シャイニング(上)

スティーヴン・キング, 深町眞理子 / 文春文庫
(30件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
5
10
9
0
0
  • スティーブン・キングなんか怖くない

     キング先生、巷では「スティーブン・キング・オブ・ホラー」とか言われてますけど、どちらかと言うとサスペンス風かダーク・ファンタジー風な作品の方が多くて、ガチのホラーはそんなに多くはないような気がします(個人の感想であり、感じ方には個人差があります)。ただし数は少ないのですが、「IT」と「呪われた町」と、そしてこの「シャイニング」はガチで怖いです。あの読みながら鳥肌が立ちっぱなしな感じはなかなか他の作家では味わえません。

     で、本作の「シャイニング」です。映画では、ジャック・ニコルソン演じる主人公のジャック・トランスが斧でドアを壊して顔を覗かせてるビジュアルが強烈に印象に残っていますが、実は原作と映画では結構な差異があったりします。どっちも怖かったのですが、わたくし的には想像を巡らす余地がより多い分、原作の方が怖かったような気がするのですが、なにぶん読んだのが前世紀なものであんまし覚えてなかったりして(てへ)。

     でも長大な作品が多くて、電車の中で吊革につかまり立ちしながら読んでいて腕がやられた被害者が多い(ちなみにわたしは「IT」のハードカバーでやられました)ことでも知られるキング作品こそ電子書籍向けだと思うので、今回の電子化には含まれなかった「IT」とか、入手困難な「呪われた町」とか、泣かせにきた作者の狙い通りにまんまと泣かされる「グリーンマイル」とかどんどん電子書籍化されることを希望します。

     最後に、「スティーブン・キング絶賛!」みたいな帯が巻かれてる海外作品をよく見かけますが、「キングは誰でも褒める」ので、あんまり信用しない方がいいですぞ。これ豆な。
    続きを読む

    投稿日:2015.05.06

  • キングの小説でこれが一番好きです。

    この作品は映画監督のスタンリー・キューブリックさんも気に行って
    映画化されたのですが、著者のスティーヴン・キングさんが余りにも的外れで原作を理解
    していない映画だと言って腹を立て10年ぐらい前に自分が監督になって3時間半ぐらいの長編映画で
    撮り直しして発表したぐらいですから、その思い入れは相当なものです。彼自身が幼い頃に
    父親を亡くしているし、アルコール依存症だったようなので、小説は自伝を元にした
    フィクションなのかもしれませんが、作家自身の作品を生み出すときの苦悩から別人格の悪魔が
    自分に取り憑いてしまい、やがて妻や子供を・・・・・してしまっていく恐怖が上手く描かれていると思います。
    前半は、ある作家が人里離れたホテルに家族と一緒に冬の間だけ管理を任されますが、そのホテルでは過去において
    様々な怖い出来事が起きたホテルだったのです・・・ということでキャリーで有名になったスティーヴンキングさんの
    出世作であるこの作品を是非お楽しみください。
    続きを読む

    投稿日:2015.04.27

ブクログレビュー

"powered by"

  • ありんこゆういち

    ありんこゆういち

    内容
    "景観荘"ホテルはコロラド山中にあり、美しいたたずまいをもつリゾート・ホテル。だが冬季には零下25度の酷寒と積雪に閉ざされ、外界から完全に隔離される。そのホテルに作家とその妻、5歳の息子が一冬の管理人として住み込んだ。S・キューブリックによる映画化作品でも有名な「幽霊屋敷」ものの金字塔が、いま幕を開ける。続きを読む

    投稿日:2019.07.09

  • takaseki

    takaseki

    自分の持っている文庫の奥付が1986年だから実に約30年ぶりの再読である。
    カバーが変更されえているが、自分は前の「ホテル自体の不気味さが表れている前のカバーのほうが好み。
    それはておき。
    この頃のキング作品はよく読んでいたが、『IT』以後はほとんど追っていない。
    個人的にはやはり本作と『デッドゾーン』くらいまでが、キングのピークだと思う。
    (下巻へ続く)
    続きを読む

    投稿日:2019.03.17

  • bagel

    bagel

    スティーブンキング原作の映画「it」「スタンディングバイミー」の2作を見て、スティーブンキングの小説に興味を持ち、読みはじめた。
    なんとなく「it」に近いような、人間的な怖さをじわじわと感じるような作品だった。
    ジャック達が感じる恐れの描写があまりにも長くて、少し冗長に感じてしまった。 下巻が楽しみ。
    続きを読む

    投稿日:2019.02.07

  • 山賊

    山賊

    コロラド州の雪山にある架空のホテルオーバールックを舞台にした恐怖小説。
    父、母、男の子という構成のトランス一家が、冬の間外界から閉ざされるホテルの管理人を任される。
    オーバールックは歴史のあるホテルで100年近い歴史の中でオーナーが何度も代わり様々な人々に利用されてきた。その中で様々な事件が発生して亡霊の住まうホテルと化してしまう。トランス一家もここに至るまでに問題を抱えていて管理人の仕事を頼みの綱としてオーバールックにやってきている。
    閉ざされた世界で亡霊の住まうホテルの管理人を任された一家が辿る運命はいかにというのが本筋のお話になっている。
    20年前に読んだ小説で、読み返そうと何年も前から手をつけて序盤まで読んで積んでを繰り返していた。最近になってやっと再読が完了した。スティーブン・キングの小説の中で一番好きな作品なので楽しく読めた。
    続きを読む

    投稿日:2019.01.27

  • shaadi

    shaadi

    キングは年に1冊ぐらいしか読まないけど、今年はこのあたりで長編を、と思い選んだ。
    実は映画を観ていないので、この先どんなことが起きるのか、ドキドキするー!

    ダニーがいい子で可愛い。
    私だったら、下巻ですぐハローランを呼びたい!いつ呼ぶんだろう!絶対呼ぶよね?続きを読む

    投稿日:2018.07.29

  • dai-4

    dai-4

    大学生時代に映画版は観てるけど、原作は初めて。ってかキング作品を読むの自体、これがはじめてかも。ちなみに”百年の誤読”から。ただ映画版で印象に残っているのは、もはやジャックニコルソンの圧倒的演技くらいで、内容は殆ど覚えてなかった。上巻では、父の内に秘められた狂気性とか、あちこちに不穏な雰囲気を纏うホテルの描写とか、これから起こる悲劇の予兆があちこちに… 登場人物が少ないせいもあろうけど、リーダビリティの高さも特筆もの。続きを読む

    投稿日:2018.05.28

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

本棚の開き方(スマートフォン表示の場合)

画面左上にある「三」ボタンをクリック

サイドメニューが開いたら「(本棚アイコンの絵)」ボタンをクリック

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。