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水島広子 / 大和出版 (4件のレビュー)
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総合評価:
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morinokazedayori
相手の言動に困っているときや、何か協力してほしいとき、脅したり批判したりして相手を変えようとすると、それは支配になってしまう。相手を変えるのではなく、相手の人格や意向を尊重しつつ行動を変えてもらい、よ…りよい人間関係を維持する方法が書かれている。状況別の具体的な伝え方例が豊富に取り上げられており、使いやすい。自分も相手も尊重しつつ、よりよい関係.環境を作っていこうと、気持ちを新たにした。続きを読む
投稿日:2021.02.07
ぽんだな
本の題名が嫌いでなかなか手に取ることができなかったが、読んでみると得心の内容だった。相手を変えることはできない(相手を変えられると思うこと自体がすでに傲慢)だが、相手は変わらなくても相手の行動を変える…ことができる。そして人が動かない理由は、それに足る理由があって、相手が自由を保障されている・安全を保証されていると感じられれば、人間は協力的に動いてくれるということ。学ぶべきことが多い1冊。続きを読む
投稿日:2018.04.12
ヨッシィー☆
イソップ童話の「北風と太陽」にあるように、力づくでは、相手は動いてくれません。動いてもらえないのには、その人なりの理由があります。 行動を阻む原因に焦点を当て、障害を取り除いてあげること。 本書…は、「人を動かす」ことに対する既成概念を壊し、対人関係におけるあらゆる場面で役に立つ良書です。 詳細なレビューはこちらです↓ http://maemuki-blog.com/?p=2903続きを読む
投稿日:2014.11.16
ohisamayoko
このレビューはネタバレを含みます
人間は本来善意の存在であるにもかかわらず、善意を発揮しれくれないときにはなんらかの理由がある(善意で動くことに、何かの危険や不安を感じている)。だから、それを解消してあげれば、困っている人のことは気持ちよく助けてくれる。 「その人」ではなく「その行動」を変えてもらう。人の行動を変えることはできないが、人を動かすことはできる。 <人を動かすためのポイント> 1.対立構造にしない 2.相手のおそれを取り除く 3.目標を共有する 4.経緯と感謝を示す それぞれの人にはそれぞれの事情がある。どんな人でもその事情のなかで、できるだけのことをしている。 人は変えられないが変わることはできる。それには、変わりやすい環境が必要。変わりやすい環境とは、安全な環境。 人を変えることができると思っていると、相手の領域に踏み込んでしまい、安全な環境が提供できない。その結果、相手は変わらないのはもちろん、相手を動かすこともできない。 「お願い」で相手の領域を守る。そうすれば相手は事故防衛に走る必要がなくなる。その人自身は変えられなくても、その人の行動は変えてもらうことができる。 <相手が思わず従いたくなってしまう5つの条件> 1.目的がハッキリしていること 2.その目的に少なくとも違和感がないこと 3.全体に不安を喚起しすぎないものであること 4.自分にできると思えること 5.動いた結果、達成感や人とのつながりが感じられること 「動かす」のではなく、「動きを止めているもの」を取り去る。 <<序章のまとめ>> 1.対立構造を避け、相手に安心してもらい、目標を共有し、経緯と感謝を示す 2.「人を変えることができる」と思うのはやめる 3.相手にとって「安全な環境」を作る 4.「人を動かす」基本は「お願い」 5.「相手の動きを止めているもの」を探して、取り去る 対立構造ではなく、仲間意識を作る。 「嫌だ」を「お願い」に変えるだけでいい。 なんで無神経な相手のために自分がここまでしないといけないのかと思うけど、相手の行動を変えるためという目標を思い出せばいい。 「情」と「理」を使い分ける。情の部分で譲れない人に「理」で説得しても何も変わらない。 <<第一章のまとめ>> 「対立構造を避ける」ポイント 1.まず自分から綱引きの綱を話す 2.クレーマーは「困っている人」ととらえる 3.「嫌だ」を「お願い」という言い方に変える 4.「情」で話す人には「情」で、「理」で話す人には「理」で話す 5.誰にでも「文脈」があることに気づく 行動できない理由は「怖れ」であることが多い。ポジティブな変化についても言えること。「変わりたくない」という反応はどんな場合にも、多かれ少なかれ起こるもの。 自分の「存在」を認めて欲しい人と、自分の「努力」を認めて欲しい人。 怖がっている人には安心できる環境を。ただし、何をもって「安心」と感じるかは人それぞれ。 <<2章のまとめ>> 「相手の怖れをやわらげる」ポイント 1.人は「変わりたくない」生き物であることを知っておく 2.「思い通りにならない相手」の言動の裏には、「怖れ」がある 3.「安心してもらうには、どうしたらいいか」を考える 4.「相手の弱点」は刺激しない 5.「自分の思考、言葉、行動が一致しているかどうか」を常にチェックする 「大目標」はしっかりと持ったまま、「小目標」はできるだけ相手にあった形にする。 「大目標」はひとつに絞り込む必要がある場合が多い。 目標は、この人の嫌なところを変えてもらうことなのか、それともこの人とは付き合わないことなのかをはっきりさせる。 <<3章のまとめ>> 「相手に気持ちよく動いてもらう」ポイント 1.自分の「大目標」を確認する 2.「大目標」はひとつに絞り込む 3.「小目標」は相手にゆだねる 4.あくまでも「相手の領域」は守る 5.「相手の領域」を侵さない「大目標」を立てる <<4章のまとめ>> 「困った状況を一変させる」ポイント 1.自分の「人を動かしたい」は適切かどうかチェックする 2.「実験感覚」で自分から「味方」になってみる 3.「逃げ出す」「別れる」という選択もあり 4.「見ない」「スルーする」という選択もあり 5.あくまでも「自分の領域」は守る 自己評価の低い人達のほうが動いてくれにくい。 <<5章のまとめ>> 「どうしても動かない人に対処する」ポイント 1.「動かない人」は自信がないからかもしれないと考える 2.「ほめる」のではなく「信頼」を伝える 3.「自分のできる範囲は限られている」と知っておく 4.「方便」を使う 5.「代弁者」を立てる <<6章のまとめ>> 「人を巻き込む」ポイント 1.「根回し」で味方を増やす 2.「どうしたらいい?」と相談する 3.尊敬は日々の態度で勝ち取る 4.自分の「大目標」を理解してもらう 5.動いてくれた人にはきちんと「お礼」を言う
投稿日:2014.05.31
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