舟を編む

三浦しをん / 光文社文庫
(593件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
245
189
83
9
3
  • 「右」を言葉で説明するとしたらどう言いますか、では「愛」は…

    普段手にしている辞書が愛おしくてたまらなくなってしまうかも知れません
    辞書の編纂に人生を捧げる人達の姿に心を打たれます
    淡々と言葉が並んでいる辞書の裏に隠された
    人の思いと努力に頭が下がる思いでした

    きっと「右」や「愛」を辞書で調べてみたくなりますよ
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    投稿日:2014.04.19

  • 辞書をつくるのって、大変なんだなぁ!

    昔、親父が持っていたいろんな辞書を読む(というか見る、というか眺める)のが
    好きだったころを思い出した。何の気なしに見ていた辞書を作るのが
    こんなにも大変だなんて想像もしなかったなぁ。
    ましてや、15年をかけて1冊の辞書を作るなんて壮大過ぎて、、、。素晴らしすぎる。
    載った言葉の先にいる人たちのことを考えながら辞書を見たら、どういう気持ちになるだろう。
    また昔みたいに、辞書を眺めたくなった。

    文庫版には、まじめくんの手紙が収録されていると! これも買うか!
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    投稿日:2014.04.18

  • 言葉は生き物

    辞書はこんな風に、途方もなく長い時間をかけ、地道でひたむきな仕事に取り組む人の手によって編み出されてきたのですね。
    読み終えると言葉が愛おしく思え、美しい日本語を大切にしなくてはと感じました。
    辞書によって個性があるというのも驚きでした。
    飾っておくだけではもったいない!たまにはひも解いてみよう。

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    投稿日:2014.04.30

  • 美しい言葉が心をつかむ

    このようにレビューを書いていても、三浦しをんさまに嫉妬します(おこがましい話ですが・・・)。美しい言葉の数々。「主人公マジメ氏の恋愛の章」の締め一行前の言葉が「・・・月夜だ。」。そしてカグヤさんの目は・・・。こんな心の綺麗な文章をどうやって紡ぎだすのだろう。
     全編を通しての主人公はマジメ氏ですが、何の違和感もなく、むしろごく当たり前のように各章の中心人物は変わっていきます。辞書が(実は辞書に限らずほとんどすべての仕事にあてはまると思いますが・・)一人の力でできるものではない事を感じさせる見事な構成だと感じます。 読んでよかった。
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    投稿日:2014.05.25

  • 海を渡る舟、大渡海

    長い年月をかけ地道な作業で辞書を作る人々、
    意が無くもしだいに情熱を傾ける人間模様、
    心の響く話で良かったです。
    言葉の海は広く深い辞書を活用しない私はいつも溺れてる気がする。

    投稿日:2014.04.22

  • 辞書通りの言葉の意味はわかっても、人間通しの生きた言葉は辞書通りにはいきません。

    玄武書房で働く編集者馬締光也(まじめみつや)。
    名前のとおりに真面目な男は、日頃雑に扱われてしまっている言葉にも敏感でした。
    そんな彼が異動を命じられたのは、辞書『大渡海』を編む辞書編集部。

    定年間近のベテラン編集者や老齢の日本語研究者には教わることばかりだが、チャラチャラした編集部の男は、馬締との辞書作りによって、徐々に辞書に愛情を持ち始める。
    そしてひとりのステキな女性。

    辞書通りの言葉の意味はわかっても、人間通しの生きた言葉は辞書通りにはいきません。
    果たして『大渡海』は完成するのか――。
    馬締は恋する気持ちを、どんな言葉で定義ではなく表現するのでしょうか。
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    投稿日:2014.05.08

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ブクログレビュー

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  • ari1012

    ari1012

    高校の頃、英和辞書で調べた単語にマーカーして、マーカーが増えるのが嬉しかったな。いまは、ネットでなんでも調べられてしまうけれど、辞書で調べる手間と辞書の触感は変えがたい。

    馬締の涙に、もらい泣き。

    投稿日:2019.11.17

  • かおりん

    かおりん

    辞書を作る人たちの大人の青春。馬締さんがチャーミングで思わず笑顔になりながら、でも終盤は感動して読み終えました。国語辞典、うん十年同じものを使っているので新しいものを買いたくなりました。

    投稿日:2019.11.15

  • matsutosho

    matsutosho

    辞書がなんでこんなに厚く、重いのか…。
    読み終えた後、きっとわかるはず、辞書という舟に込められた思いが…。

    投稿日:2019.11.13

  • 本は紙派

    本は紙派

    映画化もされた本屋大賞受賞作。
    辞書編集というあまり縁のない題材の「職業小説」ながらも巧みなストーリーと魅力的な人物描写でグングン引き込まれる内容。
    「言葉」に対してマジメすぎる変り者・馬締と彼を取り巻く人々。皆、優しいそして一所懸命だ。
    自分の仕事に誇りを持ち真摯に向き合う、その姿はやはり素敵なものだ。
    柔らかさの中に静かな熱意と清々しい感動を味わえる名作。
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    投稿日:2019.10.30

  • 松上左東

    松上左東

    言葉・日本語の素晴らしさを教えてもらった1冊です。

    誰かを楽しませたり、喜ばせたり、時には悲しませたり、人の感情を揺さぶることができる‘言葉’。だからこそ私たちは言葉をもっと知る必要があるし、正しく使う必要がある。例えば美味しくて感動した飲食店に出会った時に、誰かにその美味しさを説明する時に言葉を知らなければ伝えられない。伝えた相手が同じ飲食店に行き感動してくれた時には、伝えた側は教えてよかったと至福の時を迎えられる。なににせよ、言葉を上手く使えることで人を動かせるし、自分自身も変えられる。

    この作品は、何かを伝えることが苦手な私に勇気を頂けました。
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    投稿日:2019.10.24

  • キリュウ

    キリュウ

    辞書作りという普段は気にも留めていなかったことを題材にした作品。確かに辞書の分厚さやその内容の濃さを考えると簡単に作れるものではないとわかるが、まさか十年以上もかかるとは思わなかった。
    物語としては馬締が主人公になるのだろうが、他にも西岡や岸辺などもともと辞書作りに興味がなかった人たちの視点からも描かれているのが面白い。特に西岡視点は、自分はのめり込むものがなく、馬締のような才能あるものに嫉妬し、おまけにプライドが高いという共感できてしまう要素が満載でよかった。
    というわけで全体を通して楽しんで読めたのだが、女性ファッション誌で連載されていたからか、馬締、西岡、岸辺のすべての視点で恋愛要素が含まれていることが妙に気になってしまったので、★4。
    続きを読む

    投稿日:2019.10.24

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