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花村萬月 / 文藝春秋 (8件のレビュー)
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総合評価:
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sonollia
このレビューはネタバレを含みます
初っ端から薬と血多めの章でウとなり、お母様の章まで辿り着けず。いつかリベンジ。 遠藤周作氏。初期作品とのこと。解説まで楽しく読んだ。解説では「図式的」「作品にテーマ盛り込みすぎ」。
投稿日:2018.10.09
rimi0014
恥ずかしい事にお名前すらも初めて知る本でした。 名前が渋いのか乙女的なのか不思議に思って手に取りました。 アングラな話題にも驚きましたが、ただアングラを扱っているだけでない自伝的な短編集は私に取って未…知なる新世界で衝撃的でした。 物語としてもエッセイとしてもあまりまとまりも無い物もありましたが、文章だけでも読んでいると何処か引かれる部分はありました。 何も知らない故に「何処までがフィクション?」と解らなくなりました。実体験としても、現実なのに想像出来ない世界です。 あまりアングラな話は勿論、音楽に対する知識も無い為、知らない単語や知らない知識が飛び交い、それらに対して長々と語る所は些か何回で読み飛ばしてしまいました。ちょっと文の一節ひとつひとつが長句感じる時もあり、読み辛さはありました。 設定だけで書いている様な浅さはなく、確かな視点を持って書いている事はひしひしと伝わり、もっと沢山の著作を読みたいと思う濃厚さがあり、興味深いです。続きを読む
投稿日:2016.09.01
文藝春秋公式
【「色」が象徴する生のさまざまな深奥!】紫に染められた祖母の髪、真横に疾る白い雪、黄色に咲き乱れる連翹。九つの色が読む者の心を染める。花村萬月が贈る短編小説の極み。
投稿日:2014.09.09
kotori
本のタイトルと筆者の名に惹かれて手にした一冊。 赤、は、はじめて村上龍の限りなく透明に近いブルーを読んだ感覚を思い起こさせた。あの頃は嫌悪でしかなくなぜこんな小説がいいのだろうと思っていたが、この題材…についてのこの感覚は今も変わらない。躯についての理解は以前よりだいぶ深められてはいるが、あるいはこのように言葉で表現されるほどに現実の事象に美を見いだせているのだろうか、私は。言葉が美しさについて誘惑をしかけてこなければ、この世はとてもぺらぺらしたもので終わってしまいそうだ。二次元をぬけられないような。 茶、は。 折に触れ読みたくなるであろう作品。続きを読む
投稿日:2014.04.14
NAUGHTY
九色の色をタイトルにして自叙伝的な短編。花村萬月という人、百万遍のときから感じていたけどかなりハードな人生体験をなされているようで今回の「色」でもちょっと理解しがたい。そら恐ろしさを感じながら読んだ。
投稿日:2013.12.08
おたね
久しぶりの花村萬月作品。 ドラッグとか暴力の表現が、未体験なのに目に浮かぶようで、眉間に皺をよせながら読む。 既読の「眠り猫」と「皆月」 を、久しぶりに読みたくなる。 でもたぶん、読めるのはこの二冊く…らいだと思う。 得意な分野ではないのに、この二冊はなんだか好きだったのだ。 この「色」は、あまり入り込めなくて何色か読み飛ばしてしまったけれど、「紫」と「灰」、あと、父親母親の話の「黄」「茶」はよかった。続きを読む
投稿日:2013.10.21
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