を訴える。
    あとがきから察するに、設計の仕事から追放されたことに思うことが大きかったのだと思う。
    ものを作る人の知を述べている箇所も、頭を使う仕事がしたいと言って、「頭を使わない職業があるんですか?」と返された自分の研究室訪問を思い出して、再び頭の痛い経験を思い出した。
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    投稿日:2016.02.11

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