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ひずき優, まち / 集英社コバルト文庫 (6件のレビュー)
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ゆづき
本と一生を過ごしたい令嬢アムネリアと図書館と公爵の息子兄弟のラブコメディ。少女小説らしい甘さ軽さが胸焼けの手前で引き返す程好い匙加減で、不器用で硬い兄と愛され上手な軽い弟との三角関係も可愛くて、微笑ま…しい。アムネリアが突っぱねつつも惹かれるウォルフラムをはじめ登場人物皆の魅力が自然と伝わり心地好い。続きを読む
投稿日:2018.10.16
永杜
王都にきて、ようやく憧れの幻想図書館へ。 そこで出会ったのは、幼いころにあった青年。 とにかく本大好き主人公。 時間も忘れ、寝食も忘れる勢いで本を読む。 当然訪れた図書館でもそんな状態。 うらやまし…い限りです。 とはいえ、貴族にありがちな結婚話もやってくる。 兄と弟との取り合い? と思ったのですが ヒロイン(?)は別にいました。 主人公が危険な状態は一切なし。 危険だったのは別ヒロインで、助けの前後があるだけ。 主人公は本が好き、という特性なので そこの描写があるだけ。 一応兄弟との話はありますが、そこまで糖度が 高いというわけでもなく…。 まぁ願いが叶いそうでよかったね、な最後です。続きを読む
投稿日:2016.04.08
うらこ
このレビューはネタバレを含みます
メガネを外せばかわいいのに、メガネをかけて本を読みふける変わり者の令嬢アムネリア。本が好き、しかも堅い本だけじゃなくて、恋愛ものも何でも来いってところとか、読み出すと寝食を忘れてしまうところとか、身近な感じでついつい一気に読んじゃいました。 王都に行ってまっさきに向かったのは「幻想図書館」で、そこで出逢った男性は昔に出逢った男性で、名前がクラウス。 あれ?最初の登場人物のところの名前はウォルフラムで、名前が違うんですけど・・・。って思ってたら、それが中盤に出てきました。 アムネリアのお見合い?の相手がクラウスと知って、ちょっといいかもって思ってたアムネリアでしたけど、人が違う。 ウォルフラムが語っていただけだったんですねー。 もし、図書館でアムネリアが自分の素性を正しく伝えていたら、ウォルフラムは早々に自分の本当の名前を教えて、自分が婚約者にしてたのかなぁなんて。 ヨゼーファが登場したとき、ああ、これはクラウスの相手になるんだろうなぁって思ってたんですけど、これは予想通り。ただ、婚約はヨゼーファが大人になるまで続行ってなったのは意外でした。 誰もが自分と弟を比べて、弟の方を選ぶって思っていたクラウスにとって、ウォルフラムなんて眼中になく、一途にクラウス、クラウスって言ってくれるヨゼーファって、年齢さえもうちょっと大人だったら、たぶんアムネリアなんてほっといて、ヨゼーファに行ってたと思います。 アムネリアの修道院入りを兄弟二人がかりで阻止しようとしてたり、クラウスがウォルフラムに嫌がらせでアムネリアにベタベタするあたりは、ちょっと笑っちゃいました。 これって、これで完結なのかなぁ。 ちょっとその後談も読みたいです。
投稿日:2015.07.03
あやな
久々に夜遅くまで読みふけってしまった あらすじと主人公アムネリアに惹かれて購入 彼女ほど本への愛情・知識量はないし、寝食忘れるほど、声かけられても気付かないほど本の世界に没頭することもないけど、それでも自分と似てるとこあるなぁと結構思ったかな 幻想図書館に手書きの書、羊用紙、もう色んなものが羨ましかったなー 物語の方は王道なとこもあるし、先が読める時もあったけど、写本の謎がいい感じに予測不可能なとこを出してたかと その一方でなんか構成とか兄弟、乳姉妹の性格に「ん?」って思うとこもあったけど、止まらなくなるくらいには面白かったかな あと読んでて、小さいう(=ぅ)の使い方がすごく気になる! そこ小さくする!?みたいのが数回あって、すごく小さいことなのに気になって仕方なかったわ
投稿日:2015.06.22
ひらがねん
本に関する描写がすごく魅力的で、それだけで引きこまれます。 ストーリーは王道。 まだ結婚したくないヒロインが、あれやこれや理由をつけて逃げるといった感じです。 これはまだシリーズが続くのでしょうね。気…になります。続きを読む
投稿日:2015.05.15
本読み隊
図書を愛するアムネリアの夢は、『幻想図書館』を管理している修道女になること。両親から顧みられることもなく、田舎で育った純朴な娘は、幼いころ川に流された本を拾ったことで知り合った少年と再会する。 社交辞…令にしても軽すぎる青年の言葉に反発するアムネリアだったが… 作者、久しぶりです。 三角関係の恋愛未満のロマです。 兄弟間の妬みに巻き込まれ、兄との婚約で自分の好きなこともできず苦悩するヒロインが不憫で、いい感じにプレッシャーのあるお話。 兄の狭量な嫉妬が、今どきのモラハラっぽくて怖いのだが、黙ってみていられない弟君の感情が良いです。 面白かった。 http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4421.html続きを読む
投稿日:2015.04.23
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