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近藤史恵 / 東京創元社 (235件のレビュー)
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総合評価:
sabachthani?
12
第二弾もやっぱり美味しそう!
三舟シェフの過去と意外な姿が見られる、「ビストロ・パ・マル」シリーズの第二弾。 前回と違ってギャルソンの高築くん視点だけでなく、お客さん視点の作品、フランス放浪中のシェフを当地で出会った日本人視点から…描くものとバラエティに富んだ内容になっています。 特に、三舟シェフの珍しい姿が見られる「マドモワゼル・ブイヤベースにご用心」とシェフ特製ヴァン・ショーの始まりを描く表題作は要注目。 さらっと交わされた会話の何気ない一言から真実を見抜くシェフの推理に拗れていたものが解され、相手の事を考えて作られる慈味深い料理に身も心も満たされる。こんな店が近所にあったら絶対に通う。続きを読む
投稿日:2015.03.02
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ゆきおんな
11
ヴァン・ショーを飲んでみたい。
前作より少し重めのお話がありました。 三舟シェフがさりげないけれど鋭い視点で、小さなモヤモヤを綺麗にしていくところは前作と変わらず心地よいです。 無愛想だけど、大切なことは間違えない三舟シェフが素敵で…した。 日々の生活に流されて、大切なことを見失ってしまう事って誰にでもあるのでは?と思います。大切なことをごまかさないで生きるって難しいけれど、そうありたいと感じています。 今作も口にしたことの無い食材やメニューがたくさん出てきました。 中でも一番気になったのは素晴らしい香りがするというヴァン・ショーです。 春だというのに雪がちらついています。 あったかいヴァン・ショーで心も身体も温まりたいです。 続きを読む
投稿日:2015.04.08
真樹
7
食べたくなるミステリー
読んでいて、登場する食べ物がどうしても食べたくなるミステリーと言えば、 私にとっては、北森鴻の香菜里屋シリーズ。 ふらりとお酒の飲める店に入る度胸はないけれど、 あのビールと食べ物の描写は刺激的で、読…んでると無性にお腹が空いてきた。 このビストロ・パ・マルシリーズに登場する料理の数々も、とても魅力的! フランス料理なんて敷居が高いけど、話に出てくる料理の数々が どうしても食べたくなって、うずうずしてくる・・・ 謎を提供する登場人物も、普通の市井の人々ながら一癖ある面々。 とても楽しく読める一冊です。続きを読む
投稿日:2015.05.09
みか
4
美味しくて、優しい
フレンチのビストロ“パ・マル”を舞台にした『タルト・タタンの夢』の2作目。 またまた美味しそうだし、優しいし、サクサク読めるし、ほっこり癒される。 どんな経歴で“パ・マル”に至ったのか謎だった三舟シェ…フのフランス修業時代のお話では、あの癒しのヴァン・ショー誕生のきっかけのエピソードがあったり。 第3作も出版の予定だとか。待ち遠しい。続きを読む
投稿日:2015.04.09
SEIJI
3
三舟シェフの過去
前作『タルト・タタンの夢』で描かれた”ビストロ・パ・マル”のシリーズ第2弾。 今回は三舟シェフの若かりし頃の姿や以前いた店の一端が垣間見える話も描かれていて 謎解きとともに楽しめるストーリーになってい…ます。 続きを読む
投稿日:2015.03.13
Dumpling Junky
マジック
すっかりこの作者がオーナーを勤めるビストロ パ マルの世界に嵌まってしまいました。あっぱれなシェフの洞察力と美味しそうな料理の数々、そして繰り広げられるドラマ。実在するならば誰でも常連希望必須の店舗…ですね。次の三作目も今から楽しみです。続きを読む
投稿日:2019.08.15
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こっふ
このレビューはネタバレを含みます
氷姫から急に雲行きが変わった。解説にも書いてあるとおり、お店の中からお客さん視点でお話が進むようになった。 その後はシェフの過去話、ヴァン・ショーの誕生秘話(?)。 文体だけで言えば途中から変えないでそのままお店の雰囲気を残したまま進んで欲しかったな。 あと前回には無かった、悪意を持った人も出てきたし。 「出来るからこそ、やらない」ことはすごく響いた。 可能と実行は違うよね、そうなんだね。
投稿日:2024.04.11
ねこ
シリーズ2作目。 今作では、三舟シェフの修行時代の様子も描かれていて、謎めいていた部分が少し明らかに。恋愛要素もちょっと含まれていて面白かった。 ヴァンショーは、本を読むまで知らなかったけど、メジャー…なものなのかな。 シナモン、グローブ、オレンジが入っていて、弱った体に効くって、すごく気になる。 機会があったら飲んでみよう。 どの話も謎解きのあとで嫌な気持ちにならない、優しさのある終わり方なのが、このシリーズのよさだなと思う。 続きを読む
投稿日:2024.03.22
かんがるー
シリーズ第二弾 前作によく登場していたヴァン・ショー。私はアルコールを全く受けつけない体質なので飲んだことはないけれど存在は知ってました。シェフ自慢のヴァン・ショーは優しい味。それは秘めらたエピソード…が優しさに溢れていたからなんだなぁ。続きを読む
投稿日:2024.03.18
カツ丼だど
食事は食べることだけじゃなくて会話も食事のうちというフランスの考え方があると思えます。作者はフランスに何回も行ってる人ではないかと考えるほど風習などが細かく描かれています。今日のご飯も楽しみ(料理が食…べたい)になりました! つい出かける前に読んでしまうようなお話で、印象的なところが多かったです続きを読む
投稿日:2024.03.02
かりうさ
ビストロ・パ・マルシリーズで唯一読んでいなかった本作。 作者の方はフランスで暮らしていたのかと思うほど フランスの地域ごとの風習や、パンの種類や食べ方、サラダの種類に至るまで細かく描写されています。… 読んだ後はフランスの地方料理を食べてみたくなります。 カスレやサラダ・リヨネーズ、鴨肉のコンフィ、豚一頭のロティ… 食事とは一緒に会話も楽しむもの、というフランスの考え方はとても素敵だと思いました。 続きを読む
投稿日:2024.02.22
oop
「錆びないスキレット」 猫が出てきたので終始ほんわかとした 話なのかと思ったらスキレットが 錆びる原因が何ともやるせない話だった。 「憂さばらしのピストゥ」 そういえば前作で私の読み込みがあまくて 記憶に残っていなかっただけなのか シェフと志村さんの関係性や シェフの過去なんかが描かれていなかったけど 今回共通の後輩が登場して少しだけ シェフの料理に対する素敵なスタンスがしれ 同様に後輩がなかなかのクズっぷりに驚いた。 「ブーランジュリーのメロンパン」 確かに日本人ってふんわりとかもっちりした パンの方が好まれるのかなぁ~なんて 思いながら読んでいたら、思いのほか 親子の素敵な思いがしれた。 ふんわりもっちりとかのパンも好きだけど ハード系のパンも大好き好きです。 「マドモワゼル・ブイヤベースにご用心」 要領のいいというかまったくもって好きに なれない女性でしたね。普段のペースを 乱されたといえど毅然とした態度をとった シェフを見直したお話でした。 「氷姫」と「天空の泉」は普段の話の 流れとはちょっと違う感じでしたけど、 「天空の泉」で若き日の三船シェフの登場や ビストロ「パ・マル」のメニューの原点 みたいなのが分かって面白かった。 「ヴァン・ショーをあなたに」がすごく やさしい話でビストロ「パ・マル」の ヴァン・ショーの原点でありつつも 三船シェフがいなかったらその 「ヴァン・ショー」も消えていた・・・ そして一概には言えないけどフランス人と 日本人のちょっとしたことだけど大きな 違いが分かる話が面白かった。
投稿日:2024.01.31
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