さらば国分寺書店のオババ

椎名誠 / クリーク・アンド・リバー社
(17件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
3
5
6
2
0
  • 椎名誠の原点、スーパーエッセイ第一弾。

    そもそもこの本及び椎名誠を知ったのが私の場合、FMラジオでやっていた「さらば国分寺書店のオババ」のラジオドラマだった。全10話で主に制服関係者に対する不満や偏狭な観察と独自の考察を「昭和軽薄文体」で毒を吐きまくるめちゃくちゃ面白いドラマだったのだが主演が当時「スネークマンショー」でノリノリの伊武雅刀があの声量でやったからたまらない・・・また最終話の後、原作者の椎名誠と伊武雅刀の対談もあり、今考えればすごく贅沢なドラマであった。

    とそのようなわけで本屋でこの本を手にしたのだが、それまではエッセイというと北社夫の「ドクトルマンボ-航海記」ぐらいしか読んだことがなかったのでこれもエッセイなのかと正直思った。というか普通のエッセイほど高尚ではないのでスーパーマーケット的エッセイという事で「スーパーエッセイ」と呼ばれていた。

    とにかく文体が「昭和軽薄文体」と呼ばれる独自の文体で「である」、「なのだ」などの断定口調で語られるこのエッセイは、他にも東スポの見出しのような例え(「全車両ギヤマンくずしの脂汗ねとねと陰獣ギャオスの背骨双手ひしぎ、血ヘドの逆襲」)が随所に登場し思わずにやりとしてしまうのである・・・・そしてこれが椎名誠の骨頂であるのだが、扱うネタが非常に身近で一度は自分自身も考えたことがある疑問や体験した事のあるささいな出来事を題材にまるでその事の裏にすごい陰謀や企みが隠されていることを例の「昭和軽薄文体」で妄想しまくるのである。あと身近に感じてしまうのが、心ではコノヤローとかコロス!とか思っているのに、口をついて出る言葉が「あの、あの、えーと」などの歯切れの悪い言葉しか出てこないという情けなさ・・・このギャップにも笑わされるし、そうそう俺もそうと共感してしまうである。

    とにかく電車の検札にドキッとした経験のある人は、本書を読むべし!と言っても旧国鉄時代の話が多いので現在のICカードでの自動改札が当たり前の方にはピンと来ないかも。
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    投稿日:2015.02.05

ブクログレビュー

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  • show

    show

    このレビューはネタバレを含みます

    どうでもいいことを延々と書いている。昭和軽薄体?なんだそれという感じ。
    同時代で読んでもやっぱりイマイチだったと思う。

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    投稿日:2017.12.12

  • のり坊

    のり坊

    何処にでもいる小市民の嘆きと愚痴。この雑文に出てくる岡留安則さんは那覇でスナックをやっている。こんなことってコンプライスに引っかからないのでしょうか。オババは直接実害をを受けることが無くなったので懐かしく正しい人となったのである。センチは道を殺める。続きを読む

    投稿日:2014.10.26

  • teds

    teds

    中学生の頃、ラジオドラマ化されたこのスーパーエッセイを聴き、原作を手に取ったことが読書大好き人間となるきっかけだった。
    人生に本は欠かせない。

    投稿日:2014.04.02

  • こまいぬ

    こまいぬ

    このレビューはネタバレを含みます

    文章がくどかった。
    国分寺書店についてがメインだと思って購入したが、残念。
    初めてエッセイで挫折するかと思った。

    本の雑誌血風録が楽しく読めただけに期待してしまったのが仇となってしまった。

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    投稿日:2014.01.22

  • tomorrow_92

    tomorrow_92

     読み終わって得るものは、な~~んもない。けど、それがいい。
     テレビ業界ではトリビアの泉以来、「ためになる系」の番組がゴールデンの主流を握っているらしいし、本業界でも「新書ブーム」が起こった。お手軽にためになる情報を手に入れたいという欲求はかなりの人に共有されているようだ。そんな中、この本はほっとんどためになることはない。俺は怒ったぞ~!!、ということを「昭和軽薄体」と筆者が名づけた文体で延々と、え~んえ~んと述べていく。それでも読み続けられるのは、文体の軽薄さの奥に筆者の人間性、人徳というものが確かに見えるから。がしかし、そこで早合点してはいけない。この本のメインは決してそこではないから。人間性や人徳なんかは、二の次。とにかくくだらない。そのくだらなさを楽しもう。
     なんかよく分からんが、僕はこういうのを楽しめる人とは、きっと仲良くなれる気がする。
    続きを読む

    投稿日:2011.01.23

  • george_osd

    george_osd

    椎名誠のデビュー作エッセイ。
    山とか海、キャンプ、旅、食にまつわる内容ではなく、社会(制服関係の人とか)に対する義憤を椎名誠独特の文章で描かれている。
    特にジャーナリスト批判のところが面白かった。一瞬、上杉隆が過ぎったが内容は椎名誠らしく、ナヨナヨした外見や寿司に対する文句だったり。続きを読む

    投稿日:2010.12.25

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