【感想】最終退行

池井戸潤 / 小学館
(141件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
19
57
50
7
0
  • 半沢よりもお勧めです。

    とにかく面白かったです。半沢ものは、痛快だがどっちもどっちという感が無くもないですが、本作品の主人公はものすごく魅力的で、共感できました。まやをはじめ、脇を固める登場人物も最高です。半沢ものに、今ひとつの感想を持っている方に、ぜひお読みいただきたいです。続きを読む

    投稿日:2015.05.03

  • 共感

    昔の銀行ってこんな感じだったんだろうな〜と思ってしまうほど、今も多少の名残が…
    組織に対する反発をあんな風にぶちまけられたら、どれだけ痛快なんだろうって思いながら読みました。
    また、主人公が中間管理職だから面白い。
    つくづく池井戸さんの世界だな〜と思いました。
    続きを読む

    投稿日:2016.02.07

  • 主人公が活き活きと描かれています

    出だしはえっと言う感じでしたが、読み進んでいくうちにいつもの池井戸ワールドにどっぷりでした。
    特に主人公がいかにも人間くさく、仕事、家庭、恋人等との狭間で葛藤する様子がしっかりと描かれています。また、脇を固める登場人物もいいのか悪いのかもファジーでそれもよりリアルさが出ていると思います。
    また、典型的な悪役である頭取の破滅が男のロマンから始まるという点や、妻に対するちょっとした報復も、そうきたかという感じでなかなか練られたストーリーだと思います。
    とにかくおすすめの一冊。読んでみてください!
    続きを読む

    投稿日:2015.08.15

  • うーん。

    面白いけど、リアリティが無いないとういか、ドラマ向けというかフィクションだなと思ってしまう。
    随所に池井戸作品の良さはあるが、一気に読んだという感じではない。

    投稿日:2015.08.31

  • やっぱり面白いですよ

    結末はいつものパターンになると思って読んでいたもの、やっぱり面白い。

    投稿日:2015.12.29

  • 素晴らしいの一言!

    半沢直樹シリーズから池井戸さんの本を読み始めたが、これも他のものと変わらぬ大作の一つだと思う。
    読み進めていくごとに夢中になり、あっという間に読み終ていた。素晴らしい大作だ。

    投稿日:2016.12.21

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ブクログレビュー

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  • bonz

    bonz

    池井戸さんの作品らしく、最後までドキドキしっぱなしであった。さらに、現実離れしている場面が少しあり、読み終えるまで飽きなかった。

    投稿日:2023.12.30

  • masajichan

    masajichan

    「負け組」と言われる東京第一銀行の副支店長・蓮沼鶏二は、締め付けを図る本部と、不況に苦しむ取引先や現場行員との板挟みに遭っていた。一方、バブル期の経営責任もとらず、公的資金に頼りながら、なおも会長として院政を敷く元頭取を陥れようと策謀を巡らすリストラに遭った行員。その攻防から銀行ぐるみの不正の匂いをかぎつけた副支店長は、組織に反旗を翻す。攻守ところを変えるスリリングなドラマから現代サラリーマン社会の構造的欠陥を浮き彫りにする。

    最後すっきり!
    しかし、不倫はいかんわ。
    続きを読む

    投稿日:2023.09.21

  • S.N.

    S.N.

    損得よりも自分の正義や信念を貫くことの
    格好良さが感じられる作品。
    宝探しのロマンが散りばめられていて
    わくわく感も感じられる!

    投稿日:2023.05.03

  • nickey

    nickey

    銀行員の戦いと葛藤の話。
    あと夫婦関係、不倫の話も。

    男性社会の足の引っ張り合いについて、心理描写が細かく書かれている。

    悪の設定が、あくまでも小説という感じがして、生身の人間関係の詳細さに比べて大雑把な感じを受けた。続きを読む

    投稿日:2022.09.06

  • てつ

    てつ

    終戦間際に敗色濃厚な日本軍が再興を期して東京湾に何兆円にもなる財宝を沈めた、いわゆる「M資金」伝説を素材に不遇の銀行マンが悪事に立ち向かう金融勧善懲悪物語。
    都銀でも「負け組」に陥った東京第一銀行。その羽田支店副支店長・蓮沼鶏二が主人公。彼は融資課長を兼務し、いつも遅くまで残り最終退行が常だった。上司の谷支店長は自らの出世にこだわり、部下をいたわらない男。能力のある蓮沼を認めようとせず、無責任な態度で蓮沼に負担を覆い被せる。
    蓮沼はある時、東京海洋開発という見慣れない会社に多額の融資をする稟議書を発見、不審感を抱く。
    東京海洋開発はM資金に絡めて金を稼ごうとする新川という男が営む小さな調査会社で東京第一銀行の久遠会長に詐欺を仕掛けようとする。
    一方、頭取時代のバブル期に放漫経営を重ねた責任も取らず会長として院政を敷き、なおも私腹を肥やす久遠はM資金詐欺を逆手に取り、裏金のマネーロンダリングを企てていた。
    蓮沼は本部の「リバイバル・プラン」に基づき取引先の中小企業・田宮金属工業からの強行な貸し剥がしを命ぜられる。苦悩する蓮沼に代わり3億円を返済させた谷支店長は「融資予約」という禁じ手を取りながらそれを果たさず田宮社長を自殺に追い込む。しかも、その責任を蓮沼に取らせる。
    蓮沼は家庭でも妻から冷たく扱われ破れかぶれになりながら、元部下で銀行の体質に見切りをつけ東京海洋開発に入れ込む塔山に気持ちの上で通ずるものを感じる。
    久遠会長の不正に反旗を翻し、なんとしても裏金の存在を実証しようという蓮沼の執念は塔山の協力を得て最終的にM資金に繋がる久遠のマネーロンダリング暴きへと向かっていく。
    逆境を乗り越え、不屈の闘志で好き放題な振る舞いをする権力者に逆襲するという池井戸氏お得意のパターンとわかりつつ、のめり込んでしまう作品である。
    続きを読む

    投稿日:2022.03.05

  • かづき

    かづき

    古い池井戸作品を読んでみました。
    専門的な言葉も多かったのですが、読みやすく一気に読み終えました。

    投稿日:2022.02.15

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