【感想】新版・実践経営問答 こうして会社を強くする

稲盛和夫, 盛和塾事務局 / PHPビジネス新書
(25件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
9
7
4
2
0

ブクログレビュー

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  • こへ

    こへ

    このレビューはネタバレを含みます

    学んだこと

    ・真のリーダーとは
    集団を守ることによく考え、公平無私な心で判断ができる人。
    リーダーの第一の資質は深沈重厚。つまり、1番立派な人格とは常に深く考えて慎重で重厚な性格でしかも公平無私であること。

    ・中小企業が中堅企業へと伸ばすためには、実は多角化しかない
    多角化に成功する秘訣は、まず得意技を持ち徹底的にそれを磨くことから始める。
    そして新規事業はその延長線上で勝負していく。

    ・名経営者の条件とは
    └怯むことなく現場に赴き経営者としてではなく人間として何が正しいのかその1点で作業員一人ひとり捕まえて論争を挑んだ。
    徐々に従業員の考え方が変わっていき、従業員の人間としての生き方に対する考え方が変わった結果黒字になった。

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    投稿日:2021.08.22

  • moto946

    moto946

    このレビューはネタバレを含みます

    盛和塾という稲盛さんが創設した経営者向けの塾の参加者との対話(Q&A)形式で書かれている。
    塾生は中小企業の経営者が多く、生々しい悩みの質問が多く、経営の現場をリアルに感じながら読むことができる。

    稲盛さんの回答を通じて、この人は真の経営者であるということを感じた。会社、仕事、社員、顧客に真摯に向き合う姿が素晴らしい。


    原理原則は何かというと、正、不正の判断基準、または善悪の判断基準、公平、公正、誠実、誠意、愛情、正義、博愛、正直、素直等々のベーシックな言葉で表せる倫理観です。この倫理観を持っていなければ、ともすれば己の欲望が物事の判断基準になるというケースが多くなりがちです。

    会社というものはトップの器以上には大きくはなりません。したがって、人を治めるためには、経理・会計を治めると同時に、貴方の魅力、すなわち人間性・人格をもってしなければなりません。  では、人格でもって部下を引きつける経営者とはどういう人物なのでしょうか。私は、「仁」「義」「誠実」「公平・公正」「勇気」という五つの言葉で代表されることができる人だと考えています。つまり、思いやりがあり、義理人情に厚い人で、陰日向なく努力する人、そして人事に際しては私情を挟まず、事にあたっては決して卑怯な振る舞いをしない人です。しかし、よほどの修行でもしていなければ、このような人格が一朝一夕で身につくはずもありません。

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    投稿日:2021.05.06

  • ヒボ

    ヒボ

    このレビューはネタバレを含みます

    京セラを一代で世界的企業まで育てあげた稲盛和夫氏の著書。

    日本を代表する経営者として何を見、何を感じ、どう考え、何をしてきたのか。

    実体験をもとに多くの著書を出版してきた著者がボランティアで悩める経営者に道標を示す盛和塾で塾生の質問にアドバイスをおくる。

    まさに生きた経営学であり、マネジメントの教科書。

    説明
    内容紹介
    自らの実体験を率直に語り、問題解決に導く。稲盛流の「生きたマネジメント」が学べる本。
    内容(「BOOK」データベースより)
    あまたの困難、経営課題を乗り越え、一代で京セラを世界的大企業に育て上げた稲盛和夫氏。リーダーとしての日々の実践の中で培った、「判断力の磨き方」「社員のモチベーションの高め方」「危機に対応する方策」「リーダーたる心構え」など、経営のコツを、自身の実体験をふんだんに盛り込み熱く語る。名経営者の「生きたマネジメント」が学べる本。

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    投稿日:2020.02.18

  • maple

    maple

    盛和塾でのやり取りがベースになりますが、経営についての悩み事全般がまとまっていて、内容もリアルです。
    また、著者の回答もわかり易く経営者としての心得の書として、有効な一冊だと思います。

    投稿日:2019.06.12

  • 権藤優希

    権藤優希

    本書は、稲盛氏が塾長を務める盛和塾において、塾生である経営者からの質問に稲盛氏が答えていく「経営問答」の内容を掲載しています。

    経営者や組織のリーダーなら必ず遭遇する問題について、稲盛氏がズバリ答えていく様子は、まるでその場にいるような臨場感を味わいます。


    例えば、親の後を継いで二代目社長に間もなくなろうとしている経営者から、『社長とはどうあるべきか』という質問を受けます。

    稲盛氏はご自身の体験から、次のように答えています。

    『社長というのは物事を決める最終の地位ですので、決断の基準となる心の座標軸を持つことが大事だと思います。

    私は京セラ創業の頃、"人間として何が正しいのか"、"原理原則に基づいて経営する"ということを心の座標軸にしてまいりました。

    また、経営目標の達成について潜在意識に浸透するほどの強烈な願望を持ち、従業員から「社長が決めたことなら、必ず達成しよう」と思われるような、信頼され尊敬される人間性を備えていなくてはなりません

    私も京セラ創業三年目にして"全従業員の物心両面の幸福の追求"を理念に掲げ、人のために尽くすということを経営の基本におき、人格を磨きました。

    心を高め、利他の精神をもって経営にあたられると良いと思います。』


    本書で紹介されている質問の内容は多岐にわたりますが、稲盛氏の回答から伺えるのは、"やり方"ではなく"あり方"が土台にあるのだなということでした。

    経営のみならず、生き方についても大切なことを学べる素晴らしい一冊でした。


    私も起業したての頃に、メンターから「自分のことを100人の組織のトップだと思いなさい」と教わりました。

    現状に関係なく、自分は組織のトップであるという意識を持つか否かで、行動と結果が大きく変わることを学んできました。

    「有言実行を貫いて、仲間と共に豊かな人生にする」という目標を私も持っているので、それを実現させるためにも、日々ベストを尽くしていきます。
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    投稿日:2019.06.05

  • kamitako

    kamitako

    稲盛会長の思いの一端を概観できる。私の故叔母の店にお忍びで来店し、ビール一杯と枝豆に一万円を払って帰るエピソードを聞いたのが懐かしい...。

    投稿日:2018.12.25

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