【感想】七色の毒 刑事犬養隼人

中山七里 / 角川文庫
(115件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
17
43
39
4
2
  • ドラマになるなんて。

    犬養刑事は誰がやるんだろ??
    どんなイケメンが出てくるか楽しみです。
    7つの短編集でした。
    一つ一つのお話に色をテーマにしたタイトルがついています。
    中山七里さんの本ならいつものことですが、各々のお話の最後にどんでん返しがあります。短いお話ばかりなので、その振れ幅はあまり大きくありませんが、実際に起こった事件の裏にはこういう秘密があった…
    という終わり方になっています。
    いくつか読んでいくうちに、あ、この人が真の犯人だな、となんとなく分かるようになります。
    でも、それでも、面白かったです。
    割とすぐに読めるので、通勤、通学にちょうどいいかと思います。
    続きを読む

    投稿日:2015.01.29

  • 七編どれも切ない。

    赤い水、黄色いリボン、黒いハトなど、色にまつわる七編の短編。登場人物から事件の犯人はなんとなく透けて見えるのですが、材料を犬養刑事がどう料理するか、どんな調味料で味付けするかが楽しめます。美形の刑事・犬養が話の途中からふっと登場するたびに、ワクワクしました。どれも粒よりでみごとに現代社会を切り取っていて、読後の満足感が高かったです。続きを読む

    投稿日:2015.03.04

ブクログレビュー

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  • pandaatom1

    pandaatom1

    短編のミステリーがあまり好きではないのですが、これは秀逸でした。短編集ながら一つのエンタメになっているなー、すごいな七里作品。

    投稿日:2024.04.06

  • ふくたろうのメモ

    ふくたろうのメモ

    これも犬養シリーズだったのか、
    短編でさくっと、でもぞわっと読めます。
    お互いが加害者、そして始まりは
    終わりに。

    投稿日:2024.03.23

  • 衣兎

    衣兎

    何だかバタバタ慌ただしい日が続いてしまって全く本が読めない時期が続いていたのですが、やっと読めたー!やったー!
    やっぱり活字はいいものです。

    前回初めて犬養刑事の長編を読んだのですが、今回は七つの事件が収録された短編集。とはいえ一つ一つの話の内容がとても濃いのでこんなに沢山読ませてもらっていいんですか!?贅沢すぎでは!?と思いつつ一気読みしてしまいました。
    犬養刑事が俳優養成所に通ってた、とかとにかくめちゃくちゃにイケメン、とかの設定はこの頃から生き始めた感じなんですかね?
    あと話が七つなのは虹色だけじゃなくて七つの大罪もかけてるのかなぁとか思ったり。

    私は犬養刑事の話はイヤミスものだと勝手に思っているのですが(定義に当てはまってるかは分からない)、今回の話も何と言うか……人間の悪意めちゃくちゃに煮詰めた感じの話が多くてうわぁ、となるものもかなりありまして。
    個人的に「黒いハト」、「青い魚」、「緑園の主」あたりはちょっときつかったですね……短編でよかったこれ長編だったら途中で挫折してたかもしれないと思う。

    犬養刑事の話、とはなっているけれどほんの少しだけしか登場しなかったりとか別の刑事との絡みなんかもあったりするので話が一辺倒という訳でもなく、やっぱり中山七里さんは話の組み立てが上手いなぁと思いました。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.27

  • 木綿豆腐

    木綿豆腐

    このレビューはネタバレを含みます

    短編集なのにどんでん返しもあってサクサク読めた
    ただ、急に犯人の過去の出来事が話に出てきてその出来事が動機になっている
    もっと丁寧に書いてほしかった
    短編集だからしょうがないのかな

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.01.05

  • 明智氷魚

    明智氷魚

    赤色の回で伏線を張り巡らして、紫色の回でキッチリ伏線回収かい。
    お見事、もう達人としか言いようが無い。
    これからもずっとついて行きます笑

    投稿日:2023.12.31

  • 崎新一

    崎新一

    色彩を意識させることで、その事件の解像度をあげ、より真相の理解が進んだ気がする。

    毒島でも思ったが、七里さんは作家を志している人に警鐘を鳴らしてくれているのかもしれない。もしくは、自分が特権階級で恵まれた才があるから、これほどまでの作品を残していることを主張したいのかもしれない。

    赤、黄では、特に時事的な事象と絡めてあり、実際に社会の影となっている人物、苦悩を炙り出していた。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.18

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