【感想】ようこそ、わが家へ

池井戸潤 / 小学館
(629件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
89
260
202
22
3
  • 面白さ「2本立て」!

    池井戸さんらしさ爆発の「会社内」サスペンスの物語が描かれる一方、同時並行で今作では主人公に振りかかるもう一つの「私生活」を巡るサスペンスの物語が描かれ、今1作で2本分の面白さが味わえる作品となっています。それぞれの物語の描かれ方が少し物足りないと思われる部分とも裏腹だとは思いましたが、一気に読ませる面白さは今作でも健在ではないでしょうか。「会社」と「私生活」それぞれでそれぞれの「問題」を抱えている部分は人それぞれである訳で、今作はそういうある意味万人が共通して持つ「悩み」の部分を物語的な誇張はありながら、池井戸さんなりに提示した作品なのかも知れません。続きを読む

    投稿日:2015.03.31

  • 読みやすい!

    テーマが身近で、お茶の間感覚な部分もあって、それでもぐいぐい引き込まれてしまう、池井戸作品はいつも一気に読ませられてしまいます。ドラマならエキストラ、な倉田さんが、だんだんおとこ前に見えてきてしまう、そして、最後には、あ~、こんな倉田さんがいいなあと思うのです。続きを読む

    投稿日:2015.03.31

  • 月9でどう描かれるのか

    月9でドラマ化されるとのことで、読んでみました。
    銀行の出世争いから離脱し、取引先に出向した主人公を巡り、社内とプライベートで同時期に問題が起こります。
    個人的には、家族の描写をもっと丁寧に、深く展開した方が面白くなると思ったけど、逆にさらっと読むことができました。
    やっぱり銀行ネタの方が得意なのかなと思いましたが、誰にでも起こりうる「ゲーム」は、日頃の自分の言動を注意せねばと十分に考えさせられました。

    ドラマと小説では設定が微妙に違いますが、小説でテンポよく進むストーリーがどう描かれるのか、楽しみです。
    続きを読む

    投稿日:2015.04.19

  • 安心できる作り

    状況変化で揺さぶりつつも最後は程よくまとめる、池井戸作品の安定した、後味のよい安心感が大好きです。

    投稿日:2015.04.21

  • 銀行のお話ではないのね

    池井戸先生の本はほぼ読みましたが、読んだ後のスッキリ感が物足りない。。。
    半沢シリーズのような悪を退治して正義が勝つ!みたいなハッキリしたものはなく、
    でもそれゆえ、すごく身近に感じます。
    平凡な家庭が舞台なので、私にも起こりうる話でドキドキしました。
    続きを読む

    投稿日:2015.07.13

  • ノンストップリーディング

    日常の些細なことから巻き込まれる、人生において不必要な深刻な難題、仕事上での正義感から見逃す事が出来ない問題。2つのテーマ進行が終わりまで一気に読んでしまいます。

    投稿日:2016.01.04

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ブクログレビュー

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  • 小寅

    小寅

    Amazonオーディブルで聴いた。

    主人公の自宅周りのトラブルはあんまり面白くなかったけど、職場周りの方は面白かった。
    やっぱり池井戸潤は企業小説?が良いよね。

    投稿日:2024.03.09

  • しょう

    しょう

    主人公はやはり銀行員、真面目で堅実な家庭で過ごし、やっぱり堅実で実直な性格、不正は見逃せない。池井戸潤作品といえば主人公の性格はこれで決まりであるし、ミステリーの大軸は、主人公が真面目に仕事をする中で些細な違和感に気付き、調べていくにつれて、資金繰りに困ったやり手の会社・会社員が粉飾決算やら架空取引やらでその穴を埋めようと画策していたことが判明、なんてものばかりなので、話の筋は読めるといえば読めるはずなのだけれど、読み始めるとどうにもページを捲る手が止まらぬ面白さ。今回は主人公の個人的なトラブルも並行して進むところが他の池井戸潤作品との相違点だった。そのせいか、おそらく今までの池井戸潤作品の中で最も好きだった。主人公が銀行員だけでなく家庭の普通の父親としての一面も持っているせいか、日頃よりも一層等身大の主人公だった。最後はすべて解決して大団円、なんてオチは分かりきっていても、それでも真面目な人間が損して終わらない結末には感動せずにはいられない。続きを読む

    投稿日:2024.02.10

  • halcyon

    halcyon

    電車待ちの割り込みを注意したところ、相手から執拗な嫌がらせを受ける男性の話。
    会社内でもトラブルが発生し、私生活での嫌がらせに加えて仕事でも頭の痛い問題に右往左往するも、家族や部下の力を借りて問題解決に奔走します。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.23

  • Tatsuuuya

    Tatsuuuya

    池井戸潤の作品は、正義は勝つんだ!というヒーロー物語を読んでる気分になるけど、この本は主人公がすごく普通な人なので、日常に起こりそうな話に感じた。
    これはこれで池井戸潤の良さが出ててよい。

    投稿日:2024.01.22

  • おはな

    おはな

    このレビューはネタバレを含みます

    なんか普通にあり得そうで、
    一歩間違えれば現実的な話かもと感じた。
    他人って、そこらへんにたくさんいるし、その人がどんなことで傷つくかは、その人にしかわからないこと。
    言動には気をつけよう…。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.01.06

  • eriko310

    eriko310

    銀行から出向で総務部長をしている倉田太一。
    ある日、帰宅途中の電車で順番抜かしをした男を怒ってから、その平凡な生活は一変する。

    妻、息子、娘と暮らす家や車に、悪戯ではすまないようなことが起こり始めるが、なかなか犯人を突き止められずにいた。防犯カメラを仕掛けるも、なかなか犯人の姿は見えない。

    一方で職場でも営業部長の不正やらなんやら、倉田太一の悩みは尽きない。

    犯人は一体誰なのか。

    なんだか不完全燃焼だったかな。
    妻の通っていたレザークラフトの先生なんて、凄く怪しいなと思ってたのに関係なかったしなぁ。
    ミステリーというよりは人怖かしら?
    続きを読む

    投稿日:2023.12.26

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