ぬけまいる

朝井まかて / 講談社文庫
(37件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
5
13
6
2
0
  • アラサー女子の旅、江戸時代Ver.

    女三人集まれば、姦しいのは今も昔も同じ事。
    娘時代に小町と呼ばれた幼なじみの猪鹿蝶の三人が、パッとしない気分を変える為、ノリと勢いで「そうだ、旅に出よう!」という物語。

    江戸時代に流行った伊勢参りがテーマですが、人物造形はまるで現代のアラサー女子達を見ているかのよう。
    家業の食堂を手伝いつつ作家志望のお以乃、親から継いだ店を繁盛させる女社長のようなお蝶、良いとこに嫁いだ若奥様のお志花。
    それぞれ「自分はまだイケる」と思っているけど、本当はもう若くもないことにも気付いている彼女らの気持ちには共感してしまいます。
    それに、ちょっとした冒険や大勝負もあり、クサクサしていた気分が上がるストーリーです。

    気心の知れた幼なじみだから、安心することもあればムカッ腹立つこともある。けれど、こんな風に仲間と一緒に旅に出たらきっと楽しいだろうな。
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    投稿日:2015.01.26

  • お江戸女3人のお伊勢まいりドタバタ道中

    なにかの拍子に「そうだ、お伊勢さまに行こう!」と思い立ったその時に、とるものもとりあえず、家族にも相談せずに、仕事もそのまま放棄して伊勢神宮へのお参り旅に行く事をぬけまいりといって、江戸時代に流行ったらしい。この物語ではかつてのおてんば3人娘(今は三十路前のお年頃)が、お茶してる時に「これからお伊勢さまに行こう」という事になり、そのままの格好で旅立つ事になる。
    ロードムービーならぬ、江戸時代ロードノベルみたいな感じで、気軽に楽しく読めます。
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    投稿日:2013.10.07

  • 時代小説だと思うとちょっと違うかも

    話はおもしろいし、街道の関所や川越えの仕組みなんかも興味深いですが、登場人物がどれも現代風すぎて少し違和感がある。

    投稿日:2015.03.21

  • 良いテンポで

    江戸時代のアラサーといえば,結構な年増なんでしょうが,何もかも捨てて女3人,伊勢参りに出かけてしまいます。

    途中,いろいろ事件もありながら,テンポ良く話が進んでいきます。
    細かい突っ込みはいろいろでしょうが,あまり深いことは考えずなかなか楽しんで読めるので,おすすめです。
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    投稿日:2015.07.12

  • 三十路間近の女3人伊勢参り

    女3人それぞれの事情を抱え伊勢参りに着の身着のまま、ろくにお金も持たずに出発することに。
    江戸から伊勢までの珍道中です。
    途中で、若い娘たちに騙されたり、ひょんな事から出会った男の店で大儲けしたり…。

    喧嘩したり、助け合ったり、気心知れた女同士の旅はテンポよく進んでいくのでとても読みやすいです。
    ラストはハラハラドキドキの賭場での騒動。
    友達っていいなぁって思える作品でした。
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    投稿日:2016.12.12

ブクログレビュー

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  • 葉月

    葉月

    歳を重ねても何者にもなれないところをお以乃さん
    懸命にやっているのに家族の中の立ち位置をうまくつかめない感じがするところをお蝶さん
    好きなことを諦めて家のためにいきてきたところをお志花さん
    少しずつ自分と重ねて感情移入しやすいと思いました。
    気を許せる友人があればとても心強いと羨ましく思ったりもしました。
    花札自体は家にあったからカードゲーム感覚で柄とか知っていたけれど、遊び方やどの札が強いかなどはあまり分からず、せっかくの面白さを受け取ることができずに残念です。
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    投稿日:2019.07.14

  • まさパパ

    まさパパ

    『恋歌』がONまかてだとすれば、本作はOFFまかて。
    よりカジュアルで気楽に楽しめる。
    でも、ONまかて好きなので。

    投稿日:2019.05.28

  • shushu

    shushu

    男勝りで博打の才のある「お以乃」
    冷静で武芸の達人「お志花」
    派手好きで商売の達人「お蝶」

    馬喰町の猪鹿蝶と呼ばれた少女たちも
    はや三十路手前
    さまざまな屈託を抱えてた3人がある日突然
    すべてをほっぽり出してお伊勢詣りへ♪

    旅の途中でトラブルに巻き込まれたり
    自分たちから首をつっこんだり。
    果ては大親分との大勝負。

    3人のキャラがそれぞれひきたち、最高の読後感

    長五郎も恰好いい♪

    朝井まかてって、こんな小説も描くのね
    引き出しの多い人だなぁ
    続きを読む

    投稿日:2019.05.25

  • gaf00761

    gaf00761

    前半は3人とも秘密を抱えて、重い雰囲気で進んで行くが、闘いや人助け、恋愛などの展開が次々と出てくるので、後半はあっという間に読み進められた。江戸に戻った後は3人はどうなるのだろうか?

    投稿日:2019.03.03

  • けんちゃん

    けんちゃん

    史実を交えた女版東海道中膝栗毛。ユーモアあり、最後のちょっとしたサプライズあり、各宿場の描写も興味深い

    投稿日:2019.02.05

  • かおるひめ

    かおるひめ

    若い頃は「馬喰町の猪鹿蝶」と呼ばれた三人組も今や三十路前。
    お以乃、お志花、お蝶は、ある日江戸から伊勢へと旅立った。
    それも、抜け詣り!
    立場は違えど、家に、境遇に鬱々としたものを抱える三人が、
    東海道を旅し、様々な事件に巻き込まれる、道中記。
    一膳めし屋のお以乃、御家人の妻お志花、小間物屋の女主人お蝶。
    かれこれ半年ぶりの再会が伊勢への抜け詣りとなったのですが、
    十八、九歳頃につるんでいた時とは異なり、それぞれの立場の
    違い、抱えている問題があります。それでも性格は変わらない。
    道中、それが原因で反目し合ったりもするのですが、
    いざ事件に巻き込まれると、過去のようにそれぞれの性格と特性を
    活かして一致団結する姿は、なかなかのもの。
    老夫婦を助ける人情物、恋に身を焦がす恋愛物、賭博場での
    立ち回り有りのアクション物と、バラエティーな内容です。
    それでいて、江戸、とりわけ東海道の風俗、伊勢詣りの様子等、
    きちんと描写されているところは、さすが。
    他の登場人物も良かった。特に、柄杓作りの正ちゃん(^^♪
    洒脱なご隠居一行も・・・彼等のように将来、三人組がまた、
    仲良くお伊勢詣りに出掛けられたら良いなぁと思いました。
    しゃんしゃんと♪
    続きを読む

    投稿日:2019.01.24

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