【感想】世界の10大オーケストラ

中川右介 / 幻冬舎新書
(7件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
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ブクログレビュー

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  • kazubook21613

    kazubook21613

    クラシック初心者が、どのオーケストラを聴けばいいのかなみたいな観点で、本書を読むと少し失望するかも。(私がそう)

    そもそも、この十のオーケストラはかなり恣意的に選ばれている。特にカラヤンとの関係がポイントになっている。

    どの章もその成り立ち、歴史を語るのに重きが置かれている。さながら世界史の現代史のお勉強をしているよう。

    それでも名指揮者の人間臭いところや裏話的なところ、知られざる一面が分かってそれなりに楽しめました。
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    投稿日:2019.10.05

  • bibliothèque

    bibliothèque

    このレビューはネタバレを含みます

    下記10楽団を、カラヤンとの関わりを規準に、設立から現在に至る、各楽団の成り立ち、方向性、演奏史などを鳥瞰している。

    ①シュターツカペレ・ベルリン
    ②NYフィル
    ③レニングラード・フィル
    ④ベルリン・フィル
    ⑤ロイヤル・コンセルトヘボウ
    ⑥チェコ・フィル
    ⑦イスラエル・フィルハーモニック管弦楽団
    ⑧フィルハーモニア管弦楽団
    ⑨パリ管弦楽団
    ⑩ウィーン・フィル

    世界の楽団には、歴史(戦争との関わり)やドラマ(指揮者の仲・タイミング)があるんだと学ばせてくれた1冊です。
    それにしても、小澤征爾はラッキーな指揮者ですね。笑

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    投稿日:2012.04.14

  • kaizen

    kaizen

    このレビューはネタバレを含みます

    シュターツカペレベルリン、ニューヨーク、ウィーン、レニングラード、ベルリンフィル、ロイヤルコンセルトヘボウ、チェコ、イスラエル、フィルハーモニア、パリ。
    の10のオーケストラを紹介している。
    指揮者の変遷の一覧表がある。

    10大を選んだ理由は、カラヤンを起点としているとのこと。
    若干納得がいかないところもあるが、自分では実際に聞いたところもない。

    CDなどで聞いたのもすべてではない。
    とにかくCDを、一度、全部のオーケストラについて聞いてみようと思いました。

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    投稿日:2012.01.15

  • bax

    bax

    このレビューはネタバレを含みます

    [ 内容 ]
    長い歴史を誇るウィーン・フィルですら一八四二年の創立だから二百年に満たない。
    つまりベートーヴェン(一七七〇‐一八二七)の時代には存在しなかったわけだ。
    かように近代になって誕生した「オーケストラ」は、きわめて政治的な存在であり、戦争や革命といった歴史的大事件に翻弄されやすい。
    「カラヤン」をキーワードに十の都市の十の楽団を選び、その歴史を、指揮者、経営者そして国家の視点で綴った、誰もが知る楽団の、知られざる物語。

    [ 目次 ]
    第1章 シュターツカペレ・ベルリン
    第2章 ニューヨーク・フィルハーモニック
    第3章 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    第4章 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団)
    第5章 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    第6章 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
    第7章 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
    第8章 イスラエル・フィルハーモニック管弦楽団
    第9章 フィルハーモニア管弦楽団
    第10章 パリ管弦楽団

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    [ 関連図書 ]


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    投稿日:2011.06.05

  • gen

    gen

    世界の10大オーケストラと行っても、その選択は「有名な」「上手な」という観点だけではなく、この本のテーマの一つであるカラヤンに関係するオーケストラが選ばれている。この選択は悪くはない。例えば、ロンドン響はないが、フィルハーモニアはある。普通に実力を考えれば、ロンドン響だろう。しかし、エピソードを考えるとフィルハーモニアのほうがおもしろい。この本が主に描く第二次世界大戦前後のころは、オーケストラ力学という意味ではかなりおもしろかった時代だろう。現代はそれに比べれば平和だ。エピソードはいろいろとおもしろく、それなりに楽しく読めるが基本的には二次情報で、大きな発見はない。クラシック好きの薀蓄という感じもある。続きを読む

    投稿日:2010.01.21

  • hosinotuki

    hosinotuki

    1、シュターツカペレ・ベルリン
    2、ニューヨーク・フィルハーモニック
    3、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    4、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
    5、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    6、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
    7、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
    8、イスラエル・フィルハーモニック管弦楽団
    9、フィルハーモニア管弦楽団
    10、パリ管弦楽団

    とても簡潔にまた詳細に、さらに指揮者のエピソードも淡々と述べられていて、面白かったです。全体的にカラヤンを軸としているので、その辺が公平ではないと思いますが、へぇ〜、とか、ほう〜、とか感心する場面がたくさんあります。
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    投稿日:2009.11.06

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