【感想】伊藤潤二の猫日記 よん&むー

伊藤潤二 / 講談社
(73件のレビュー)

総合評価:

平均 4.5
45
8
8
2
0
  • さすが伊藤潤二?

    猫を飼っている漫画家がついつい書いちゃう、よくある猫の観察日記的な漫画です。内容はごくごく普通の猫を飼っているご家庭の日常系なのにホラータッチで描かれたシュールさはさすがに伊藤潤二と言いたいですが、狙い過ぎててちょっといまいちでした。この手の手法で笑いを取るのは難しいですね。

    猫たちも特筆するようなエピソードもなく、ごくごく普通で面白くもなんともありません。猫たちは...。そう、これは猫の生態観察ではなく、伊藤潤二の生態を観察する漫画なのです。
    続きを読む

    投稿日:2015.04.12

  • 猫好きアルアルが笑える。

    ホラー漫画で有名な作者が婚約者の希望で猫と暮らす羽目になり・・・
    犬派だった作者が猫の魅力にとりつかれていき、プッと笑えるエピソードがあり面白い。
    評価4が星4なのは価格の割にページ数が少ないのか「もう終わり?!」と思えたから。
    続きを読む

    投稿日:2015.04.11

  • 伊藤潤二、もうひとつの傑作。

    ホラーコミックの奇才が、実際の日常をネタにマンガを描くとこんなことになるとは。

    結婚し、妻が飼っていた猫二匹と同居することになった、J(伊藤本人)。
    呪い顔で背中にドクロ模様を持つ「よん」と人懐っこい洋猫で噛み癖のある「むー」。

    ドクロ模様のよんに怯えながらも、
    徐々に猫がかわいいのはわかってきたけれど、
    どう接していいのかわからないJ。

    猫たちを巧みに手懐ける妻A子を真似てみるJの姿はまるでホラーのよう。
    見慣れる猫が蛇に見えたり、ゲロを掴んでしまったり。

    ホラー的描写が絶妙なギャグとして機能する、
    非常に稀有作家であり、その猫への愛が絶妙に空回りする愛すべき猫エッセイ漫画。
    続きを読む

    投稿日:2016.02.04

  • 伊藤潤二の猫日記 よん&むー

    伊藤潤二先生のホラーぼかりイメージしてたので意外でしたね。私も猫飼ってるのでよーくわかります。おもしろく読ませてもらいました。パート2希望です。

    投稿日:2020.01.26

ブクログレビュー

"powered by"

  • おかゆどん

    おかゆどん

    あの伊藤潤二がエッセイ漫画を!気になって買いましたとも!
    猫じゃらしで遊ぶ静と動の1コマが好きです。あと奥さんが始終白目なところが面白かったです(笑)
    もっとこういうホラー風味のエッセイ漫画描いてほしいな♪続きを読む

    投稿日:2024.03.13

  • MANA

    MANA

    怖くないよ、猫チャン

    猫を飼い始めた作者(ホラー漫画家)と猫の話。
    ギャグではないけど、猫を飼ったことがある人ならわかる小ネタが満載で、ぐふふと笑ってしまう。

    それにしても、同じ猫漫画でも描く人のタッチが違うとこんなに違うんだと、そういう今でもなかなか面白い。

    猫は正義。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.02

  • かおるひめ

    かおるひめ

    ホラー漫画家の伊藤潤二先生による、まさかの猫漫画エッセイ。
    全10話。おまけページ・・・お尋ね申す、J先生! 
    PHOTO GALLERY。あとがき。

    図書館に、店主の本棚という特設コーナーがありまして、
    今回は猫グッズの専門店の店主さんが勧める本を紹介。
    え、伊藤氏と言えばホラー。なんで?
    表紙の猫の絵からして、怖そう・・・だが、しかし・・・。
    猫の魔性に憑りつかれての恐怖の日々と思いきや、
    実は、猫の魔性に囚われての猫愛駄々洩れの日々。
    カラーの猫写真を見れば、その魔性に堕ちたデレデレさが
    伝わってきます。実際のヨンとムー、可愛いです。
    ホラーなテイストで描かれるのは、猫たちに好かれたい
    という気持ちがエスカレートしての、ギャグ化。
    ドクロを背負った呪い顔のヨン。
    初っ端からJ先生を篭絡した外国種猫のムー。
    マイペースで気まぐれな猫たちに、振り回される、J先生。
    猫推しで猫心を鷲掴みにし、J先生へマウントをとる、A子さん。
    ちなみにA子さんは妖怪えほん『とうふこぞう』の絵の人。
    それにしても、何度もページをめくってしまう、
    不可思議な魅力があるんだけど・・・これは誘惑の呪い?
    続きを読む

    投稿日:2023.10.09

  • tanu316

    tanu316

    面白かった。
    一般的に可愛い猫漫画が多い中、ホラー感(笑)
    これ1冊しか出ていないのが残念。また伊藤先生に続編出してほしいなぁ。

    投稿日:2023.06.20

  • かな

    かな

    「富江」「うずまき」などの作品で有名なホラー漫画家・伊藤潤二先生の、猫のかわいさに恐れおののく猫漫画。

    伊藤潤二先生が「認めん…認めん…認めんぞ〜〜〜」と言いながら猫のために動いているのが、もうおもしろい。
    猫飼いさんにはあるあると頷けるエピソードも多いみたいで、呪い顔の猫″よん″と外国種の子猫″むー″はどちらもかわいいのに、伊藤潤二先生のタッチになるとエピソードがほのぼのほっこりなだけじゃなくて笑えてしまうのが最高に好きです。

    猫好きさんはもちろん、犬派やハムスター派の方にもおもしろいよ〜と言いたい一冊。笑
    続きを読む

    投稿日:2023.06.02

  • 5552

    5552

    ホラー漫画家・伊藤潤二の猫マンガエッセイ。
    あの伊藤潤二の絵のタッチで描かれるニャンコがおどろおどろしい。
    特によん、は「呪いの猫」と、伊藤さんが評している通り横溝正史の小説チックな顔面で、駄目押しに背中に髑髏模様もあるホラー猫。
    まさに、伊藤潤二に出会うために生まれてきた猫、といっても過言ではない。
    のちに奥様となる婚約者の女性も、なぜかほぼほぼ白目で描かれている。(ご本人にすごく怒られたらしい)
    どちらかというと犬派で、猫はそんなに…だった伊藤さんが、あっという間に猫たちに陥落されていく姿が微笑ましい。
    2009年3月31日初版発行、2021年10月1日で27刷も発行されている、ロングセラー。
    続きを読む

    投稿日:2023.03.16

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。