乙嫁語り 7巻

森薫 / Fellows!
(69件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
20
29
12
0
0
  • 二度見した表紙

    表紙を見たとき、「乙嫁語りの同人誌?」と2度見した。

    それくらい違和感がある絵柄ですが
    絵柄の変更は意図的なものらしく7巻の主人公アニスの話限定だそうです。

    内容は過去にペルシャにあったという 縁組姉妹 を題材にしたもので
    異国の過去の風習に「へー」満載。
    日本の過去・現在には似た様な風習はないのでは?
    自国でも異国でも、過去に存在した風習に想いを馳せることは
    その時代を生きた人達を見る様で素敵ですよね。
    そういった意味では、いつもの乙嫁語りでした。
    話に起伏が少ないかなぁ…とは思いましたが。

    絵柄の変更も
    少し物足りない感もある話の起伏についても
    作者の森薫さんが乙嫁語り全体の抑揚の中で必要と判断したのでしょうから
    7巻の試みの是非は前後巻含めて読んで初めて理解されるのかもしれませんね。
    次巻は心情豊かなパリヤの話の様なので楽しみです。
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    投稿日:2015.02.15

  • お風呂で繋がる友情(^ー^)

    新たな乙嫁登場です。
    裕福で優しい夫のもとに嫁いで幸せな日々を送っているものの、どことなく寂しさを漂わせているヒロインです。
    侍女から聞いた姉妹妻という生涯の親友を作る風習を聞いたヒロインは、当時の女たちの社交の場である風呂屋でまだ見ぬ親友を求めることに…。
    どことなくマ○アさまが見てるみたいなノリですが、それまではただ夫に愛されるだけの従順な性格だったのが、どんどん積極的になっていくヒロインの変化が見ていていじらしくなってきます。

    場所が場所だけに、今回は刺繍や織物などの紋様は控えめで、肌色がこれでもかというくらい描かれています。そこにエロチックさはありません。あるがままをそのままに素で表現しています。外では夫以外には素顔をさらすこともなく民族衣装で肌を包み。女だけの社交場である風呂屋では、老いも若きも身分の差も関係なく肌を晒し、明け透けなくかしましく会話をして交友を深める姿。そこには男の立ち入ることの出来ない、もうひとつの世界が確かにあるのだということを見せてくれます。
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    投稿日:2015.02.14

  • 乙嫁の中でも特に異文化の雰囲気がすごく出ている、いい巻ですね。

    この巻はペルシャの都市生活の建築や風俗の描写がいいですね。これまでの巻がどちらかと言えば、遊牧を中心とした田舎生活中心だったのに対して、この巻は近世ペルシャの都市部が舞台。お金持ちのお屋敷の建築物の荘厳さ。星の見える夜のテラスで松明をつけて、大きなソファーに寝転びながら語らう主人と旅人。庶民が集うお風呂屋さんでの語らいや風習の目新しさ。新しい乙嫁さんが登場するサイドストーリーですが、すごくアクティブな展開ではありません。でも、都市や暮らしの描写が、ペルシャの歴史の悠久さや変わらなさを感じさせてくれる分、主人公の乙嫁さんの小さな寂しさ、ちょっとした喜びや戸惑いが、かえって際立って伝わってくるような気がしました。自分としてはすごく好きな巻です。続きを読む

    投稿日:2015.03.02

  • ペルシアの楽園

    作者本人がさっぱりめの絵柄にしたと言ってますが、決して手抜きではありません。
    テルマエ・ロマエもびっくりの風呂漫画になったので描き足りない気がするのかもしれませんが、
    絵柄の細かさは相変わらずで、描くところはしっかり描いてます。今回は特に植物が多いですね。
    話の内容的にもこの絵が合っていると思います。今回の乙嫁さんはふわふわしてて妖精さんみたいな人ですし。
    女の人は外に顔を出さない等々、イスラム教の文化は日本と違っていて誤解されがちですが、
    もともと根底には女の人や弱い人を大事にという考えがあるんでしょうね。
    今回の話でも、旦那さんがものすごーくお嫁さんを大事にしているのが分かります(笑)。
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    投稿日:2015.10.09

  • 番外編のようですが

    いつもと画風も異なり、主人公が出てこない巻です。
    従来の秀逸な描き込みとは違って、少女コミックのようにあっさりした印象ですが、
    ストーリーには合っていると思います。

    現代社会では貧富の差が問題になっていますが、
    ノブレス・オブリージュを体現しているような部分もあり、
    文化的な背景もポイントになっている気がします。

    次巻は通常ストーリーに戻るようなので、期待しています。
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    投稿日:2015.02.18

  • 毎回楽しみにしている作品です。

    今回も文化の違いによる考え方の違いなど丁寧で美しい絵と共に描写されていて興味深いお話です。スミスが旅で出会う人々。地域が変われば文化も違う。
    また新たな主人公の登場です。7巻では「姉妹妻」というのを初めて知りました。
    浴場は、普段外出をしない女性たちの憩いの場。そこで出会う女性同士の友情を超えた絆のような。異文化を描いたちょっと変わった雰囲気の作品です。
    次回も楽しみです。
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    投稿日:2015.04.15

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  • たなたな

    たなたな

    前巻の血なまぐさい戦闘の物語からは打って変わって、二人のご婦人が心を通い合わせて「姉妹妻」として結ばれる物語が描かれる。
    心温まる話として描かれているのだが、やはり私が男ということもあり、よそに相手のいる妻を思い複雑な思いを抱える夫に共感し、せつなさを感じた。続きを読む

    投稿日:2020.02.18

  • yuukimiyo

    yuukimiyo

    主人公のスミス君が逗留している友人の妻のアニスさんが中心の巻です。
    普段は友人さんの豪邸で不自由なく暮らすアニスさんですが、公衆浴場に出かけて友達になりたい女性が出来、なんとかお近づきになろうと考えをめぐらします。
    浴場のシーンが多く女性の裸の描写がたくさん出てきます。それだけではなく女性同士の友情という男性読者にとっては少しつらい話が続きます。

    姉妹妻とよばれる友情関係を結ぶあたりから、だいぶ大変なものを見ている感じが強くなるのですが、一方で悲しい展開に行くのではと心配しながら読みました。
    結果は、なんとも、個人的には想定外というか新しい価値観を見ているような流れで、一種作者の個性が出ていると思います。
    続きを読む

    投稿日:2020.01.15

  • polyhedron

    polyhedron

    戦争巻だった前巻とはうってかわって随分色っぽい話。姉妹妻という風習,今では廃れてしまったんだって。儀式も誓いもちゃんとやるママ友の超親友バージョンだったみたい。
    入浴シーンが多くて(服の装飾描かずに済んで)作画が楽だったそうな。続きを読む

    投稿日:2019.06.16

  • 探耽

    探耽

    19世紀中央アジアを舞台とした結婚物語の漫画第7巻です。
    スミスが旅の途中で訪れたペルシアが本編となります。
    そこで暮らすアニスがお風呂で姉妹妻を探す内容です。
    争いはなくても、日常には事件や悩みがあるものだなと思いました。
    8巻にも期待します。
    続きを読む

    投稿日:2019.03.17

  • acipin

    acipin

    いきなり違うマンガになったww 裸いっぱい。ねこもふもふ。そして巻末にカラーピンナップもついているという! 旦那さん人良すぎー

    投稿日:2019.03.02

  • 家の本棚

    家の本棚

    このレビューはネタバレを含みます

    第4の乙嫁、アニス編を収録!

    旅を続ける英国人スミスと案内人アリ。アラル海にある双子の村から山を越えて南下し、
    たどり着いた場所はペルシア。
    逗留先の主人から歓迎を受けるふたりであったが、そのウラでは第4の乙嫁アニスが、
    誰にも打ち明けられない悩みを抱えていた……!
    姉妹妻と呼ばれるこの地域の習慣を題材に、いま描き出される真の友情の物語。
    人気絶好調のシリーズ第7巻!

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    投稿日:2019.01.16

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