【感想】人生の作法

鍵山秀三郎, 亀井民治 / PHP研究所
(9件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
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ブクログレビュー

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  • fujikawa20

    fujikawa20

    イエローハット創業者の方の考え方や行動指針について
    まとめた本。

    経営者でありながら、会社周辺を掃除して、
    掃除で様々な人脈を作り上げたという筆者。

    それなりのお年と思われるため、様々な経験を通じ、
    読者に訴えかけるような説明が続きます。

    選択肢がある場合、筆者は相手が喜ぶような選択肢を選ぶとのことでした。
    お金も自分のためでなく、人のために使うと、、、

    文章全体非常に参考になることも多かったのですが、

    この筆者が若い時はどう考えていたのだろうか?
    会社周辺を掃除する話はたくさん出てきますが、
    自分の会社の掃除もしているのだろうか?

    など、文中からは筆者のバックボーンがあまり読み取れないのが
    少し残念なところかもしれません。

    人生の作法というタイトルですが、これを全部やっている人は
    正直やりすぎだろうと思いました。
    色々経験して晩年このような思想になったというのであれば、
    非常に合点がいくのではと思います。

    筆者は相手が第一ですが、たまには自身も優先しないと
    人間っぽさがないと思います。
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    投稿日:2015.04.09

  • 菅野惠天

    菅野惠天

    鍵山氏の世界観に共感する部分が多い。誰でもできそうなことをきちんとやることが、面倒くさいかもしれないが、実はいちばんストレスがたまらない生き方である。また、そういうことがきちんとできる人が、本当に強い人である。続きを読む

    投稿日:2015.01.31

  • 読書Walker

    読書Walker

    トイレ掃除を素手で行うことで有名なイエローハット社長の鍵山氏の人生観です。すべてはマネできないが、一つでもできたらと思うほど清廉な生き方です。
    恐らく若い方には、なかなかすんなりと咀嚼できない考え方が多いのではないかと思います。私のような年配者ですと、書かれている考え方に一定の理解もできるし共感できる部分もあります。
    鍵山さんの生き方の原点は、ご両親の教育(生き方)によるものだと感じました。このような清廉な生き方を仕事を通して身に着けることは、かなり困難ですから、子供時代にいかに「人生の作法」の基礎を身に着けさせるかが大切だと思いました。

    鍵山さんの座右の銘とされてる言葉で、
    「真の幸せは、自由(勝手気まま)のなかにあるのではない。義務を甘受する中に存在する」というのがあります。
    フランスの作家サンテグジュペリの『夜間飛行』の序文に出てくる
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    投稿日:2012.08.05

  • junvago

    junvago

    イエローハット創業者鍵山氏の本。徹底した掃除哲学と徹底した「人に迷惑をかけない」人生訓は、昨今の世間の価値観に一石を投じるものだと思う。ただ、著者の「私はすばらしく気遣いをしている人間だ」的な説教くささというか、断定的な語り口が惜しい。「日本を美しくする会」が「カルト」だとネットで報道されたこともあるようだけど、そうなる危険性はあるだろうなあと思う。
     何箇所かある違和感の感じる部分を除けば、自分の周囲に対する気遣いのやり方にはっとさせられる部分は多く、ためになった。
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    投稿日:2012.04.27

  • 石井信之

    石井信之

    先日、鍵山秀三郎氏の講演会を聞いたおりに、購入した本。

    実践から紡ぎだされる生き方は、武人のような切れ具合が
    あるのだけれど、その生き方を支えているのは、人や
    環境に対する真摯な思いで、深く、やさしい心づかいにあふれている。

    鍵山氏の生き方の一つを紹介する。
    『幸せな人生を送るためには、少しでも人を喜ばすことです。
    大切なことは、「必ずしも自分がしなくてもいいことを、
    少し多めにする。反対に、「自分に与えられた権利を
    控え目に行使することではないでしょうか。』
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    投稿日:2011.10.02

  • horizemi

    horizemi

    このレビューはネタバレを含みます

    人生の作法…。私は、タイトルを見て、「…。」と止まってしまいました。就職活動を目前に控えている自分には、“人生の作法”という5文字は、とてもそそられるものだったのです。本書は8つの項目で構成されていますが、その中で最も私が共感を得た2項目を紹介したいと思います。

    1つ目は、人間関係についての作法です。
    誰もが1度は悩んだことのある人間関係、苦手な人も気が合う人も必ずいるはずです。みなさんは苦手な人とは、距離を置いたりしていませんか?私は、極力関わりたくない、と避けてしまうことがしばしばあります。しかし鍵山さんは、遠ざかるのではなく意識的に自分から近づいていくことが大切だと言います。彼は、「掃除に学ぶ会」という会を作り、ほぼ毎週開催して日本の多くの学生とトイレ掃除をしています。このトイレ掃除から人間関係のことを学びました。トイレ掃除が終わって洗い流そうとするとき、水が自分に飛び散らないように壁面から離れて水をかけるとますます水が飛び散りますよね。逆に、ホースの口を壁面に近づけて斜め上から流すと、かけた水は飛び散ることなく、壁面を洗い流せます。このように逃げるのではなく近づく、ということは人間関係に置き換えても大切なことのです。

    2つ目は、教養についての作法です。
    みなさんは国際人とはどんな人のことだと思いますか?私は、世界的に活躍している人のことだと思っていました。しかし鍵山さんは、すばらしい国際人とはすばらしい日本人のことだ、と言いました。自国の歴史に精通し、祖国を誇れる人こそが国際人なのです。
    数か月前、日本では東日本大震災が起こりました。壊滅状態にあった道路の一部を数日で復元させたことや、強い精神力を持ち、復旧へ取り組む人たちの姿は、世界でもたたえられました。3か月たった今でも多くの人がボランティアで東北地方を訪れています。また、日本各地の街頭で募金活動を行っています。私は、祖国を誇れるすばらしい日本人…まさにこのことだ!と思いました。

    この本を読んで、私は自分を見つめなおそうと思いました。今の若者は政治に無関心、活気がないなどと言われています。それは日本のことをよく知らないからではないでしょうか?この本は、そんな若者に読んでいただきたい一冊です。(936字)

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    投稿日:2011.06.22

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