新刊・予約
ランキング
セール
特集・キャンペーン
ジャンル一覧
詳細検索
0
高杉良 / 角川文庫 (8件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
jinmin
深く考えずに図書館の棚からとった本。 読み始めて出光興産が下敷きになっていたことに気づく。同社については、世代的にまず『海賊と呼ばれた男』を先に読んでいるため、本書に書かれていたことはある意味で衝撃的…だった。 高杉氏の他の著作から類推するやに、出光興産の現実の姿にどちらが近いのかといえば、本書だと思われる。労働組合がないこと自体も、もしかすると相当に時代錯誤だったのかもしれないが、驚くべきはその話すらタブーとされるという社の姿勢である。 どんな人にも光と陰があるというが、出光氏については、現代の尺度からすれば陰の部分の影響が大きすぎたのではないかと思わされる。続きを読む
投稿日:2023.09.18
マヨマヨ
「海賊とよばれた男」とセットで。 古臭い会社からフランクな外資系に転職できてよかった生真面目な技術屋社員の物語。 昔の話だけれど、出光興産の社風がなんとなくわかり、興味深かった。 ・「技術屋はいいよ…、どこへでも行けて。我々は会社を辞めたくなって、辞められないんだ。潰しがきかない。」 たしかに日本の闇。事務職はかわいそう。 ・話の本筋とずれるどうでも良い部分ですが、他のお方のレビューにもある通り、男女関係の古さに衝撃を受けた。女性がかわいそう。「家族サービス」とか。 また登場する企業人たちのビジネス感覚の古さにもびっくり、時代を感じた。 いたるところで彼らの認知的不協和を感じた。 ・スマートな紳士に描かれる義父に非常に違和感を感じた。こういう人嫌いだけれど、会社では評価される時代だったのだろうなあ。 家族のリーダーもちゃんとできない人物が、ちゃんと仕事ができるわけがない。自分が気に入った主人公と自分の娘を結婚させて、二人の相性とか考えてない、自分勝手。不幸を作っている。 わざわざこの結末にしたということは、モデルがいて、著者も嫌いなタイプなのかも? ・主人公は、騙されやすいかんじでヒヤヒヤするけれど、好感が持てた。続きを読む
投稿日:2020.10.23
ヤン・ヒューリック
海賊と呼ばれた男で賞賛された出光興産。 一方で、出光興産の裏の事情を小説化してデビューされたのが高杉良先生であり、今作は出光興産の裏の顔、内部事情の歪さを如実に描いている。 出勤簿がない。定年がな…い。大家族主義の闇を描いた作品は今ブラック企業に苦しめられている人に是非読んで欲しい。続きを読む
投稿日:2020.07.30
お手紙食べる方のヤギ
社労士の勉強をしてた時に専門学校の講師の方が紹介してた作品。不利益取り扱いとはどういうことかが肌感覚で理解できて良かった。
投稿日:2019.08.18
hideki
このレビューはネタバレを含みます
封建的な会社に勤めるエンジニアが、経営層の反感を受け、転職する物語。伏線として家庭不和や悲壮な恋愛物が描かれている点が面白い。
投稿日:2019.02.22
Yukirobbinson
海賊と呼ばれた男で描かれた出光興産を全く逆の視点から描写した作品。 一番の驚きは銀座のクラブで一目惚れした女性がまさかの父親の愛人。
投稿日:2018.05.04
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。