【感想】真夏の異邦人 超常現象研究会のフィールドワーク

喜多喜久 / 集英社文庫
(17件のレビュー)

総合評価:

平均 2.7
0
3
6
5
1

ブクログレビュー

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  • sukonbu

    sukonbu

    動物の不審死の噂を聞きつけ、超常現象研究会の合宿名目で故郷の村へやって来た星原俊平たち。謎の物体を追いかけた先で不思議な少女に出会いー。

    裏表紙には「SF青春ミステリ」と書かれてたけど、SF、オカルト(キャトルミューティレーションがメイン)、ミステリー、ひと夏のボーイミーツガール要素等がある。
    展開が平坦だった印象。
    一番残ったのはボーイミーツガール要素かなぁ…?
    ミステリーは読者が推理するタイプのものではないしね。
    表紙、あのシーンをイラストにしてくれたら良かったのに~
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    投稿日:2023.06.05

  • マルレラ

    マルレラ

    夏休み、大学の〈超常現象研究会〉に所属する星原俊平は、キャトルミューティレーション(動物の不審死)の噂を聞きつけ、先輩3人と故郷の村を訪れていた。空飛ぶ奇妙な飛行物体から突如現れた少女。捜査中に発見した人の手首。町外れの村で起こった事件の真相とは。

    SFオカルトミステリー小説で、話の設定自体は面白いと感じました。ですが、主人公が少女を宇宙人だと認識しないところや、伏線を多くはっていた割には、事件の解決があっさりしすぎていた所など、作品としては中途半端な部分が多い印象でした。
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    投稿日:2022.02.04

  • cidenon

    cidenon

    作者は『ラブ・ケミストリー』や理系ミステリーで有名な喜多喜久。
    この作者の本を読んだことはないが、とあるきっかけで『ラブ・ケミストリー』の結末を知ってしまい、かつその結末が気に入らなかったので、なんとなく避けていた。

    しかし、ちょうど夏っぽい本が読みたかったところに、ナツイチ対象本で素敵な表紙のこの本があった。
    表紙とあらすじから、ボーイ・ミーツ・ガールものかと期待して購入。

    ところが、確かに主人公(男)とユーナ(女)が出会いはするが、ユーナは活躍しない。
    というか、誰も活躍しない。
    主人公はユーナに惹かれているようだが、魅力は全然伝わってこない。
    何もアニメキャラのような極端な媚び方や、ベタベタな恋愛小説のあざとさを見せろというわけではない。
    そんなことをしなくても魅力的なヒロインはいる。
    ユーナの場合、全く日本語を話せないわけではないのだから、もっと会話させればいいのに。

    超常現象研究会のメンバーたちも、得意分野が活かされることはない。
    主人公の実はオカルト好きの面が役に立つわけでもない。

    ストーリーも事件がたくさん起きているようで、何も起きていない。
    主人公達が当事者じゃないというか、渦中にいないというか。
    「ミステリ本を読んでいる人」の本を読んでいる感じ。
    ハラハラしない、盛り上がらない。

    ミステリとしても並以下。
    伏線張るのが終盤すぎる。
    そもそも、SF+ミステリは難しい。
    なんでもありじゃないか。

    なにより、夏っぽさを感じることができなかったのが残念。
    私の想像力の欠如のせいだろうか。
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    投稿日:2020.10.07

  • no_identify

    no_identify

    このレビューはネタバレを含みます

    ミステリーというより、ファンタジーかな。

    キャラクターが少し濃すぎて宇宙人がいても不思議はない感じになってしまうのが好き嫌い分かれるところだろうか。あと犯人の豹変具合が急展開すぎる気がするのと、動機がちょっとピンとこない。少し全体として急展開すぎたのかもしれない。

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    投稿日:2020.03.23

  • ikezawa

    ikezawa

    酷い。
    宇宙人だとわかりやすい場面を見ているのに
    宇宙人だと認めない主人公より

    そんな展開を何度も繰り返すことに
    面白みがないと感じない作者に腹がたって
    読むのやめた。

    投稿日:2017.08.12

  • kagurin

    kagurin

    このレビューはネタバレを含みます

    科学なお話を書いてるイメージのある喜多喜久さんですが、
    SF?オカルト?ミステリー?なお話である真夏の異邦人です。
    もう、
    異邦人ってだけで宇宙人とか異世界人を刺してますよね!
    ハルヒか?!
    って、
    勢いの内容だったらどうしよう。。。

    主人公の星原君は元オカルト好き!
    ちょっとトラウマがあってオカルトを封印して生きてきた感じですね。
    僕なんかは、
    小学校の5年生の時にジョジョきっかけでタロットカードをGETし、
    そのままなんだかんだで占い師になってる人なんで、
    むしろ、
    周囲にいる天川さんや月宮さん日野さん寄りの人間です。
    つか、
    月宮さんはまんま超能力者さんなんですよね。
    ちょっと弱い能力だけど。。。

    オカルトを封印した星原君、
    宇宙人大好き天川部長
    予知能力者の月宮さん
    イケメンカメラマンの日野さんで超常現象研究会が合宿にいくことになる。
    場所は、
    星原君が昔住んでいた冥加村です。
    そこでは、
    きゃとるミューティレーションが行われた痕跡があるので調べに行くていです。
    夜、
    星原が見かけたものを追っていくとユーナとのちに呼ばれるようになる美人さんとエンカウント!
    わかりやすく言うとユーナが宇宙人なんですね。
    ユーナを加え、
    冥加村を調査を開始!
    と、
    思ったら事件が起こりそれを解決していくことになる超常現象研究会のみなさん!
    と、
    なるわけです。
    SFミステリーなのかな?
    でも、
    星原君がユーナLOVEになってるところから考えるに恋愛要素もあります!
    詰め込み過ぎじゃないかってやつですかね!
    まぁ、
    最後は丸く収まるのでありかな?

    星原君はオカルトを封印してたのに、
    引き込まれ、
    あげく、
    宇宙人に恋しちゃうしね。
    その他3名もオカルト好きで結構なことです!
    願わくは、
    この先、大学卒業しても仕事で趣味でオカルトを追っかけて行ってほしいですね。
    面白い世界なんで。
    なにしろ、
    現役の占い師が言うのですから間違いない!
    あっ、
    今は若干休業してますけどね。。。

    この真夏の異邦人なんですが、
    続けようと思ったら続けられるように終わってますね。
    2巻目でますかね?
    でも、
    話が壮大になりそうで微妙か?
    1巻で終わらせておいた方が良いか?
    どうなんだ?
    個人的には続けて欲しいぞ!

    斗南さんの存在に、
    ホムンクルスが出てきて、
    それが事件を解決するきっかけになるんですが、
    もっと、
    ホラー要素があると怖くてよかったのかもね。

    超常現象というか、
    魔術とか錬金術の方がやっぱり好きなんだな僕は。
    バシャールよりも座敷童派ですかね笑
    なんか、
    宇宙人ってなんとなく身近すぎて超常現象じゃないんですよね。

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    投稿日:2016.12.10

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