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水島広子 / 角川SSC新書 (9件のレビュー)
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総合評価:
tommuger
4
一家に一冊。
なんとなく生活に行き詰まりのようなものを感じてたので試しに読んでみたら思いのほか良書だった。 色々なシチュエーションで失望や絶望をし、「むなしさ」を感じたときにどう対処すればいいか書かれている。 …ある程度の成人なら一度ならずそのような状況に置かれると思うので、読んでおくとだいぶ違ってくるだろう。続きを読む
投稿日:2015.05.14
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shigehachiman
2
突き詰めると・・・
豊かな現代社会にあって、幸せを感じることができず、逆に「むなしさ」を覚えてしまう・・・・それがなぜおきるのか、どうすれば「むなしさ」から脱却できるかを説いている1冊。 ・自己肯定感を高める ・主体的…に生きる ・「得る」人生から「与える」人生への転換 ・他人を評価軸にしない ・「今(現在)」に集中して生きる といった方法を、事例を用いて分かりやすく語ってくれます。むなしさを感じていない人でも、参考になる良書です。 ただ、これを突き詰めていくと、「宗教」が説いていることと変わりないと感じます。科学は宗教と対極にあると思われる方が多いと思いますが、実は、「科学」は個人について何も回答していないということも分かります。科学万能主義=科学教で心の闇は癒せないのです。 著者は精神科医で、色々な人と臨床で出会っているのでしょう。一方、医学は科学の粋を集めたものでもあります。そしてその医学者が、行き着いた考えがこの考えであるならば、科学を突き詰めていくと、宗教に行きつくということでしょうか。科学はキリスト教教会から発展していますし…。 この本に共感できるなら、ほんの少し「宗教」の基本が書いてある本を漁ってみてもいいかもしれません。ただ、変な宗教に引っかからないことを願いますが・・・。 続きを読む
投稿日:2015.10.14
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rl
序章 「むなしさ」は「自分の生き方をチェックすべき」というサイン 第1章 「やっても仕方がない」と思うときの「むなしさ」―自分の人生をコントロールできないとき ▶︎p.25 身体の感覚(痛い、熱い…など)は、身体を守るために備わっている防御機能。感情も同じで、「その状況が私たちの気持ちや存在に対して、どのような意味を持っているか」を知らせてくれることで、自己防御につながる。例えば、不安は「安全が確保されていない」、怒りは「自分にとって何かがうまくいっていない」ということを知らせ、状況を改善したり、自分の考え方を見直したりできる。自分を守るのが、感情の本来の役割。 「やっても仕方がない」「どうせ結果が見えている」というときに感じる「むなしさ」は、本来、その状況で期待できる結果(ほめてもらえる、昇進させてもらえる、など)との「ずれ」を教えてくれている。つまり、このタイプの「むなしさ」は、「このままこれを熱心に続けていても、自分の生存にプラスにならない」ということを教えてくれる感情。「自分の人生をコントロールできないときに感じるむなしさ」。「このままこんな生き方を続けていてよいのか」を自分に問い直すとき。 ▶︎p.43 自己肯定感の高め方 自己肯定感を高めるには、「与える」こと。「何が得られるか」「自分はちゃんと報われるのか」などという「結果」についての憂いを手放し、ただ与える。すると次第に「むなしさ」から解き放たれる。人間は、相手に与えるものを自分で同時に受け取るから。 優しい気持ちで植物やペットの世話をする、職場のデスクをきれいにふく、寄付をする、など。 ▶︎p.55 本当の意味で自分を豊かにする「報酬」は、お金などではなく、自分を肯定できる気持ち。人から何をもらえるかは本質的ではなく、誠実に生きている自分、自分に正直に向き合い、できるだけの親切をしている自分を肯定できることこそが、本当の「報酬」であり、「むなしさ」からの解放につながる。主役はいつでも「自分」。 誰から何も得られなくても、「自分はこれでよいのだ」「これが自分の生き方なのだ」と肯定できると、「むなしさ」は無縁の感情になっていく。 第2章 心にぽっかり穴があいたような「むなしさ」―つながりや居場所がないとき ▶︎p.70 むなしいと感じたら、「頭であれこれ考えずに『今』に集中しよう」と思えば十分。そのままむなしさに浸り続けると、いつまでも「今」に戻れない。むなしさを感じたら、できるだけ早く「今」に集中する。すぐ仕事に集中できなければ、パソコンの画面をふく、デスクを片付ける、資料を整理する、などのことをしてもいいし、職場の皆にお茶を入れてあげるなど「与える」行為をしても「今」に戻りやすくなる。 第3章 「同じことの繰り返し」という「むなしさ」 第4章 人生の意義がわからないという「むなしさ」―「やりたいことを見つけよう」に惑わされない 第5章 自分という存在に意義が感じられない「むなしさ」 ▶︎p.123 自分が自分という存在を尊重できないのに、自分という存在の意義が感じられるわけがない。重要なのは「得る」ことより「与える」こと。自分が自分に対して「尊重」「意義」を与えてあげれば、それを感じられるようになる。人から与えられることを待っていても悪循環に陥る。 自分に与えるというのは、尊大になったり、他者から搾取することではない。他人に気を遣うくらいには、自分にも気を遣うということ。他人に言うように、自分にも「今日は疲れたでしょう」と言って、よく休めばいい。 虚しさを感じる時は、自分に与えているかどうかを振り返るとき。自分で自分自身を扱うのと同じような方法で他人に向き合うか、と考えてみると、自分がどれほど自分を粗末にしているかがよくわかるはず。 第6章 「変化」に伴う「むなしさ」 第7章 衝撃によって引き起こされる「むなしさ」 終章 「むなしさ」が強すぎるとき続きを読む
投稿日:2018.08.07
本≒人生
事例は多いが短文のため、共感性が低かった。 対応方法も抽象的で頭に残らない。 永田町での著者の体験談が良い。ただこれは他書ですでに紹介されているんだな。 最後の章になって、うつ病との関連が扱われるが、…ここからが実は本領を発揮しなければならないのではないだろうか。著者は精神科医なのだから。 ただ悪書ではない。むなしさは変化を求めるシグナルという主張は腑に落ちる。続きを読む
投稿日:2018.05.13
広島千代
読んで納得する部分が多々あり。自分は心の中にむなしさを抱えていると実感した。むなしさからどう前向きに切り替えるか、気持ちの持ち方が解説してあるので、参考になった。
投稿日:2017.09.07
ぽんだな
クライエントの簡単な質問に答える形で書いていて、その質問が自分にピンと心当たりがあるものだとぐっと親近感を感じることができた。
投稿日:2016.05.29
いたち野郎
むなしさってのは日常的に誰しもが感じるもの、というくらい普遍的な事例がいくつも出てくるんですが、どうも自分が感じているのはむなしさではないかもしれない…それはともかく完璧主義者が陥りやすい自己犠牲的な…鬱の世界といいますか、思考パターンというのはなかなか変えられないですけどクセをつけるための提言ってのがちゃんとあるなと思います。憎まれっ子世にはばかるってのは、このことの裏返しなんだなと…。続きを読む
投稿日:2015.10.08
tokyobay
一言で言えば「期待するな」。セミナーの悩み相談に医師が回答するという形式で、内容的にはありきたりで薄い。もう少し医学的な内容を期待していたのだが拍子抜け。
投稿日:2015.04.01
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